写真にとっての名脇役


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ここ数日ジメジメとしていますね。しばらくはスカっと晴れる日が少なくなりそうです。
そんな季節に似合うのが紫陽花ですね。青空よりも雨の似合う花。
これを撮ったのは曇りでしたが、雨の日にも撮りたい。

花にだって理想の天気や空があります。
向日葵だと積乱雲(入道雲)。コスモスだと巻積雲(うろこ雲)。

空という名脇役をしっかりと選んで、主役を引き立たせてあげたいですね。

 

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写真はピントが命? ボケたらダメ写真?


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桜バックにコアラの遊具。でもご本人はこの表情。『乗せられた感、半端ねー』、って感じです。
もうすぐで一歳と四ケ月。走り回るのがお好きなようで、じっとしないから撮影の難易度もあがってきております。LC-Aでも撮るんだけど、シャッタースピードが早くないとブレブレになっちゃいますね。
NATURA1600でも入れとけば撮りやすいのかもしれないけど、そこはやっぱり好きなフィルムを入れたいし。でも感度100だとちょっと厳しい。とまぁ、そこの葛藤も楽しいんですけどね。

 

写真はピントが命

特にプロの世界ではそう言われています。僕はトイカメラ使いなので、『ピントを命にしてそうなカメラマン』っぽくは思われないかもしれないけど、撮影の際に優先するポイントでもピントは上位です。というか、それありきで撮っています。

特にデジタルで撮る時は構図は二の次です。傾きがあってもトリミングすればいいという発想です。それよりも、ピントや一瞬の表情を大切にしています。
あくまで優先順位であって、構図や平行をおろそかにはしませんけどね。撮った写真で完成が一番なので、全てをバシッと決めれる瞬発力も大切だと思います。

 

だけど柔軟さも大切

LC-Aのピント合わせは目測で、調整はレンズ横のレバーのみ(80cm・1.5m・3m・無限大)。ファインダーを覗いてもピントが合っているかは確認出来ません。HOLGAに至っては、それが人や山の絵文字。ピントが命です、というには無理のあるカメラ(笑)。
∞で撮ったと思っていたら、最短距離の80cmだったこともあります。どこにもピント合ってない写真が出来上がります。
でもそれが妙に味のある一枚になることがあります。だから「ピント合ってない=ダメ写真」までの考えはありません。

もちろん、仕事としては求められていることをしっかりやるのが前提なので、どこにもピント合ってませんなんて当然NGです。
ただ、写真なんてほとんどの方が趣味です。なのに、ピント合ってないからダメ、構図がダメ、主題が分かりにくいからダメ、フィルムはダメ、デジタルはダメ、フィルムで撮ったらアナログプリントしかダメ、、ってなんかしんどいですよね。

もうちょっとこうした方が良くなる、というのは当然ありますけど、ダメと決めつけるのが好きじゃない。
花を踏んづけたり、桜の枝を折って撮影してたらそりゃダメですが、撮った本人は何かに気持ちが惹かれてシャッター切っているんですからね。それを簡単に否定することなんて、出来ないですよね。

僕はトイカメラが入り口だったお陰か、ピントのことなどに関しても『味があればそれでいい』という、緩い部分があります。だから割と、柔軟にカメラライフを過ごせていられるのかなって思います。

 

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ちょっとサバンナに行って来た。


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ちょっと時間が出来たので、LC-Aで野生のキリンを撮ってきました!!
あえてデジタルは持っていきませんでした。
いやー、やっぱり野生はすげーーです。みなさんもぜひ一度は行ってみて圧倒されて下さいね。
…なんてことを一度くらいサラっと言ってみたいな。

これは随分前に行った、大分県にあるサファリパークです。

キリンを逆光で撮影。シルエットでもキリンと分かりますよね。

前置きはさておき。
トイラボさんで連載中のコラム。アップされました。

今回はトイカメラの上達法。「逆光で撮ろう」です。

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粗探し。するのもされるのも嫌なもの。


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粗探し。写真でいうと、これをするのはおじさんカメラマンに多い。

まぁ、僕も充分おっさんだから、徹夜は辛いし、旅の疲れはなかなかとれないし、目眩はするし、肩は凝るし、腰が痛いし、目がショボつくし、階段は踏み外しそうになるし、全力でダッシュすると転ぶし、、、

って何を言わすねん!!

なんて一人ボケツッコミが出来るくらい、なんやかんやで病気もなく、美味しいものを食べてお酒飲めるくらい元気にやっているし、世の中にはもっとおっさんがいるから、まだまだ若い気持ちでいようと思っています。
風邪も全くひかないし、それなりに身体は丈夫だし。

いまのカメラ業界は、デジタル一眼やミラーレス一眼にトイカメラモードなど、さまざまなフィルター効果があって、緩い傾向になっているのに対し、そのおじさん達は逆にカチカチに固定されています。
「ザ・写真」という定義を外れない。だから、あれはダメ、これはダメ、そうじゃない、こうすべき、それはおかしい、なんて時代だ!昔はもっとホニャララ〜、と言う。
たぶん、悪意はあまりないんだろうけど、そんなダメな部分を探してばかり。職業病みたいなものかもしれない。

その定義は分かるけど、昔とは時代が違う。表現方法も広がっている。構図にだって縛られる必要はない。だから正解なんてないはずです。
あるとすれば、自分の表現方法が正解なんだろう。と僕は思っています。

だから実際、そんな人に会うと面倒くさい(笑)。良かれと思ってならいいけど、「それは違う」と言われるのはまた違う。まわりくどく否定や批判されるのもなんかね。

アドバイスと批判は違います。批判だって必要かもしれないけど、せっかく撮ったお気に入りの一枚も、ダメ探しをされたら、撮れた喜びも台無しです。写真なんてただの趣味。覚えていた方がいい知識はたくさんあるんだけど、本来はもっと自由にやればいい。

そしてそのおじさん達の戯言は、実は貴重な言葉もあったりするので、ちゃんと聞きつつも、華麗に流すというテクニックを身に付けると、いろいろと上手くいきます。


 

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写真に向き不向きはあるのか?


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先日、やりたいことに向き不向きはないと書きましたが、じゃあ写真はどうなんだと。
上手い人は確かに上手いですもんね。でも、これも向き不向きは関係ないですね、きっと。
きっかけがあるかないかです。

きっかけとは二つの出会いのことです。

僕は昔、フィルムの現像所に勤めていました。といっても写真に興味はなく、仕事なんて何でもいいやって思っていた頃です(笑)。
たまたま社員割引でデジカメを買えるとかで購入。そこから少しずつ写真の世界にのめり込んで、LC-Aを手に入れて、それが今日に続いています。これが写真に触れたきっかけ。出会いです。

これまでいろんな趣味をやっては挫折してきました。ギターや絵本作家などなど。 挫折した理由は情熱が足りないというよりも、結局は上達しないから。
上達しないのは、ただの練習不足もあるけど、その練習方法が間違っているからでもあります。どうしたらいいか、何をしたらいいかが分からないんです。

だから、もう一つの「きっかけ」とは、教えてくれる方との出会いです。
メンターですね。そういう人を探さなかったという方が正しいのかな。僕なら、ギターをちゃんと習っていたら、いまも何かしらの形でやっていたと思う。

だから、たとえば写真が上達したいなら、上手い人から習えばいいんです。 この人の写真いいなーって方が教室やっていたら、参加すればいいです。 別に僕から習って下さい、と言っているわけではないですよ(笑)。
高い技術を持っていそうな方でもいいし、単純に自分好みの写真を撮っている方からでもいい。 だからその人が教室の生徒を募集してたら、まずは飛び付きましょう。

はじめは下手でも、1人でも、楽しければいいです。 でも、どこかで行き詰まります。そこを越えるのって、ちょっと1人じゃ難しいです。写真を仕事にしたい人じゃなくても、たとえ趣味でも、上手い方がさらに楽しいです。当然ですよね。

楽しく上手く撮る、そのために習いましょう。
一生の趣味になれば、それだけでも毎日が楽しくなります。旅行に行きたくなるし、天気がいいと少し散歩して撮影したくなります。いつもの通勤路がちょっとキラキラして見えるようになります。
 

撮り方の本の効果はやっぱり薄いです。ネットで見ていても、簡単には上達はしません。僕もそういうコラムを書いてはいますが、どこまで効果があるのかって見えないし、読むだけで終わる方も多いと思います。

どんなことでもそうですが、多数に伝わるものほど効果は薄いです。ミュージシャンだとCDよりもライブの方が圧倒的に伝わりますよね。
伝える人数が少ないほど効果が出ます。

もちろん、独学で上手くなっていく方もいます。でもそういう方はもうベースから情熱が違います。趣味をこえた部分でやっている方です。

 

てことで、『無料でカメラの個人レッスン体験』実施中です(笑)。写真をやっていて、ここまで見たということは、2つ目のきかっけです。
大阪の方は対面レッスン、遠方の方はメールでのレッスンになります。興味あればとりあえずお話だけでもいかがでしょう? その後入会してレッスン受けなくても、全然構いません(笑)。
実際に、分からない部分だけ聞くために、受講される方も何名かいました。僕はそれも今は勉強の一部として考えていて、経験値も広げたいので、無料レッスンをやっています。まだもっと経験値をあげたいんですよね。

大阪の方は基本は対面レッスンです。どんなレッスンがいいかお聞きしたり、こちらからご提案もさせて頂きます。一緒に撮影しながらのレッスンもあります。
遠方の方は基本はメールレッスンになります。撮った写真を見せてもらって、アドバイスをしたり、資料をpdfでお渡しして、LINEなどの通話でレッスンも可能です。便利な時代を有効活用していきたいです。ただ、こちらとしても対面でレッスンもしたいので、出張に合わせてお会い出来ればと思っています。

最終的にはレッスンに関係なく、こちらから「撮影会行きませんかー」って誘ったりします。

人が集まるか不明だけど、一泊旅行レッスンとかもやってみたい。カメラ漬けの二日間、みたいな。

ちょこっとでも興味のある方はコチラからどうぞ。

 

さて。明日、というかもうほぼ本日の2日(土)、NU茶屋町でちょこっとイベントに参加します。僕も会場にずっといますので、遊びにきて下さい〜。
くるみボタンヘアゴムのワークショップ(僕の写真などで実際に制作して頂きます)と、物販も少しやります。
ワークショップの時間は決まっていません。やりたいって方がいたらはじまります(笑)。物販だけでも、会いにきてくれるだけでも、何でも嬉しいです♪自由無料参加のぬり絵もあります。

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場所:NU茶屋町1階吹き抜け(大阪府大阪市 北区茶屋町10−12)
時間:11:00〜17:00  参加費:ヘアゴム1個 … 500円 ・ ぬり絵 … 無料 


 

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SNSは大切にすべき場所じゃない!?


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SNSの繋がり。僕はそこから大きな繋がりが出来ることもあるので、
とても大切にしています。

繋がれないような方とも繋がれるので、「いい時代やなー」と思っています。
おそらく一般の方とは使い方や目的が違うので、特にストレスもありません。
単純に作家としての出会いの場としては、とても便利で、
明確な意味があります。

そういった利用目的があるのでいいのですが、
とりあえず登録してやっている方はどうなんだろう。
中には苦手な人がいるかもしれない。
非難してくる人がいるかもしれない。
逆に自分が嫉妬してしまうことがあるかもしれない。
一度そうなると、全部がしあわせアピールに感じてしまう。

でも、視野を広げてみると、その繋がりなんてしょせんはほんの数百人。
世界の人口は72億人。日本は1億2千万人。
そう考えると、小さな小さな小さな島。

だからその中でもしも嫌なことがあったとしても、
気にすることじゃない。 世界は無限に広いから。

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