写真をある程度撮れるようになって自分の形が出来てくる頃、真似てくる人も現れます。こちらの写真をチェックされて、同じ場所で、同じようなアングルで撮って、それをSNSにドヤ顔で公開される。なんてこともあるかもしれません。
それに怒ったり、不満になることがあるかもしれません。きっと、モヤっとはしますよね。
僕は自ら撮り方を広めている立場なのでなんとも思わないですが、ようやく自分の写真に自信が付いて来た頃にそれをされると、モヤモヤモヤっとする方は多いと思います。
たとえば公開された写真がFacebookでいいねがたくさん付いていたり、コメントで褒められまくっていたり。
『○○さんに影響されました。真似てみました』って、自分のことを書いてくれていたらまだ許せるのかもしれないけど、あきらかな真似事をする人ってなぜか『自分の実力で撮りました』的な感じなんですよね。
写真に限らず、有名な方とそっくりな作品を堂々と販売されている方もいます。
でもね、アートなんてそういうもの。全てのはじまりは影響という名の真似事です。
真似されたとしても完全なコピーなんて出来ないし、もしも自分を越えるものを創られたのなら、それはもう真似ではなくなっています。
真似はされる方がいい
そもそも真似をされるということは良いことです。それだけ影響力があるということだし、認められているということです。だから『どんどん真似しなさい』ってスタンスでいいと思います。
でも、どうしてもそれが嫌ならどこにも見せずに自分の中だけで楽しんでいればいい。
なんて、どっちにしても厳しい意見になってしまっていますが、あまり気にせずに、これからも自分の撮りたい世界観で撮り続ければいいと思います。それは自分にしか出来ないことですから。
あきらかな真似事さんは、きっとまた別の誰かの真似事を繰り返すだけで、まだ自分の描きたい世界がないだけです。
一時的なことなんだし、あまり気にしなくてもいいと思います。
念の為書いておきますが、真似をする人を僕はダメだと思ってはいません。
それでも本当に真似をされたくないのなら、誰も真似できないレベルのものを生み出せばいいだけです。
といってもそれが一番難しいのですが、どうせ目指すならそこですよね。