粗探し。写真でいうと、これをするのはおじさんカメラマンに多い。
まぁ、僕も充分おっさんだから、徹夜は辛いし、旅の疲れはなかなかとれないし、目眩はするし、肩は凝るし、腰が痛いし、目がショボつくし、階段は踏み外しそうになるし、全力でダッシュすると転ぶし、、、
って何を言わすねん!!
なんて一人ボケツッコミが出来るくらい、なんやかんやで病気もなく、美味しいものを食べてお酒飲めるくらい元気にやっているし、世の中にはもっとおっさんがいるから、まだまだ若い気持ちでいようと思っています。
風邪も全くひかないし、それなりに身体は丈夫だし。
いまのカメラ業界は、デジタル一眼やミラーレス一眼にトイカメラモードなど、さまざまなフィルター効果があって、緩い傾向になっているのに対し、そのおじさん達は逆にカチカチに固定されています。
「ザ・写真」という定義を外れない。だから、あれはダメ、これはダメ、そうじゃない、こうすべき、それはおかしい、なんて時代だ!昔はもっとホニャララ〜、と言う。
たぶん、悪意はあまりないんだろうけど、そんなダメな部分を探してばかり。職業病みたいなものかもしれない。
その定義は分かるけど、昔とは時代が違う。表現方法も広がっている。構図にだって縛られる必要はない。だから正解なんてないはずです。
あるとすれば、自分の表現方法が正解なんだろう。と僕は思っています。
だから実際、そんな人に会うと面倒くさい(笑)。良かれと思ってならいいけど、「それは違う」と言われるのはまた違う。まわりくどく否定や批判されるのもなんかね。
アドバイスと批判は違います。批判だって必要かもしれないけど、せっかく撮ったお気に入りの一枚も、ダメ探しをされたら、撮れた喜びも台無しです。写真なんてただの趣味。覚えていた方がいい知識はたくさんあるんだけど、本来はもっと自由にやればいい。
そしてそのおじさん達の戯言は、実は貴重な言葉もあったりするので、ちゃんと聞きつつも、華麗に流すというテクニックを身に付けると、いろいろと上手くいきます。