タングステンフィルムとは?


_DSC5556

昔はタングステンフィルムというのがありました。
白熱電球下での商品撮影などで、ちゃんとした色再現をする為につくられたもので、野外で使うと上記の写真のように青味が強く出ます。
ちなみにタングステンとは金属の名称のこと。それが電球にも使われています。

はい、この説明だとなんだかちょっと難しいですね。
昔、現像所に勤めていた頃ですが、このフィルムの意味がよく分からなくって、いろんな方に聞いたのに誰もちゃんと答えてくれませんでした。写真好きな人がいませんでしたからね〜。でも、リバーサル現像の部署だったので、それくらい知っていて欲しかったです。ま、説明されたけどこちらの理解力がなかっただけかもしれませんが。

タングステンフィルムとは?

簡単に言うと室内用フィルムです。他のフィルムで室内で撮ると赤と黄色が強く出てしまって、まともな色で撮影が出来なかったんですね。それを室内でもちゃんと撮れるようにしたフィルムです。
逆に野外ではちゃんとした色味になりません。でもそれをあえて野外で撮るとブルーに転がり、ゆるい感じに撮れて面白いんです。

_DSC5631

写真撮影に大切なことで『色温度』というのがあって、それが関係しています。
これについては難しいのでまたどこかで書くとして、『ホワイトバランス』という言葉なら聞いたことあるかなと思います。
いまのカメラはスマホでさえ、ホワイトバランスがオートで撮れます。ようは「ちゃんとした色で撮りますよー」ってことです。フィルム写真をやらないと気付かない便利さかもしれません。

これをオートではなくって、自分で変更することで色味を変えて撮ることも可能です。

文章だけでサラッと書くのは難しいですが、ここを覚えていくと表現の幅はぐっと広くなって、撮影がもっと楽しくなりますよ。

 

カメラの個人レッスン

deziko

詳細はコチラ

 


 

You may also like

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)