最近は告知続きですが、一つ告知するとタイミングが重なって何かと続きます。
てことで、今日の告知はひっさーしぶりの出版です。
書店で並ぶのは12月7日。Amazonでの予約販売も開始されました。
とりあえず、遠慮せずに先に本音を言います。いつもは「良かったら、お時間合えば、興味があれば、ぜひぜひ〜」て遠慮がちな感じですが、これにつきましては『猫好きも、犬好きも、トイカメラ好きも、ビートルズ好きも、好きでない人も。僕を知っている方と、ここを見た方はとりあえず買って下さい。』
これくらい言いたいテンションです。
自費制作ではなく、これまでに刊行されたのは3冊(個人でのみは一冊)。
『しあわせの観覧車』
『一期一会』
『リグレット』
この三冊は連続で刊行されて、そこから7年。ちなみに、『しあわせな観覧車』は在庫もないのですが重版はかかりません。出版不況というのもありますので致し方ないんですけどね。
で、やっと!ようやく!!とうとう!?念願の『猫写真集』が刊行されます。
僕個人の写真集ではなくて、ライターの今一生さんとのコラボ本になります。最近は『猫写真+言葉』の書籍がメジャーですが、僕らは『猫+ビートルズ』。
企画は伊藤淳子さん。僕が猫写真。今さんがビートルズの曲についてのコラムを執筆。
長いものに巻かれない、決して媚びないスタンスで今も愛され続けている猫のようなビートルズメンバーの様々な逸話に、猫写真が添えられています。
僕はビートルズ世代ではないですが、アルバムを借りたこともあります。『アビイロード』などのジャケット写真は知らない人はいないだろうし、誰もが聞いたことある有名な曲はめちゃくちゃたくさんあります。世界的に有名なビートルズですが、活動は8年しかないんですね。僕なんて10年やってまだこんななのに。
で、まぁポップな歌が多いけど、歌詞はポップではなく社会性が強いです。まるで現在の社会問題を取り上げてるようでグサリときます。
写真点数はかなり多いので猫写真集としてだけでも楽しんで頂けますが、ビートルズの風刺の効いたコラムが絶妙にマッチしています。
写真はコラムに合わせて猫に何かをさせた!とかはなく、ほとんどがこれまでに撮りためたものになります。 古くて性能もいまいちなデジタル写真やフィルムのトイカメラ写真で構成。
選定していく中で、写真って高画質だからいいわけじゃないなと、改めて気付かされました。
画質なんて関係ないんですよね。僕も編集者さんもみんな『かわいいからコレでしょ!』って決めていきましたから(笑)。
僕は外猫の過酷な生活が見えるリアルな写真よりも、温室育ちの家猫のかわいい猫写真が好きです。やっぱりね、目つきが違いますね。
最後に、個人的に嬉しいのは2012年に他界したトジ子がこうやって書籍として蘇えってくれたことです。
「は?今更デビュー!?」って言ってそうです。来客があれば寄っていって、撫でられると噛むという、まさに猫の中の猫という性格でした。君もたくさん載ってるよ♪