いつか話せる日がくるわ


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幼稚園の年少さんよりも一年早い二歳児のクラスですが、とにかくウイルスをもらいまくってきます。元気いっぱいの時は上機嫌なんですが、熱や鼻や咳など、不快な部分が出てくるとご機嫌も斜めになっていきます。
僕は自宅兼事務所なので、どうしても子供と接する時間は普通の父親よりも長くなるし、集中出来る深夜に仕事を回すことが多く、不摂生で睡眠不足の日も多いです。結果、しっかりとウイルスを貰います。

すでに子供が大きくなった方にそんな話をすると、口を揃えたように言います。遠い目で言います。

「そんな時代もあったね」と。

誰もが通る道なんですね。真っ只中の時は、ただただ夢中で駆け抜けるしかないという感じなんですね、きっと。

自宅で出来る仕事なら体調不良でも大丈夫ですが、ワークショップなどになると体力と精神力を使います。撮影は基本的には外なので天気との戦いもあります。家に帰れば癒しの我が子に会えるのですが、ウイルスとの戦いもあります。

この世に生まれ落ちてまだ3年も経っていません。いまはまだ未知のウイルスに抵抗出来ない身体ですが、少しずつそうやって強くなっていってくれたらいいなと思っています。

と、まぁ別に子育てに限らず、どんなことでもいつか笑って話せる日がくるんですよね。問題と向き合うことは大切ですが、10年後の自分の視点で見てみると気持ちも少し楽になるものです。

 

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当たって砕けたら組み立てる


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写真家といっても、いろんな活動があります。向き不向きや性別もあるかもしれません。何を望まれているかで考えると、家族撮影なら女性に撮ってもらいたい、ポートレートなら男性に撮られたい。ふんわりなのか格好良くビシっと決めたいのか、漠然とですがどんな写真を撮っているかよりも、時には性別で優先されることもあります。

万人に選ばれる写真家であることは難しいです。
その必要はないのですが欲張ってしまいます。そして全部全部となると方向性も分からなくなってしまいます。自営業、自由業、フリーランス、中身はほぼ同じなんですが、何でも屋の方は多いです(笑)。僕も写真だけではなく、そこそこいろんなことが出来ます。
ちなみに、大阪なら色々出来る人が望まれて、東京では突飛した技術がある人が望まれる、と聞いたことがあります。

 

当たって砕けたら組み立てる

僕は自分でゼロから何かを発信していくことも多いので、それだけ失敗は多いです。たとえば、教室やろうとしても人が集まらないとか。
単発のワークショップならいいんですが、長期の教室だと開催は見送ることになります。もちろん、こちら側の都合ですから申込者にはただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。

でも、それを恐れて『集まるかどうか分からないから出来ない、やらない』だと、結局いつまでたっても何も出来ません。

基本的に人にご迷惑をかけずに生きたい人間なので、情けないやら申し訳ないやら、いろんなダメージはあります。それでも心を決めてとりあえずやってみます。とりあえずって言い方はどうなんだ?って思われるかもしれませんが、やらなくちゃ結果なんて分かりません。

過程に意味がある

結果がダメでも次に活かせます。過程だって大切な経験です。

生意気書いていますが、全て挑戦出来ている訳ではありません。悪い結果を考えて、架空の第三者に迷惑がかかるかもしれないからって、いい子ぶってしまうことがあります(笑)。でもそれで『出来ない』というのは、半分は言い訳です。

受け身ではなく、発信する側になりたいです。別に僕や写真家を目指す方に限らず当てはまることですね。個展をやりたいけど誰も来ないかもしれない、とか心配したとことろで、やらないと分からないし、その過程にも意味はありますからね。反省点も分かれば次にいかせます。

僕個人の前に『家庭』があるので、砕ける訳にはいかないのもありますが、『やりたいこと、叶えたいことがあればやってみる』ですね。

 

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チャレンジすんのかい?せんのかい?


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後悔ランキングで上位にくるのが、「チャレンジしなかったこと」です。
チャレンジなんて内容はいろいろですが、告白や夢や起業など、一歩の勇気が出せなかったという部分は同じですね。状況的にチャレンジ出来ない理由があったかもしれないけど、半分は言い訳。後悔するということは、やれば出来たのかもしれません。そこを悔いてしまうんですね。

何でもやってみればいいは他人事

僕はやればいいのに推進派ですが、軽々しく適当なことも言えませんよね。
一つは、推進派のくせにチャレンジ出来ていないことがたくさんあるからです。
もう一つは、チャレンジして、失敗して、後悔することもあるかもしれませんよね。
チャレンジ精神のある人は、失敗しても失敗と思わず、後悔なんてしないポジティブさは持ち合わせているかもしれませんが。それが誰にもまかり通るわけではありません。
「やってみる」を妨害されることもあります。人によって環境も違いますからね。

運命の分かれ道

40歳前後で起業する方、したいと思っている方は多いです。今年はそんな話をよく聞く一年です。大袈裟かもしれませんが、運命の分かれ道ですね。
当たり前だけと、どちらかの道しか歩めません。だから僕はどっち選んだとしても、選んだ道が正しいと思うように心掛けています。
たとえば、選んだ道がイバラで後悔しても、もう一方は地獄かもしれません(笑)。人はマイナスの出来事にはつい反応してしまいます。成功して幸せなら、もう一方の道の方がもっと幸せだったかも、とは考えないはずです。
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起業して10年後も続いてる割合は10%未満

流行りのものでお店を出しても10年も続きませんからね。今の時代ならインスタウケ(映え)する店を出すと流行りそうですね。それもいつまで続くか。
撮影だけしてインスタにアップして、捨てられる食べ物もあるようです。昔のビックリマンを思い出します。シールのために購入して、お菓子は捨てられていました。今の時代が変だ、おかしい!とか言われがちだけど、昔も充分おかしかったです。

パっと儲けて次へという経営者もいると思います。赤字で倒産ではなくて、黒字の内にやめるのかな。僕はそんな器用なことは出来ませんが。
調子に乗って手を広げるより、足場をしっかりと固めるのがいいですね。

白いたい焼きというのが一時期流行りました。あれも店舗を広げまくって結局は億の借金が残ったようです。珍しくなくなった途端に価値が薄れるってことですかね。経営って難しい。

後悔しないためには?

チャレンジするにはリスクもあります。それを、リスクと感じるか、やりがいと思うか。安定を求めて後悔するか、後悔したくなくて安定を捨てるか。
いずれにしても、先にも書きましたが、出した決断が最良の答えだと思うことです。チャレンジしなかった、それだって正しい答えです。それが後悔しない考え方だと思っています。

 


 

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言い訳ランキング1位の発表


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はい!言い訳ランキング1位。それは「忙しい」です。僕の嫌いな言葉。というより、あまり使いたくない言葉です。

「最近忙しいですか?」ってよく聞かれます。

仕事バリバリやってるアピールで「いやぁー、めちゃくちゃ忙しいですねー」と言ってしまいそうになりますが(笑)、「じゃあ他の人に仕事回そう…」と思われるのも嫌だし。
何かしらのチャンスを逃してしまいそうで、めっちゃ忙しくてもほどほど感を出しています。要領悪いとも思われたくもないですよね。仕事を早くこなすのを目指していますから。

逆に断る口実で「忙しい」を使うことはあるかもしれません。実際、時間は足りないと思っているし、忙しくない時はあっても「暇やー」って感覚は10年以上感じてません。
ほんとーは何も考えずに一日中ドラクエとかやりたいけど(笑)、それは叶わぬ夢です。

忙しいという言葉は人を遠ざけます。忙しいと余裕もなくなります。時間に余白をつくることは難しいけど、何かを少しずつ削ればそこそこの時間は作れます。
「忙しいわー」って言いながら友人とまったりカフェランチって、そこの時間は確保出来ているわけですから。本当に忙しいとそんな時間もないです。牛丼やカレーを流し込みます。
どれだけ時間に追われていても、「暇ですねー」って言えるくらい余裕のある男になりたいな(それはそれで仕事が回ってこなくなる?)。

 


 

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成功と失敗とは


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成功と失敗。自分で何か新しいことをやろうと思えば常に付きまといます。挑戦ですからね。確実に成功するなんてありえません。では、その逆は失敗でしょうか?

 

失敗って、自分で思ったら失敗
ダメだった、うまくいかなかった、客観的に見ると「失敗」だろうと、自分でそう思わなければ「失敗」ではありません。
成功に近付いたとも言えます。何がダメだったのか考えて、次はああしようこうしよう、と。だから、ダメを集めることが成功への道しるべです。一回目で成功しようなんて厚かましいことです。

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気を付けたいのは、経験者でもないのに、したり顔で否定してくる方がいることです。
「あぁ、私は失敗したんだ…」ってネガティブに考えてしまう可能性があります。

第三者からすると「失敗」だろうと、結局は自分の意識の在り方です。
だから、周りの声には惑わされないようにしたいですね。

 


■ 2017年大阪WSは6月末よりスタートします!
・日曜クラス詳細はコチラから。
・木曜クラス詳細はコチラから。

□ 2017年7月1日・2日、名古屋WS開催
・詳細はコチラから。

 

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もう、写真をやめよう。


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写真で悩むこと、ありますよね。好きだけど撮影から遠ざかることがあります。好きだからこそ、かもしれません。
なかなか上達出来ないから、というのもありますが、それはひとまず置いといて。

内部よりも外部から悩まされることがあります。
そして撮らなくなった、という方も多いです。
人間関係がその一つです。
忙しさもありますね。仕事だったり、身内のことであったり。

理由は様々です。

そんな時に読んで頂きたいコラムになります。

 

トイカメラの教科書第62回「もう写真をやめよう、最近撮らなくなった」

http://cafe.toylab.jp/column/amaki15/14958/

今読み返してみるとちょいちょい誤字脱字ありますが、気にせずなんとなくで読んで下さい(笑)。
そして執筆後に横浜でのWSが決定したので、告知を入れるのが出来ませんでした。

今回のコラムですが、トイラボさんのFacebookページでたくさんシェアされていますね。
撮り方とは別の視点でのコラムもまた書いてみようと思いました。

てことで、フィルム大好きな方だけでなく、最近あまり撮っていないなぁという方もぜひワークショップに!!

 

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◆『多重露光』&『光漏れorレッドスケールフィルム制作』ワークショップ募集

http://amaki15.photo/yokohamaws2017.html

 

 

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人生いろいろ。いつかを今に変えていこう。


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今回が最後の個展、毎回そんなつもりでやっています。
準備が大変だから、もう当分いらないって気持ちもあります(笑)。
心情的には引っ越しとかの準備してる時に似てますね。

でも個展は嬉しい出会いもあったり、逆に反省点もあったり。やって良かったとか、次はもっとこうしたいとか思う訳で、終わった瞬間にやりたくなります。
なんにしろ。どうせまた1年後かいつかやるんだろうけど、人生何があるか分からないとも思っています。良くも悪くも。

だから、本当にこれが最後かもしれないです。

なので、いつか行ってみたい、という方はぜひ今回来て下さい(笑)。

無茶苦茶なお誘いになっていますが、、 個展に限らず。
これからも写真家活動は続けていくけど、スタンスは変わるかもしれない。大阪を出るかもしれない。
仕事としては辞めてしまうかもしれない(僕にはこれしか無いから辞めれないし辞めたくないし辞めないけど 笑)。 

いつか習ってみたい、という方はぜひ近々。

いつか撮って貰いたい、という方はぜひ今年の内に。

何が言いたいかというと。別に僕のことに限らず。というか、僕のことはどーでもいいんです(笑)。

『いつか』はたいてい『いつか』で終わります。
永遠にあると思わず、それをちゃんと実現することって、とても大切で意味のあることだと思っています。

いつか伝えたいことって、いつか伝えれなくなります。
後悔しない為に、『いつか』を『今』に変えていきたいですね。

 

日程:2017.3.14(火)〜4.10(月) 11:00〜18:00

*最終日は15時まで
*カフェ貸し切りの日があります。ご来場の前にカフェHPにて
 予約状況を御確認下さい。
・現段階での1日貸し切り  3/26(日),4/8(土) この日は避けて下さい
・15時以降貸し切り  4/1(土),4/9(日)

 

場所:ボダイジュカフェ/Bodaiju Cafe

〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町1-5扇町公園ビル1F 
TEL : 06-6361-3303
HP : http://www.bodaiju-cafe.com/
地下鉄堺筋線扇町駅6番出口より梅田方面に徒歩3分 
各線梅田・泉の広場より扇町通りを扇町公園に向かって徒歩10分 

僕の在廊予定日
3/18(土) 11時~18時(物販はこの日より開始
3/20(月祝) 13時〜18時
3/23(木) 13時~14時,16時~18時
3/25(土) 13時~17時
3/29(水) 13時~18時
4/2(日) 12時~最終まで
4/9(日) 11時〜13時

 

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「趣味を仕事にしない方がいい」なんて言わないよ絶対


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マッキーの歌みたいなタイトルですが、このブログでもそんな内容のことはよく書いています。でも過去記事なんて流れていきますので、また書きます。僕は『趣味や好きを仕事に出来れば最高ですよ』派です。人生の大半は『仕事』ですからね。生活のため、ファッションのため、週末の趣味のため、旅行の為、美味しいご飯を食べに行くため、いろいろ理由がありますが、仕事が好きだと尚いいですよね。

 

いくつかの関門がある

当然ながら簡単ではありません。どこにも勤めず、自分の力でやっていくにはいくつかの関門があります。
人が見ているのは過程ではなく結果です。その結果を出すのは簡単ではありません。
その中で、反対意見も出てきます。親から「真面目に働きなさい」なんてことを言われるかもしれません。友人に呆れられるかもしれません。本人はいたって真面目ですが、そんな気持ちは届きません。モチベーションも下がります。これが【第一の関門】です。
そこを乗り越えて少しずつ形になっていても、まだ認めてもらえなかったり、妬まれて嫌なことを言われたり、突然上手くいかなくなって、やめていく人がいます。大きめのトラブルがあった時に乗り越えられない。これが【第二の関門】ですね。
自分と同じことをやっている人はいませんからね。良き理解者はあまり居ないです。
そしてもう一歩なのに諦める。

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大切なのは自分の中に芯をつくること

仕事じゃなくて、趣味で続けていけばそれでもいいと思うんですが、否定的な意見が多くて、モチベーションが下がるどころか、好きじゃなくなるんですよね。そうならない為に、誰に何を言われても心がブレないように、自分の中に『芯』をつくる必要があります。
それを育てていきます。その芯があればたいていのことは大丈夫です。自分のやっていること(作品など)に自信を持って、ダメな部分はちゃんと認めます。
いろんな経験が根となり、太い樹に育っていきます。少々の風が吹こうとびくともしません。折れません。

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実際に仕事に出来たとしても、いいことばかりではありません。いろんなトラブルがあると思います。時代は目まぐるしく変わるので金銭的に上手くいかない時期もあります。そして『趣味と仕事は違う』という意味もその時に分かるかもしれません。

たとえばデザイナーさん。会社勤めでもあることですが、自分がいいと思うデザインがクライアントに否定され、出来上がりは自分が作ったものとはいいたくないお粗末なものになることもありますよね。
クライアントは自社で出来ないから依頼してくるわけですが、いろんなことを簡単に言ってきます。「ちょっとここを変更して」、のちょっとに数時間かかることもあります。データも「改訂改訂改訂改訂改訂改訂改訂.pdf」みたいなデータになっていきますが(笑)、結局「はじめのがいい」なんてこともあります。

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LC-Aの撮影もフルサイズの一眼レベルの要求をされることもあります。フィルムなんて感度1600が上限、ファインダーも目測で最短距離が80cm。極端な話、暗い中で動く小さい昆虫を撮ってくれ、みたいなこともあります。限界ギリギリ以上まで頑張りますが、やっぱり出来ないこともあります。
仕事ですから、そうやって相手の要求に合わせる必要がありますよね。「好きなことしてお金貰えていいね」なんて言われますが、好き勝手には撮れないことはあります。

僕の仕事は対個人が多くて、対面するので逆にトラブルなどは少ないですが、対事業となると「いやいや、なんでやねん!」と思うことは増えます。

それでも思うのは、『趣味を仕事にしない方がいいなんて言わないよ絶対』です(笑)。

楽しいことはたくさんあります。『芯』さえしっかり育てていけば大丈夫。
自分のミスはしっかり受け止めて改善する必要はありますが、嫌なことがあったとしても、もう過去の出来事です。『嫌な思い』まで未来に持って行く必要はありませんからね。
そうやって、嫌なことを引きずらない楽観さも大切です。

 

 

カメラの個人レッスン

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人を癒せる言葉


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ポジティブな人だけが誰かを癒せるわけじゃなく、

前向きな言葉だけが人を救うわけではない。

ネガティブな人だから共感し合えたり、

後ろ向きな言葉にホッとすることもある。

いつまでも立ち止まってはいられないけど、

長い人生そんな時くらいあっていいと思う。

 


 

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写真で悩んだこと


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写真で悩んだことはあまりありません。僕は『超ポジティブです!」って人間ではないけど、写真世界の中だけではかなりポジティブだからかもしれない。だから落ち込むこともありません。

ただ一つ。いつか書いたかもしれないけど、フィルムをまとめて現像して、全部良い感じの時もあれば、逆に全部いまいちな時があります。

この原因はいつまでたっても分からない。

撮影場所もいろいろなのに、好不調の波があります。これはデジタルでは感じないもの。
それは人に見せると同じレベルの写真かもしれないけど、自分の中ではちょっと違う。

撮影後の期待値もあるのかな。

でもこれがあるからフィルムの虜なのかなと思っています。上下の振り幅があるからこそ、良い写真が撮れるとテンションがギュンと上がるんですね。

ずっと幸せだと、幸せなことに気付けなくなる、みたいな。

 

「良い時も悪い時もある。フィルムカメラって人生みたいだろ」って。

人生は悩むより行動。
写真も失敗したり上達しないって思っても、撮りに出かけましょう、と。

 


□ 2017年1月スタート『フィルムトイカメラ教室四期生』募集中。

 

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