10年ほど前に一時的に販売された、今や幻のフィルムです。もはや存在を知らない方の方が多いかと思います。
「販売直後に一旦販売を中止、再販されたものの一年の内に販売終了した」という記憶です。
フィルムの特徴を引用すると、
全体的に色が濃く写るのが、大きな特長です。
白い物を撮ればややピンクがかったり、ブルーの物を撮ると深みのある青々とした色に写るとてもユニークなフィルムです。
色彩豊かな物を撮っていただければ、予想以上の活躍をしてくれる事でしょう。
特に作品撮りなどに力を発揮するフィルムとなっております。
と、文面だけを見るとワクワクしますよね。
しかしながら、発売当初から問題が多いフィルムでした。何より現像してくれる所がない。僕が当時勤めていた現像所でも、このフィルムはお断りしていました。他のフィルムに悪影響を及ぼす可能性があるとか。
実際はそんなことないんでしょうけど、何かあったら嫌だし変わったフィルムはお断りということでしょうね。ただ、乾きが悪くて埃の付着やムラなどもあったので、やっぱり敬遠されるのは仕方ありませんね。
問題はそれだけではなくって、フィルムに傷があるんですよね。はじめから。たまに大きな傷が付いていたりもしました。
色味は薄らとピンク色がのってくる感じ。久しぶりに使ってみた感想は、「傷もないやん!」「ええやん!」でした。今後出会うこともないだろうフィルム。横浜のワークショップでこれを引いたら大当たりですね。
□ 11月5日「横浜WS」あと1名
□ 11月6日「横浜WS」あと2名
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