最終兵器『ブロニカ』


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冬が苦手な僕の毎年の目標は冬に写真をたくさん撮ること。この冬はどーだろうなー。

さて。たくさん撮る以前に、我が家のカメラたち。少しずつガタがきております。
Lubitel166+は撮影初日でレンズカバーを雪の中に落として行方不明。元々の作りがちょっと安っぽいのか、裏蓋もパカパカです。
HORIZON PERFECTも酷使し過ぎたのか、巻き送り部分がスカスカになってきました。

どちらも描写には問題ないけど、今度じっくりメンテナンスしなくては。

逆に、レチナなど、お留守番だったカメラを最近は使い始めています。
我が家の最終兵器『ゼンザブロニカ』も出番がやってきました。随分前に貰ったんですが、使い方が分からなくて放置状態でした。かなり重たいし興味もあまりなかったかもしれません。2キロありますからね。フルサイズより重たい。
ハッセルだったらすぐに使ってたかもしれませんけどね。

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カメラコレクターではないですが、故障中も含めると20台くらいはあるかもしれません。
持っているカメラは全部使いこなしたいです。でも、『ある程度使えるようになってから次へ』、とやっていかないとどれも中途半端になってしまう。

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外観の無骨さや遮光板もいい感じですが、フィルムの巻き送りのグルグルが格好いいのです。


 

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2017年の目標


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昨日の写真と対ですね。
新年スタートです。今年もよろしくお願いします。

今年も目標はたくさんあります。でもそれはもう実現する計画として動いています。
昨年は『娘との時間をつくる』という目標もありましたが、そういうのはもう実現確定です。
なので、実現するかどうか分からない目標を書いておきます。

□  健康に過ごす
結局これが一番大事ですね。人生、何が起こるか分かりませんもんね。
出来ることは規則正しい生活かな。

□  有名になる
昨年に引き続き。やっぱり僕の中では昔からウエイトをしめています。お金どうこうではなくって、ただ一人でも多くの方に作品を見たもらいたいという欲求です。
ずっと活動してきた感じているのは、有名という付加価値の重要性なんですよね。

□  企業カレンダー
昨年はこれを忘れていました。

□  写真集の出版
昨年は猫ちゃん。増刷もされるように動くけど、猫写真家と名乗ったことはありません。作品として猫を撮っていたわけじゃないからですね。
今年はフィルムカメラで撮った作品で、個人での出版を目指します。写真作家として、写真で誰かを癒したい。これはずっと思い続けていることです。
自分の写真はそれだけの価値があるという想いで活動していきたいですね。

□  稼ぐ
ちょっとストレート過ぎますね(笑)。生きるため、家族のためでもありますが、写真活動するにも必要ですからね。自営業だし赤字になれば当然続けられない。物欲が激しいわけではありませんが、個展などで贅沢にバーーンとお金を使ってみたいです。

 

今年はパッと思いつくことがあまりないですね。絞れるからいいのかな。昨年は作家的な活動が少なかったので、モヤモヤしているのかもしれない。個展はやろうかな。

それでもここ数年、写真世界を広げてきました。デジタルやフィルム、いろんなカメラでローキーやハイキー、派手や地味やノスタルジーやゆるふわ、多重露光。いろいろ撮れるようにはなりました。
まだまだ広がる余地(自分の知らない世界)もありますが、その広げたものを少しずつ閉じていこうと思います。

分かりやすく言うと、日本中を旅してから、どこに住むかを決める感じですね。
大阪しか住んだことないのに、大阪が一番住みやすいってちょっと違いますもんね。

 

もっともっと尖った作品も生み出したいですね。

 


□ 1月スタートの「フィルムカメラ教室」

■「フィルムトイカメラ教室大阪(四期生)〜初級クラス」詳細・応募

■「フィルムトイカメラ教室(三期生)〜中級クラス」詳細・応募

 

 

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2016年の目標達成


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今年も今日で終わりダス。まずはこのブログを見てくれていたみなさん、一年間ありがとうございます!来年もまた暇つぶしでもいいので、覗いてやって下さい。

ではでは、毎年恒例(自分の中で)、今年のはじめに立てた目標を振り返ります。○と△と×で評価します。
反省したり、自分を褒めたり、ただの自分の為のメモですね。
ほぼほぼ反省なのですが(笑)、数年前の無謀な目標も今は叶えているので、それを見て「おっ、やるやん」って思えます。

目標って目的地ですからね。掲げた瞬間からそこへの道が開ける。遠いかもしれないけど、険しいかもしれないけど、目指すことが出来ます。

 

□  健康に過ごす ○
病気はあまりしなかったかな。

□  コンテストで大賞 ×
そもそも応募をあまりしてないですね。しようと思っていたところあったのにな。

□  有名になる △
何をもって有名かよく分からなくなって来ました(笑)。
でも、教室やWSやレッスンで、初対面だけでざっくりだけど80人くらいの方と会えたのは嬉しかったです。

□  写真集の出版 ○
12月にギリギリ滑り込み。念願の猫写真集。

□  テレビ出演 ○
1月に出演(前年の収録だけど)、5月に写真だけ出演、11月に夕方のニュースに出演。
どれも全国ではないけど。

□  ありがとうと言われる ○
初対面の方が多かったですからね。感謝をされたのもありますが、たくさんしてきた一年でした。

□  都会に事務所 ×
これはもういつになることやら。腰を据えて働くなら関東なんだろうな。

□  娘との時間をたくさん作る ○
自宅が事務所ですからね(笑)。ちょっと休憩の時に遊んだり。必然的に一般的な旦那さんよりもその時間は多くなりますね。

□  素晴らしい写真を撮る ○
家族写真はどれも素晴らしく撮れたと思っています。フィルムカメラでもお気に入りはたくさんありました。

□  無理をする ×
自主的にいろいろ挑戦したけど、もっと上にいく為には死にかけるくらいやらないとダメかな。でも身体壊したら意味ないですよね。

 

○が6
△が1
×が3

とりあえず一番難易度の高い『写真集』と『TV』はクリア出来たので、掲げた目標としてはまずまず。
『良くやった』と誇っても良さそうだけど、心情的には『全然アカン!』という結果です。

満足するとそこに落ち着いて成長出来なくなるけど、満足感がなさ過ぎると落ちてしまうから、来年はそのバランスを自分でうまくとっていきたいな。

それでは、よいお年を!

 


 

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「Retina Ⅲc (レチナ 3c)」の試し撮り


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1958年のカメラです。
露出計はおそらく壊れているので、マニュアルで撮りました。HORIZONやLubitelで慣れているので問題はないです。

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でもレンジファインダーには慣れていないから、子供などの動く被写体は追えない。LC-Aの感覚で目測でも撮ったけどボケていましたね。これはこれで好きなんだけど。
そもそも距離が、〜mとかじゃなくって、フィート表示だから目測といっても少し戸惑う。
1フィートが約30cmなので、このカメラの最短距離は70cmくらいかな。

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絞り開放(F2)は辛いので、F8でパンフォーカスで撮ってみると、キレイに撮れました。
それでも終始動いているので難しい(笑)。ピント合わせても次の瞬間はそこにいませんからね。

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予測して先にピント合わせておくのがいいかな。

使ってみた感想は「ええやん!」。
50年以上前なのにこんなにキレイに撮れるなんてすごいな。ちょっと重たいけど、しばらく連れ出してみようかなと思いました。

 


 

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LOMO LC-Aで連続写真


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多重露光はある種、永遠に実験になりそうですが、この写真もそうです。
すべり台の階段を登って、降りて来る二重露光ですね。
ま、遊びですがなかなか不思議でしょ。

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ちょっとした連続写真にも見えますが、まだまだ実験段階。
重なり方が少しズレてます。

上下分けて撮影しているんですが、LC-A+を三脚に付けちゃうと多重露光のスイッチ(MXレバー)が使えなくなります。雲台が邪魔なんですよね。
てことで、ちゃんと撮る為の部品が必要だなぁ。

って、LC-A+持ってない方は意味不明ですよね。

 


 

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二歳になりまして


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もう二年も経ったのかと思うのと同じくらい、まだ二歳なのね、と思っています。振り返ると密度が濃いんですよね。触れ合ってる時間が長いということでもあるのかな。

日曜日には両親もお祝いに来てくれました。ばーちゃんに買ってもらった服を着て、三輪車に乗って、ご満悦なご様子です。

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外は生憎の雨だったので、雅子様のようにみんなに手を振りながらリビングをぐるぐる回りました。

よくしゃべって、よく食べて、よく泣いて、よく笑う。めっちゃ頑固だけどお菓子も独り占めしないで分けてくれる優しい子。器用だし、可愛いし、愛らしい。
って親バカなんだろうけど(笑)。まー、怒る時はしっかり怒るし、腹立つことも当然あるんだけど、ほっておくことはありません。
最近は子供をちゃんと愛せなかったり叱れない親が多い気がするので、たくさんの愛情かけながらダメなことはちゃんと注意して育てていきたいですね。

でも、思春期になったら嫌われちゃうのかなぁ。
これについては、母親が父親を尊敬していないと、同じように娘もそうなっちゃうみたいですね。

それなら我が家は大丈….や、やっべーなぁ。

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写真で悩んだこと


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写真で悩んだことはあまりありません。僕は『超ポジティブです!」って人間ではないけど、写真世界の中だけではかなりポジティブだからかもしれない。だから落ち込むこともありません。

ただ一つ。いつか書いたかもしれないけど、フィルムをまとめて現像して、全部良い感じの時もあれば、逆に全部いまいちな時があります。

この原因はいつまでたっても分からない。

撮影場所もいろいろなのに、好不調の波があります。これはデジタルでは感じないもの。
それは人に見せると同じレベルの写真かもしれないけど、自分の中ではちょっと違う。

撮影後の期待値もあるのかな。

でもこれがあるからフィルムの虜なのかなと思っています。上下の振り幅があるからこそ、良い写真が撮れるとテンションがギュンと上がるんですね。

ずっと幸せだと、幸せなことに気付けなくなる、みたいな。

 

「良い時も悪い時もある。フィルムカメラって人生みたいだろ」って。

人生は悩むより行動。
写真も失敗したり上達しないって思っても、撮りに出かけましょう、と。

 


□ 2017年1月スタート『フィルムトイカメラ教室四期生』募集中。

 

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写真とアートの関係


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日本では写真は『記録』するもの。『アート』の位置付けにしている方はほんの一部です。カメラが身近になって趣味で写真をやる方も増えて、『アート』寄りになっていくかなと思いきや、みんなでワイワイと楽しむ『趣味』枠な気もします。

『記録』としてはブライダルなどで需要がありますが、高いお金を出して写真を購入する、なんてあまりありません。
日本には名だたるカメラメーカーがズラリ、なのにね。

 

アートな写真とは?

それがそもそもなんぞや?ってことですよね。考え方や捉え方は人それぞれだと思います。
加工でシャドウを出して明暗差を無くしたり、ハイライトを無くしたり、彩度バリバリにあげたものが一見アートっぽく見えるかもしれないけど、それは撮った後の加工ですからね。ある意味ではアートから一番遠いかもしれない。

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自然を撮るなら運や粘りや行動力があればキレイな写真は撮れるかもしれない。でもその行動力は評価されても、映し出されたものは自然の美しさであって、アートではないかもしれない。

コスプレとかだと、コスプレそのものがアートに近いですからね。アートを撮っているようなものです。

否定したいわけでないですが、結局どう撮っても目の前にある真実ですからね。そこは絵とは違う。
アーティストが50名ほど集まる年末のイベント、「ボダイジュエキスポ」に毎年参加していましたが(残念ながら今年も開催はされません)、写真家なんてほんの数名。5名もいなかったかな。アートとして作家活動している方が少ないんですね。

考えても「アートな写真とは?」の答えは分からないです(笑)。
なんとなく思うのは、写真を見た瞬間キレイとか可愛いとか思うより先に、ハンマーで脳天をゴチーンとやられたような衝撃を受けるものなのかなぁと。

僕ごときがそれを述べるのもおこがましく、ハッキリとした答えも分かりませんが、そこを目指してはいます。

 

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NATURA CLASSICAでの多重露光


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NATURA CLASSICAでの多重露光。36枚撮りきって、巻き戻してまたはじめから撮ります。
自動で巻き上げなので実はコマ間のズレは出来ません。

それも含めて、しっかりと撮れるカメラなので、しっかりと重なってしまいますね。多重露光と相性がいいのはやっぱりLC-Aなんだな(僕の中では)。

多重露光は暗い部分や黒い部分に次の画像が強く重なります。でも黒い服にも同じようにしっかりと重なってしまっていますね。
一応、髪の毛に重なった赤い花は強さも変わっていますが。

逆に、明るい部分や白はハッキリと残ります。なのである程度コントロールは可能です。

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おちょけ顔。
ポージングもいろいろやってくれます。いい専属モデルになってきました。

 


 

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光漏れフィルムを自作して色褪せた雰囲気に


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常に写真世界の限界を求めていきたいと思っています。特にフィルムの方がいろいろと出来ることがあるなと思っています。

最近は仕事の都合もあってデジタルの出番が増えたからか、『アート』を求めるよりも『ちゃんと撮ること』に焦点を当てていました。でも、ワークショップでフィルムの遊びの部分を振り返ることになって、やっぱりアートやりたいなーと。

てことで、久しぶりの実験は自作光漏れフィルム

『Retro Chrome320』で作ってみました。昔に撮ったかのような雰囲気になるリバーサルフィルム。
さらにもっと色褪せたような雰囲気になりましたね。

やっぱり僕はノスタルジー好きなんだなって再確認。

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どれだけ光を当てるか、その加減が難しくって真っ白になった部分もありました。
これもまた別のフィルムでやると結果も変わりますね。感度100のネガが作りやすいかな。

誰でも簡単に制作出来ますが、1,000円以上するフィルムで実験するのはちょっと勇気が必要です(笑)。
とりあえず、あと数本は試そうかと思っています。

トイカメラ・クロスプロセス現像・多重露光・光漏れフィルム。
博打要素の強いものをコントロールしていくのがとても楽しいです。

hikarimore

 

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