【告知】東京にて「多重露光」&「自作レッドスケール」ワークショップを開催します!


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東京では一年ぶりのワークショップになります。今回は8月6日と7日の2daysで開催。
暑さも考慮して15時から夕方までの開催です。
講座後に撮影に行きます。

8/6(土)は「自作レッドスケール」
8/7(日)は「多重露光」

自作レッドスケールにキャンセルが出たため追加募集いたします

 

「自作レッドスケール」ワークショップ  8/6(土)15時〜18時

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ロモグラフィーやローライから発売されている、赤〜オレンジに発色する「レッドスケール」フィルムを制作します。制作といっても、もちろんゼロからではありません。
レッドスケールはフィルムの裏表が反転されているものですので、みなさんに中身を詰め替えて頂きます。一度これを覚えれば、後は自宅での制作も可能です。

制作の為にフィルム2本必要ですが、こちらで準備いたします。詰め替えた後に撮影に行きます。入場料のかかるところには行く予定はありませんが(行くとすれば世界貿易センタービル)、その際はそれぞれ実費でお願いいたします。

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「多重露光」ワークショップ 8/7(日)15時〜18時

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日常がアートの世界に!!多重露光はフィルムカメラで一番面白い遊びですね。
でも、「やったことはあるけど上手くいかない」という方も多いんではないでしょうか?ワークショップではサンプルの写真をお見せしながら、失敗しない方法や上手く重なるコツなどをレクチャー、その後撮影に行きます。
デジタルの多重とは違い、陰影を意識することが大切です。こちらで準備するフィルムは今や幻となったコダックのリバーサルフィルムです。クロスプロセスするとド派手な発色になります。
ギラギラした夏との相性が抜群のフィルムをご用意いたします。
入場料のかかるところには行く予定はありませんが(行くとすれば世界貿易センタービル)、その際はそれぞれ実費でお願いいたします。

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【料金】

いずれか一日のみ 5,500円 。二日連続  10,000円

*35mm使用のフィルムカメラ必須となります。
*レンタルカメラ(LOMO LC-A)希望の方は+500円
(撮影中に落下などで故障した際の保障込み) 
* カメラを持参する方は申込みの際に「カメラ名」の記載お願いいたします。
* 基本的には雨天決行です。
* お支払い完了で、予約完了となります。

【キャンセル料金】
当日:全額
当日〜7日前まで:半額
それ以前は無料となります。

【料金に含まれるもの】
フィルム、現像、写真のプリント(Lサイズ)、データ化(16BASE)。
合計3,500円ほど

* フィルムはWS終了後にネットフィルム現像所の『トイラボ』さんに郵送になります。その後、現像済みフィルム・プリント・データCDをお届け致します。データサイズの16BASEは大きいのでA4などにもプリント可能です。
* 当日撮影された写真は、お一人3枚ほどトイラボHP内のコラムにてシェアさせて頂ければと思っています。

 

【講座・撮影場所 】

東京タワー近辺予定

6日・7日の撮影場所はほぼ同じになりますが、撮れる写真の色や雰囲気は全くの別物になります。連日のご参加でその差を楽しんで頂けると嬉しいです。

募集人数は5〜10名になります。

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芸術とは、最も美しい嘘のことである


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ドビュッシーの言葉です。いいですね。僕にとっては写真も芸術ですから。
本人は『音楽は』、ってことで言ったのかもしれませんけどね。音楽や絵画は架空のものを創り出せるけど、写真は存在するものに限られてしまう。
でもそこに縛られなくてもいいや、と。

ちゃんとした写真だけが写真じゃないですよね。クロスプロセス現像で現実離れした色味にしたり、多重露光という嘘の写真もいいじゃないかと。

『そんなの写真じゃない』、と言う方もいるかもしれません。
でも、写真の定義って『穴やレンズを通して光を感光剤に焼き付け、現像処理をして可視化したもの』です。この写真は空と観覧車の多重露光をクロスプロセス現像したもの。定義からはズレていませんし、Photoshopで合成したわけでもありませんからね。

ま、ちゃんとした写真って何なんだって聞かれても正直良く分かりませんし、人によって変わるもの。
そもそも、見たままを撮るのって難しいんですけどね。

何が言いたいかって、写真世界って『こうでないとダメ!』って言う方が多いけど、どう表現するかは自由です。真実を伝えるための写真だけでなく、美しい嘘の写真があってもいいですよね。

 


 

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悪くないけどボツ多重


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『フィルムトイカメラ教室グループ展』のボツ多重写真。
ボツとはいえ結構気に入っています。

予測の出来ない多重露光も、光を調整することである程度コントロールは出来ます。
今回の展示作は何と何と重ねたのか分かるようにしたい。

この写真は、メリーゴーランドを撮った後に、自宅の窓の前で子供を撮影しました。
写真の左はメリーゴーランドが見えるようにカーテンを閉じて光量を落としました。
右はカーテンを開いて子供がシルエットになるように調整。

 


 

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トイカメラの教科書『ゆるふわ(ハイキー)写真の撮り方』


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トイラボさんで連載中のコラムがアップされました。
今回は、女性に人気の『ゆるふわ写真の撮り方』です。

こういう写真、作家さんによっていろいろ言い回しは違いますけど、柔らかくってふんわりした写真ってことですね〜。

一時期の僕はクロスプロセスでビビッドなガリゴリなド派手写真や、昭和レトロなノスタルジー写真が好きでしたが、最近の僕の写真はこっち寄りです。
いまもビビット&レトロは撮りますけどね。

これまでいろいろ撮りながら、自分の世界を広げてきました。
ここからはそれをもっと尖らしていきたいです。

いまは撮り方を教えているので、「どんどん真似してねー」という感じですが、誰にも真似が出来ない唯一無二なカメラマンも目指しています。

 

「ゆるふわ(ハイキー)写真の撮り方」

 


 

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多重露光で失敗を続けてみる


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以前、多重露光のコツは一枚をシンプルにすること、と書きました。コチラ
そして花と重ねると失敗が少ないと。

この写真。お気に入りなんですが、花を真上から撮って、観覧車と重ねただけです。
でも、いいですよね。シンプル&爽やかで。

いろいろ試してきた結果のコツです。

 

でも次は、逆にそのコツから離れてみようかと思っています。

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ごちゃごちゃさせてみる。

いやー、難しい。やってみたけど失敗ばかりです。

 

一枚目の写真は観覧車が主役で、花が脇役、ですが、
もっと、こう。なんていうのかな、
ごちゃっとしているけど、主役がハッキリと2つあるような?

多重露光でしか表現出来ない、新しい写真世界を創り出したいですね。
邪道かもしれないけど、これをしっかり極めたらもう一歩先に進めそうです。

 

 

カメラの個人レッスン

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親指オートフォーカスでピント半押しから解放されよう!



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「子供のかわいい撮り方〜その1」で少し書いた親指AFについてです。

オートフォーカスのデジタル一眼は、シャッターを半押しでピントを合わせ、さらに押し込むことでシャッターが切れますよね。人差し指一本です。
これが普通と思われがちですが、親指でピントを合わせて、人差し指でシャッターを切るということも出来ます

体感的には後者の方が使い勝手が良いです。

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上記のカメラだと、【AE-L  AF-L】のボタンを押すことでピント合わせが出来ます。

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「カスタムメニュー」→「操作」→「AE/AFロックボタンの機能」→「AF-ON」に設定。
* 設定方法はカメラによって違います。説明書をご覧下さい。

 

親指AFのメリット

一度親指でピントを合わせると、そのまま固定され続けるので後はシャッターを切るだけです。「置きピン」でも、シャッター半押しで待つ必要がなくなりますね。
また、ピントを固定して何度もシャッターを切ることがあれば、その都度合わせる必要もなくなります。

注意点

半押しせずに撮れるので、シャッターを一気に押し込むことになります。そのことで手ブレする可能性が出てきます。単純に、慣れるのに少し時間がかかるかもしれませんね。

あとは、自分以外の人にシャッターを押してもらうのが難しくなります。「すいませんー、ちょっと撮って下さい」の時ですよね。親指でピントを合わせてなんて説明しても「???」ですよね。

ま、あまりデジタル一眼レフを渡して「撮って下さいって」パターンもありませんけどね。

デジタルをずっとやってる方は試してみてもいいかなーと思います。

 

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失敗から学んだ先にある写真の楽しさ


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フィルムの楽しいところは、失敗することでもあります。
…なんて、どんだけポジティブな言い方してんだって話ですが、それも必要なことだと思っています。
今日はそんなお話。

 

デジタルとフィルムの失敗の違い

デジタルって、その場で確認して対応出来るのはめっちゃ利点ですが、あまり失敗した意識ってないんですよね。あるとすれば、電池やSDカードを忘れる失敗くらい。
でもフィルムって、時にはほぼ全滅することがあります。当然、確認出来ないので撮ってる最中は気付きません。
仕事となると超怖いです。

単純なミスもあります。フィルムが空回りして一枚も撮れていかなかったり、電池が切れているのに気付かず撮り続けていたり。
フィルムを入れずに撮っていたこともあります。撮り終わって、裏蓋パカっ、空!? って、もうアホです(笑)。でもカメラによってはこれがあり得ます。
昔は現像所で自分で現像していたんですが、現像中に電気を点けられたこともありました。もちろんそのフィルムは全滅です。

 

失敗とは学ぶということ

クロスプロセスや多重露光など、博打的な要素のある撮り方をすれば、失敗することもあります。感度設定や露出を間違っていたり、距離設定や構図の失敗もあります。その日の天候や明るさに適したフィルムというのもあります。ふんわり撮りたいなら、それに合わせたフィルムをチョイスする必要があります。カメラの個性だってあります。
そこを学んでいかないとイメージ通りに撮ることが出来ません。

でも、僕はそうやっていろいろ失敗してきたお陰で、随分と学べることもありました。いまはトイカメラなどの天の邪鬼なカメラでも、イメージ通りに撮ることが出来るようになりました。
言ってしまえば、全ての失敗は成功への道しるべなんですよね。
新しいことに挑戦して、そこを乗り越えるたびに、写真の楽しさが増えていきます。

たいして知識もなく、だけどただ撮ることが楽しい時期もありましたが、それとはまた違った楽しさです。

だからそれを恐れないで、失敗しても悔やみ過ぎずに、次に生かしていけばいいと思います。

今はデジタル全盛期ですが、フィルムのある時代に生まれてほんと良かったなーって思っています。

 


 

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子供のかわいい撮り方〜その2


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まずは撮り方以前に、子供がカメラ慣れしてくれるのが一番だと思います。
でも、僕はピースされるよりも自然な姿を撮りたい派です。これはモデルさんを撮る時にも思います。ポージングしている時よりも、終わった瞬間が一番いい表情をしていますよね。

ちなみに写真館で撮るのは記録写真です。きっちりとしっかりと残しておくにはいいですが、いつも通りの自然な姿や表情も残していきましょう。
『幸せな瞬間を切り取る』という感じですね。

だからなるべく子供には無理強いはせずに、こちらがカメラの腕をあげればいいと思っています。

 

カメラ目線にこだわらない

たとえば動物園。象を背景に子供をこっちに向けて撮影する。
関西人の母親が言いますよ、「なにゾー見てんねん!はよ、こっち向けや!」って。
これが実際、よく見かけます(笑)。ちょっと怖いです。ゾーっとします(おいおい)。

はい、すいません。言いたくて我慢できなかった。

えー、子供は象を見たいんですから、それを無理矢理こっちに向けてどうするよって話ですよね。記念写真としては普通のことですが、よくよく考えてみると不自然な写真です。

撮りたくなる気持ちはすごく分かるんですが、まずは子供と象がいい感じに入る場所を探せばいいし、それがないのなら後ろ姿でだって充分可愛いです。

お花畑だった同じです。まずはキレイな景色を見せてあげることです。

親の時間や都合で動くのはある程度仕方ないことだけど、子供にだって子供の時間が流れています。
そんな楽しんでる自然な姿がアルバムに入ると、すごい思い出深いものになりますよね。

今回は『撮り方』というより『考え方』になりましたが、写真ってそこが結構大切だったりします。

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「いやいや、もうあんたが撮ってくれ」という方へ

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「基礎からもっとちゃんと教えてよ」という方へ

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子供のかわいい撮り方〜その1


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愛する我が子を可愛く撮りたい。でもどうも可愛く撮れない。
動き回って全然止まってくれないから、難しい。ブレてしまう。
そんな悩みをお持ちの方は多いのでは?

我が子も走り回るようになり、その難しさを痛感しております。
想像はしていたけど、「え?そんなにも動きっぱなしなの?」って感じです。
でもお陰さまでグングンと写真の腕もあがっております。

上手く撮るにはいくつかの方法がありますので、書いていこうと思います。

 

先にピントを合わせておく(置きピン)

子供の動きを先読みします。ここを通るだろうって場所(足下など)に半押しでピントを合わせておき(置きピン)、通る瞬間にシャッターを押します。
ピントを合わせた部分の少し手前から連写すれば、たいていどこかでピントは合います。
スポーツカメラマンなどが使う撮影方法ですね。
問題は確実に通る場所が分かっていないと難しいことです。

シャッターを半押しのまま待たなくてはいけないのが結構辛いですが、それを解消する親指オートフォーカスというのもありますが、またそれは後日に。

* 絞りを開放側にして背景をボカせばキレイですが、ピントの合う幅は狭くなるので注意

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動きがとまる方法を考える

『置きピンすればいい』と書いたものの、動いてる瞬間は練習を重ねないと難しいです。
そこで、どうすればその動きがとまるかを考えます
これは猫や犬と同じで、何かで興味を惹き付けましょう(笑)。お気に入りのぬいぐるみがあれば、それをカメラのレンズの上に置いてみるのも効果的です。
何かに集中させる、集中している瞬間を狙いましょう。

「ここに居てくれたらいい感じに撮れる」、って先に構図を決めてもそこには来てくれません。子供を中心にベストの構図を決めていきましょう。

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目線を合わせる

これも犬や猫と同じですね。上から撮るのではなくて、同じ目線で撮ることが基本です。
天気は曇天でしたが、手前のポピーと背景の菜の花がボケて、ふんわりした写真に仕上がっていますよね。
上から撮ると地面の茶色が写ってしまい、写真の雰囲気が少し暗くなります。

また、ボケ味が大切なので絞りは開放しましょう(F値の数字を小さくする)。

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「基礎からもっとちゃんと教えてよ」という方へ

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「いやいや、もう撮ってくれ」という方へ

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自分の写真(作品)を真似された時はどうすればいいか


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写真をある程度撮れるようになって自分の形が出来てくる頃、真似てくる人も現れます。こちらの写真をチェックされて、同じ場所で、同じようなアングルで撮って、それをSNSにドヤ顔で公開される。なんてこともあるかもしれません。

それに怒ったり、不満になることがあるかもしれません。きっと、モヤっとはしますよね。
僕は自ら撮り方を広めている立場なのでなんとも思わないですが、ようやく自分の写真に自信が付いて来た頃にそれをされると、モヤモヤモヤっとする方は多いと思います。

たとえば公開された写真がFacebookでいいねがたくさん付いていたり、コメントで褒められまくっていたり。
『○○さんに影響されました。真似てみました』って、自分のことを書いてくれていたらまだ許せるのかもしれないけど、あきらかな真似事をする人ってなぜか『自分の実力で撮りました』的な感じなんですよね。
写真に限らず、有名な方とそっくりな作品を堂々と販売されている方もいます。

でもね、アートなんてそういうもの。全てのはじまりは影響という名の真似事です。

真似されたとしても完全なコピーなんて出来ないし、もしも自分を越えるものを創られたのなら、それはもう真似ではなくなっています。

 

真似はされる方がいい

そもそも真似をされるということは良いことです。それだけ影響力があるということだし、認められているということです。だから『どんどん真似しなさい』ってスタンスでいいと思います。
でも、どうしてもそれが嫌ならどこにも見せずに自分の中だけで楽しんでいればいい。

なんて、どっちにしても厳しい意見になってしまっていますが、あまり気にせずに、これからも自分の撮りたい世界観で撮り続ければいいと思います。それは自分にしか出来ないことですから。

あきらかな真似事さんは、きっとまた別の誰かの真似事を繰り返すだけで、まだ自分の描きたい世界がないだけです。
一時的なことなんだし、あまり気にしなくてもいいと思います。
念の為書いておきますが、真似をする人を僕はダメだと思ってはいません。

それでも本当に真似をされたくないのなら、誰も真似できないレベルのものを生み出せばいいだけです。
といってもそれが一番難しいのですが、どうせ目指すならそこですよね。

 


 

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