個展のテーマ「ヒカリのキセキ(光の奇跡)」について


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ぱっと見、前回と同じタイトルになっていますが、今回は光の「軌跡」ではなくて「奇跡」について。

安価なカメラを使うことが多いこともあり、カメラの裏蓋が空いてしまって、光漏れしてしまったことがあります。 真っ白になる部分もありますが、像が残る部分もあります。それはそれで面白い写真になるなーと思ってい ました。
そこで、自らフィルムを光漏れさせようと思いつき、撮影済みのフィルムを暗い場所で全部引っ張り出し、光 を当てながら少しずつ巻き取ってみました。光を当て過ぎると真っ白になります。目に見えない光を調整する ことは難しいですが、一部が黄色や赤色に染まったり、フィルムの穴(パーフォレーション)が写り込んだりと、 偶然が描く光の奇跡に出会えることもあります。

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写真の選定


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個展でどの写真を飾るか。いつもとりあえずざっくりと大量に選び出して、そこからボツを決めていきます。
単体で見ると好きなものでも、色味や兼ね合いでボツになる子もいれば、ギリギリで復帰する子もいます。

寸法は割としっかり計ります。バランス良く効果的に見せるためです。
僕の展示にオシャレさはあまりないけど、目に飛び込んでくるインパクトはあると思います。スカスカはないけど、ぎちぎちはあるかも(笑)。暑苦しくない部分も作らなくちゃな。

てことで、ようやく展示写真もほぼほぼ固まってきました。部分的には直貼りもあるけど、ほとんどがパネル。ゆっくり見れる展示すぺーすもあるので、そこには額装やキャンバスも入れます。

3/13(月)搬入で、14日よりスタートです。
めっちゃたくさん飾ることになりそうなんですが、、
誰か13日の15時くらいから、お、お暇な方いませんか? 
パネルでも額でもキャンバスでも好きな作品を一つ差し上げるので、お手伝い出来る方いましたら、ご、ご連絡を。

 


 

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写真の可能性


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プロ・トイカメラマンなんて肩書きですが、それなりに真面目に写真を撮ってきました。当然だけど、プロなのでちゃんとした写真も撮れます。

でも、最近はどーも遊びの割合が多い模様。
でもでも、ふざけているんじゃなくって、真剣に遊んでいます。昨日の記事のように新しいカメラを連れ出したり、この写真のようにわざとフィルムを光漏れさせたり。

よく言えば、写真の可能性を追求しています。

失敗の割合もかなり多いのですが、やっぱり写真は楽しいなーって感じています。

 

 

カメラの個人レッスン

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フィルムの現像について


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僕は全てトイラボさんにお願いしています。現像以外でも何かとかなりお世話になっています。この出会いがなければ、写真家活動も続けてこれなかったかもしれません。

てことで、今回はちょっぴり「物申す」記事です。といっても、ここを見てくれている方が対象ではないので、意味はないかもしれないけど。

昔、といっても10年くらい経つけど、僕も現像所に勤めていました。
写真の仕事も忙しくなってきたのと、本気で取り組みたくって辞めたけど、暗室での現像やフィルムのカットなど1人でいろいろやっていたからそれなりに大きな穴だったので、週明けの忙しいときだけってことで復帰しました。現像機を動かして、コントロールストリップ(コンスト)というフィルムを通して現像液の濃度の点検もしていましたね。
復帰したのは利点もあります。お金のことはもちろんですが、自分のフィルムも一日の最後に現像していました。

数年はそんな感じで続けたけど、そこもついに潰れちゃって。で、どこに現像出そうかなーって探していて、創業直後のトイラボさんに辿り着きました。
トイラボさんも、創業前にどういったサービスで展開していくかで試行錯誤されていて、僕のブログも参考にしてくれていたようです。写真集も購入してくれていて、個人的に連絡を取るようになりました。

僕にとって、無くてはならぬ存在です。なので熊本地震の時はめっちゃ心配で動揺して、そんな僕の姿を見てウチの娘も泣き出してしまったほどです。

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ここで僕が言うのも意味があるかは分からないし、内情を全ては知りませんが、トイラボさんのサイトにも記載されているように、熊本地震以来、現像料金の未払いがかなり増えているようです。地震後に増えるというのもなんかね。

お世話になっているからというだけでなく、単純にトイラボさんの提供している『現像+データ化』は便利だし、いろんなフィルムやカメラに対応してくれるし、社長さんの人柄も好きだし、仕事も丁寧で品質も良いので、色んな方に勧めています。

フィルムの現像所をネット検索で探していて、僕のブログやトイラボさんのHPで連載中のコラムに辿り着いた方もたくさんいるかと思います。僕経由でトイラボさんの存在を知った方もいるかと思います。もしかすると、その中に料金未払いの人がいるかもしれない。なんて思うと、逆に迷惑をかけてるかもしれない。

払い忘れで期日後に払うとかならまだしも、フィルムを送る前から払う気のない方もいるみたいです。激務のようですが、未払いさえなければ人員も確保出来るのかなと勝手に感じています。
フィルムもまだまだ人気だし、ずっと営業が続いて欲しいですからね。僕も細々ですが自営業です。仕事しても、お金を払ってもらえなくなると辞めるしかありません。

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フィルム好きとして、フィルムをやっている方とはある意味同士みたいなもの。でも、中にはそんな人もいるんですね。食い逃げみたいなものです。お金は感謝の対価です。だから、仕事も誠心誠意です。

近年の写真のマナーの悪さにしかり、自分のやっていることの恥ずかしさに気付けない方がいるってことがとても残念です。

先日、写真の楽しみ方の秘訣を書きましたが、最低限のモラルを守ってこそです。いい写真を撮るためなら何でもやってオッケーなんてありえませんよね。

 


 

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写真を楽しむ秘訣


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プロ・トイカメラマンとか名乗っているので、写真もお遊びっぽく、ゆるゆる写真?なんて思われがちですが、ピントを合わせることは構図よりも大切にしています。変な言い方ですが、フィルムだろうがデジタルだろうがちゃんとした写真も当然撮れます。
でもデジタルだけで撮影されている方に比べると、多重露光やクロスプロセスや光漏れフィルムなどなど、確かに遊んでる部分はたくさんあります。

* 過去記事「写真はピントが命?」

 

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ピントを大事にしているけど、偶然撮れたボケボケブレブレ写真がいい感じ、というのもあります。失敗だろうが狙ってなかろうが、自分が撮った写真に間違いありません。大小はあるけど、心惹かれた被写体だから好きな写真になることも多々あります。

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ここでも何度か書いているけど、写真をやめたいと思ったことも、悩んだことも、撮っていても楽しくないと感じたことも、撮れなくなったこともありません。
写真繋がりの人間関係に惑わされることもほぼありません。人それぞれスタイルがあると思いますが、僕も僕が思うように楽しく撮っています。だから人に何かを強要することもありません。
それなりに先生をやってきて色々教えているのに、先生っぽくないと言われますが(笑)、『写真は一生続けていける楽しいもの』って感じてもらうことを一番に考えています。

写真を楽しんで、ずっと好きでいれたら、ちょっぴり人生がゆたかだよ、って。それさえ伝えきれずに、教室が終わったら写真を撮るのもやめてしまう。なんてことになるのが一番アカンやんって。だから、楽しんでいる姿、そして上達していく写真を見るのがとにかく嬉しいです。

「こんな写真ダメだ!」「こんなの写真じゃない」なんて考えは排除して、今日の写真くらい緩〜い柔軟性でもって楽しむ。それが写真をとことん楽しむ秘訣だと思ってます。

 

 

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再販するコダックのリバーサルフィルムについて


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朗報ですね。吉報ですね。とにかく嬉しいニュースです。
2012年に販売終了したKodakのリバーサルフィルム「エクタクローム」が年内に販売再開とのことです。日本では未定ですが、おそらく入って来るでしょうね。海外から購入してもいいですね。その方が安いです。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1037896.html

エクタクロームについては僕は数本残っていて冷凍保存していますが、使うたびに在庫が無くなっていくので(当たり前や)、その度に心が寂しーくなっていました(笑)。

で、エクタクロームと書いてるけど、何種類からあります。パッケージの感じだとエクタクロームのE100Gかな? 一番人気のあったE100VSかな?

エクタクロームは個人的にはクロスプロセスで使いたいフィルムです。やっぱりクロスした時のド派手な発色は他にはありません。E100GやE200だと青味が強くなる感じで、E100VSだと青〜緑系。EPPだと全体的な色彩が派手になるので大好きでしたね〜。

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せっかく復活するのにクロスプロセスで使うって邪道ですって? うん、邪道ですね。普通にリバーサル現像するのも好きですが、クロスの現実離れした派手さも好きなんです。
再販されたら教室やワークショップでも堂々と紹介出来る。

何にしろ、フィルム人気が高まっていることは嬉しいし、有り難いですね!
アグファのULTRA100も復活して欲しいなー。

 

 

カメラの個人レッスン

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アンチ雨樹一期


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今年も終わりだし、タイトルに自分の名前をぶち込んでみました。

アンチっていいですよね。いや、良くはないけどそれだけ有名って証明でもあります。でも僕は有名度が足りないからか、あまりアンチがいない。
なんて書いたら、「いやいや、雨樹の写真嫌いだけど」という方がいるかもしれないし、『お前の嫌いな雨樹が、「俺はみんなから好かれている」ってふざけたことをブログに書いてるぜ!』ってアンチに報告するかもしれない(笑)。

それが真実であれば、個人の感想が広まるのは別に悪いことではありませんよね。

随分前のことだけど、エゴサーチした時に(つい検索しちゃう)、「好きじゃない」って書いている人がいたんですが、「雨樹一期の写真〜」ってフルネームで書いているんですよね。僕はよく雨木とか雨期とか間違われるけど、ちゃんと「雨樹一期」って書いてくれている(笑)。逆にちょっと嬉しいですよね。

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ちょっと大袈裟に書きましたがアンチというよりも、トラブルが少ないですね。回避能力がそこそこあるのか、あまり気にしないのか。悪口も褒め言葉に変換しているのか、さらっと流しているのか。

写真をやっていたらみなさん、それなりに誹謗中傷やプチトラブルってあるみたいです。それはアマチュア同士だからかもしれませんね。同調心理というのかな。趣味の域を越えて活躍されると、ちょっと悔しくなって批判してしまう。
本人は頑張って努力して手に入れたものでも、「俺ってすごいだろ」「私ってすごいでしょ」って聞こえる。『自慢しやがって』と、卑屈に捉えてしまう。

僕もそれは無くもないです。プロとして活動していたら、他のプロの活躍はちょっと悔しい部分もあります。ライバル心ですね。だからこそ頑張ろう、まだまだやるぞ!って思える。それが悪い方に行くと、相手を批判してしまう。

写真を撮っている人は多いけど、写真の世界は狭いです。よく聞く名前ほど、良くない噂です。「この人ステキー」よりも、「この人嫌いー」な方が話題になりますもんね。
僕はご本人に会うまでは相手を評価したりはしませんが、実際に「人としてどうなんだ?」って方もいるかもしれません。女性目当てのエロカメラマンもいますからね。

僕も女性を被写体として撮りたいというのはありますが、女性にモテたくて写真をやってるわけではありません。老若男女からモテたいんです(笑)。一人でも多くの方に写真を見てもらいたいし、癒したいし、教えたいし、楽しさを伝えたいです。

 


 

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僕くらいカモメ使いになると、の話


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僕くらいカモメ使いになると、好みの距離にカモメを呼ぶことが出来ます。
僕くらいLC-Aを使えるようになると、カモメがどの距離にいても目測である程度ピントを合わせることが出来ます。

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天才とは?


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『真珠の耳飾りの少女』風なポートレート。
天才画家のフェルメールの作品ですね。天才と言えばピカソですかね。

写真家で天才って言われているのは誰だろう。ブレッソンとか?

そういう人って右脳と左脳でいうと、右脳だけで撮る側になるんですかね。
右脳左脳の診断をやると、僕は少しだけ右脳が強い程度。ほぼ半々。ちょっと憧れますね。

教室の三期生に、天才と呼ばれる男がいるので(笑)、ふと考えてみました。

ミュージシャンだと中村一義は天才だと思いましたね〜。

 


 

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東福寺の臥雲橋から通天橋の景色


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今年からここでの撮影が禁止されるようになりましたね。これを撮影したのは数年前。カメラはLC-Aです。時間が空いたから少し寄って撮影しました。紅葉では有名な撮影スポットだったんですね。確かに人が多かったので、歩きながら撮りました。

そんなせっかくの撮影スポットなのに、それが禁止ってのもなぁーと思いますが、これもまたマナー悪い人が増えた結果なんでしょうね。

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ニュースで見たけど、『みんな撮ってるから撮っちゃえーっって人もたくさんいました。
写真好きが増えたから必然的にマナー違反が増えたというのもあるけど、スマホなどでカメラが身近になっただけで、きっと年代は関係ないんですよね。

この先も、撮影禁止エリアがどんどん増えそうです。
僕は人が集まる所はあまり行きませんが、カメラを持っているだけでそういう目で見られちゃいますからね〜。

 

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