2013年の秋。廃観覧車が撤去されるという情報を聞き、あわてて撮影に行った。錆びた鉄骨と、骨組みの観覧車にしびれた。
撮影に行った時は作業中で、観覧車の少し上の小さい四角のゴンドラが上がったり下がったりしていた。
怖過ぎるでしょ。
2014年冬。観覧車を撮りに熊本へ行ったら、改装中でゴンドラがなかった。
「き、貴重ですねー」と慰められた。
2015年秋、僕の好きな被写体一位と二位のコラボ『観覧車+コスモス』を撮りに福岡に行ったら、解体中で骨組みになってた。
熊本に、福岡。九州さん。雨樹お断りですか?
さすがにずっこけた。涙がちょちょぎれた。
ゴンドラがないとか普通は珍しいはず。でももう三度目。2013年はそれを知って撮りにいったからいいんだけど。2014年、2015年は偶然。
目的は撮影会やワークショップだし、超快晴で撮影日よりだったけど、なんちゅうかもうね。
ただ、『ゴンドラのない観覧車』って言葉はちょっと格好いい気がする。