フィルムの紹介−03『Tokyo gratzy PARADE 100』


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10年ほど前に一時的に販売された、今や幻のフィルムです。もはや存在を知らない方の方が多いかと思います。
「販売直後に一旦販売を中止、再販されたものの一年の内に販売終了した」という記憶です。

フィルムの特徴を引用すると、

全体的に色が濃く写るのが、大きな特長です。
白い物を撮ればややピンクがかったり、ブルーの物を撮ると深みのある青々とした色に写るとてもユニークなフィルムです。

色彩豊かな物を撮っていただければ、予想以上の活躍をしてくれる事でしょう。
特に作品撮りなどに力を発揮するフィルムとなっております。

と、文面だけを見るとワクワクしますよね。

しかしながら、発売当初から問題が多いフィルムでした。何より現像してくれる所がない。僕が当時勤めていた現像所でも、このフィルムはお断りしていました。他のフィルムに悪影響を及ぼす可能性があるとか。
実際はそんなことないんでしょうけど、何かあったら嫌だし変わったフィルムはお断りということでしょうね。ただ、乾きが悪くて埃の付着やムラなどもあったので、やっぱり敬遠されるのは仕方ありませんね。

問題はそれだけではなくって、フィルムに傷があるんですよね。はじめから。たまに大きな傷が付いていたりもしました。

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色味は薄らとピンク色がのってくる感じ。久しぶりに使ってみた感想は、「傷もないやん!」「ええやん!」でした。今後出会うこともないだろうフィルム。横浜のワークショップでこれを引いたら大当たりですね。

 

□ 11月5日「横浜WS」あと1名
□ 11月6日「横浜WS」あと2名
https://amaki15.com/blog/?p=7543

 

 

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「うんちく」や「こだわり」を語る人


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フィルムとデジタルの描写の違い
僕はどっちも好きだから分かるけど、写真の初心者の方は意外と分からないです。
僕がどれだけこだわって撮っていてもそういうものです。
ちなみに、今日の写真はフィルムです。

デジタル一眼のメーカー別の違い。レンズの違い
そんなものはきっと、もっと分からない。分かるのなんて重さくらいです。
でもある程度の年齢になって来ると、その違いを語りたがる方は多いです(特に男)。うんちくですね。「こうでないと絶対ダメ!」だと言い切る方もいます。
だいたいが専門用語バンバンで難し過ぎたり、どうでもいいことだったり。
否定されるような内容だと、きっと超うざいですよね(笑)。
もちろん、中にはためになるお話もありますけどね。

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僕はうんちくを語ることはないです。「〜がダメ!」というのもありません。教える立場としていい方向を進めはするけど、強制はしない。『好きに撮ればええやないか』派です。自分の中のこだわりなんて、自分だけが持っていればいいやと。

 

さて。てことで、11月に横浜でうんちくこだわりを語ります(笑)。

◎ 横浜WS「フィルムで操る色彩」
■ 2016/11/5(土)・11/6(日) 13:30〜16:30

発色に特徴のあるフィルムをこちらで準備、まずはサンプル写真をお見せします。それをくじ引きで選んで頂き撮影に行きます。

派手になる、柔らかくなる、レトロになる、変な色になる。どれが当たるかは分かりませんが、フィルムの醍醐味を楽しんで頂ける内容です。

二日間の開催ですが、紹介するフィルムは別のものになります。連日の方は少し割引もありますよ。

お申込み、詳細はコチラです。

 

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どこで撮影したのか?


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よく聞かれます。よく聞きます。

教室やワークショップの撮影会ともなれば、たとえば花の咲いているところを検索して探します。
でも、一人ならとりあえずこの駅で降りて歩いてみよっか、という行き当たりばったりなタイプです。たいして撮るものがないこともあります。でも、素晴らしい景色と出会うこともあります。

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有名ではない撮影スポットってありますが、それが拡散されて火がついて町おこしになる。というのならいいんですが、ここ数年は『その場所が荒らされる』というパターンが多くなりました。

『マナーを守らない人』はこれまでもいました。
それが単純にカメラを持つ人が増えて、その数だけ『マナーを守らない人』も増えたんだと思います。SNSの効果で、マナー違反を知る機会が増えたのもありますが、実際によく見かけるようになりました。

たとえば花見に行ってゴミを散らかして帰る人がいます。キレイな桜を見に行ってその場を汚すとかありえないと思いますが、『キレイな花を見たい<騒ぎたい』からなんだと思います。百歩譲ってまだ分かります。いや、千歩かな。

でも、『花を踏みながら花を撮る』とか、ちょっと意味不明ですよね。
その写真を見せる時に、「これは花を踏みながら撮ったんだ」という人はいないと思います。
だからそれなりに罪悪感もあるはず。

撮影者たるもの、心はキレイでありたいですよね。

 

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『フルサイズ手に入れた自慢あるある』


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車内で撮影。こうやって気軽に撮れるのがLC-Aのいいところ。デジタルとフィルムの違いは、色味や雰囲気だけではなく被写体や撮り方も変わることです。お手軽さって重要。

デジタルをこれからはじめるという時。
「APS-C機を買うよりも、どうせいつか欲しくなるフルサイズを買う方がいい」という意見があります。僕もそう思います。
これね。フルサイズを手に入れると気付くんですよ。そして言っちゃうんですよ。
「はじめからフルサイズ買っていれば良かった」って。

でも、これって半分くらいは『フルサイズ手に入れた自慢あるある』です。

実際は、いきなり重たいフルサイズだと使用頻度が減ってしまいます。
初心者の方には複雑です。いらない機能も満載です。
「はじめからフルサイズ〜」ってのは、たくさん撮って、いろいろ知ったからこそ思うだけのこと。

だからはじめは機能や高画質を求めるよりも、単純に楽しく気軽に撮れるカメラが一番いいかもしれません。

で、いつか手に入れてから言えば良いんです。
「はじめからフルサイズ買っとけば良かった。もう、全然違うわ(どやっ)」って。

その頃にはカメラの腕もかなり上達していますし、それを実感出来る瞬間も楽しいです。

 


 

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【大阪】フィルムカメラワークショップ『フィルムで操る色彩』


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* 募集人数に達した為、現在キャンセル待ちです。

告知です。大阪でフィルムをがっつりと楽しんでもらえるワークショップを開催します。
デジタル世代の今、フィルムは生産終了や値上げが多いのですが、それでもまだまだたくさん売られています。新たに販売されることもあります。

フィルムにはいろんな種類があって、どれを使うかで、また現像方法を変えることで、色味や雰囲気もガラッと変わります。これがフィルムの醍醐味でもあります。

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そこで今回のワークショップでは、こちらで事前に10種類ほどの特徴のあるフィルムを準備します。それぞれの色味や雰囲気をサンプル写真を見せながら説明。
くじ引き形式で選んで貰って、それをカメラに装填して撮影に行きます。

今は販売されていないレアなフィルムも準備します(ヤフオクでも高値取引されてます)。特徴のハッキリしたフィルムをチョイスするので、中には変な色になるフィルムもあります(といっても値段は高い)。安価で使いやすいフィルムもあります。どれが当たるか分かりませんが、それも含めて楽しんで頂けるかと思います!

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【日時】

10/16(日) 13時〜16時まで

*10/30(日) 13時〜ボダイジュカフェにて講評会+500円で参加(参加自由)

【料金】

 5,500円 (税込み)

*35mm使用のフィルムカメラ必須となります。
*レンタルカメラ(LOMO LC-A)希望の方は+500円
(撮影中に落下などで故障した際の保障込み) 
* カメラを持参する方は申込みの際に「カメラ名」の記載お願いいたします。
* 基本的には雨天決行です。
* お支払い完了で、予約完了となります。

【キャンセル料金】
当日:全額
当日〜7日前まで:半額
それ以前は無料となります。

【料金に含まれるもの】
フィルム+現像+写真のプリント(Lサイズ)+データ化(16BASE)。
合計3,500円ほど

* フィルムはWS終了後にネットフィルム現像所の『トイラボ』さんに郵送になります。その後、現像済みフィルム・プリント・データCDをお届け致します。データサイズの16BASEは大きいのでA4などにもプリント可能です。
* 当日撮影された写真は、お一人3枚ほどトイラボHP内のコラムにてシェアさせて頂ければと思っています。

 

【講座・撮影場所 】

淀屋橋の貸し教室で講座、中之島の川沿い〜靭公園で薔薇の撮影

募集人数は5〜10名になります。

 

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光と影と撮影テンション


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撮影に行く時は真っ昼間が多いのですが、日が落ちて影が伸びる時間に一番テンションがあがります。みんなはお腹も減って、明日の仕事も考えて、そろそろ帰りたくなる時間かもしれませんね。

暑さも少しマシになって、もう9月の中旬。日が落ちるのも早くなって、すっかり秋の空になってきました。

今年もなんやかんやで後少し。ここから早いんですよね。まだ来年の目標は決まってないですが、大阪でフィルムトイカメラ教室(四期生)を開講したいとは思っています。
それに先駆けて、10/16に大阪では久しぶりのワークショップも開催します。もちろん現在の教室や個人レッスンの生徒さんのご参加も歓迎です。
明日には告知出来るかなー。

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一枚目の写真の横からの位置です。
バス停の一部分だけ、ちょうど人の影が見えるんですよね〜。それを見つけて、「これは!」と思い、正面からも撮りました。
こういう何気ない風景(時間)って、LC-Aだからこそ撮りたくなるんですよね。

 


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「趣味や好きなことを仕事にしない方がいい!」なんてことはない


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趣味や好きなことを仕事にしない方がいい。という、定番のお言葉。
『写真を仕事にしたいと言っている人』が、『写真を仕事にしている人』から言われるみたいです。

すでに仕事にしているからかもしれないけど、実際に僕が言われたことはないです。
仕事にしたいと思ってた頃に言われた気もするけど、それは好きを仕事にしていない人からの言葉だったので、説得力もないし覚えてません。

いろんなアーティストさんと会ってきたけど、誰もそんなことを言わない。

あれ?いったい誰が言ってるのやら。

 

肝心なのは何の為に、誰の為に撮っているか

その言葉って、仕事になるまでの道のりじゃなくて、仕事になった後の話ですよね。で、おそらく仕事となると好き勝手に撮れない。クライアントが望むように撮る。だから、好きじゃなくなる….
みたいなことを言いたいんでしょう。

仕事なんだからそれは当たり前なことだけど、だからって嫌いになるのかな?
そんな仕事ばかりじゃないはずだし、自分の写真の雰囲気を知った上で依頼されて撮ることもあるはず。それで喜んでもらえるとか最高ですけどね。

それを言った人が、どんな状況だったか分かりません。本当は仕事にして良かったと思っているけど、甘く見てるからつい戒めの為に言ったのかもしれない。
もしくは、本当に仕事にして後悔してるのかもしれない。

でも、そんな人はきっと、自分のために写真を撮っていたんでしょう。

 

やってみないと分からない

わざわざ言わなくていい言葉かもしれないけど、言われて諦めるくらいなら、まーそれでいいのかもしれない。
本気で好きで人生を賭ける価値があるなら、反対意見って聞こえないです。

でも、写真家といっても仕事のスタイルなんてそれぞれ。同じ仕事でも、その中での考え方や受け取り方も人それぞれ。だから、その言葉にあまり意味なんてないです。惑わされる必要もないです。

 

僕は写真を仕事にする前から、どこかの誰かの心に届けたくて撮ってきました。
それは作品的なものでしたが、自分のためじゃなくて、仕事として人のために撮れることが嬉しいです。

自分で経験しないと分からない。だから僕の言葉も当てにはならないかもしれない。でも僕は、仕事にすることで、さらに写真が好きになりました。

 


 

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「16Personalities性格診断」って知ってますか?


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性格診断とか占いって結構好きです。信じる信じないは別ですが、単純に面白いです。
といっても、別にわざわざ占ってもらいに行くことはほぼありませんが。

で、ネットで「16Personalities性格診断」ってのをやってみました。質問に答えて16タイプに分けるというのも。
結果は、『建築家』。全人口の2%だって。なるほど、どうりで似ている人に出会わない。

その中の一文で「想像力が豊かな一方で決断力があり、野心に溢れている反面、引っ込み思案で、驚くほど好奇心がありますが、エネルギーを浪費しません」
とありましたが、この矛盾している部分とか、めっちゃ合ってる。
いや、エネルギーもそこそこ使ってるつもりですが、エネルギッシュにはあまり見られないかな。

 

興味ある方はどんぞ。
https://www.16personalities.com/ja

 


■ ショップに中古のLC-A追加しました。
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誰も見向きもしない花


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倒れた花、横は工事現場。ここで撮影したのは世界中で自分だけかもしれない。

昔は自転車でブラブラ移動しながら撮影するのが中心だった。それが原付になり、いまは車がメイン。
移動範囲が広がるのはいいけど、逆に見えなくなるものがある。

何も撮るものがないような場所でも歩いてみることで、目を凝らしてみることで、発見出来るものがある。

儚気に頑張って咲いている花。それは僕にとってはとっても魅力的。

 


 

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SPROCKET ROCKETで多重露光やってみよう!


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スプロケットロケットの多重露光です。クリックで拡大表示されます!
すでに生産終了したのですが、トイカメラとしてはなかなか優秀です。
使用頻度こそ少ないですが、名作もたくさん生まれています。

でも上手く撮るのは難しいという言葉をよく聞きますね。
絞りもシャッタースピードも固定だし、デジタルやLC-Aなどのオート露出に慣れている方には難しいのかもしれませんね。パノラマで広角、しかもレンズに癖もあります。

多重露光の方法はLC-Aと同じく、一度撮影して、巻き戻して、再度重ねていきました。
一回目は左下斜め半分で撮影。二回目は右上斜め半分で撮影。

大成功だったので先月の教室のグループ展での候補だったんですが、上手く重なり過ぎて多重したように見えなくてボツに。

そんな癖のあるトイカメラやフィルム別の発色、多重露光などを学べる教室のご紹介です。

 

■ 名古屋にてフィルムトイカメラ教室の一期生を募集中
9/4(日)より隔週で開催。半年のクラスです。
詳細はコチラ

■ 大阪にて三期生、平日クラスの募集中
8/25(木)より開催。四ケ月のクラスです。
詳細はコチラ

■  東京にてワークショップ(8/4まで受け付け中)
8/5(土) 15時〜
詳細はコチラ

 


 

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