「無料で写真を撮って」と頼まれた時はどうすればいいか?


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トイラボさんのHPで連載中のコラム。今回の内容は「無料で撮ってくれと頼まれた時はどうすればいいか?」です。「幾らで撮ってくれる?」って聞いてくれたらいいけど、「撮ってちょーだい」だけだと、『無料で?』なんて思いますよね。

これも「あるある」なんですよね。イラストレーターや画家やデザイナーにもあることと思います。

ある程度撮れるようになってきたけど、まだ100%の自信が持てていないからこその悩みかもしれませんね。

コラムでは長々と書いていますが、これの乗り越え方としては体験するしかないかもしれません。無料で撮ってしっかりとバカを見る。「なんでタダで撮ったのに、こんな損して、いろいろ言われなアカンねんーー!」、って。そして無料では撮らなくなる。結局はこのパターンが多いんじゃないかなと思います(笑)。

僕は撮る以外に教えることもやっていますが、同じことです。しっかりとお金を取って教えています。技術や知識や経験ってタダではありません。手に入れるのには時間もお金もかかります。努力も必要です。

そうやって自分の中では価値があるものと考えることが出来るようになれば、この点で悩むことはほぼ無くなると思います。

http://cafe.toylab.jp/column/amaki15/14989/

 


 

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スプリッツアーの多重露光世界


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あまり使用頻度があるわけではないのですが、たまにスプリッツアーも使います。
LC-A+の撮影アクセサリーで、これを使えば撮影場所を分けることが出来ます。

単純なところでいうと上下ですね。この写真は下に花を撮って、上に桜を撮っています。
左右とか斜めも出来ます。

多重露光は奥が深くって、普通には撮れない、存在しない世界を表現することが出来ます。

僕は『日常をよりステキに見せたい』という想いがあるので、それとは反する世界。
でもね。やっぱり極めていくほどに面白くて、明暗差も考えて撮る必要もあるので写真の腕はあがります。

5月27日の横浜でのワークショップでは、サンプル写真をお見せしながらそんなコツもお話いたします。

 

【横浜】多重露光ワークショップ

 


 

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もう、写真をやめよう。


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写真で悩むこと、ありますよね。好きだけど撮影から遠ざかることがあります。好きだからこそ、かもしれません。
なかなか上達出来ないから、というのもありますが、それはひとまず置いといて。

内部よりも外部から悩まされることがあります。
そして撮らなくなった、という方も多いです。
人間関係がその一つです。
忙しさもありますね。仕事だったり、身内のことであったり。

理由は様々です。

そんな時に読んで頂きたいコラムになります。

 

トイカメラの教科書第62回「もう写真をやめよう、最近撮らなくなった」

http://cafe.toylab.jp/column/amaki15/14958/

今読み返してみるとちょいちょい誤字脱字ありますが、気にせずなんとなくで読んで下さい(笑)。
そして執筆後に横浜でのWSが決定したので、告知を入れるのが出来ませんでした。

今回のコラムですが、トイラボさんのFacebookページでたくさんシェアされていますね。
撮り方とは別の視点でのコラムもまた書いてみようと思いました。

てことで、フィルム大好きな方だけでなく、最近あまり撮っていないなぁという方もぜひワークショップに!!

 

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◆『多重露光』&『光漏れorレッドスケールフィルム制作』ワークショップ募集

http://amaki15.photo/yokohamaws2017.html

 

 

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『多重露光』&『光漏れorレッドスケールフィルム制作』ワークショップ募集


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 今年もまた横浜にてフィルムカメラのWSを開催します。
一日目は多重露光を、二日目は光漏れorレッドスケールフィルム制作なります。

二日間の内容と撮影場所の「赤レンガ」や「コスモワールド」は相性抜群です。
初心者の方にはレンタルカメラもあります。

デジタルとは違い撮ったその場では確認出来ないですが、現像が出来上がるまで待つのは新鮮で楽しいですよ。
フィルムに興味がある方、これからやっていこうと検討中の方、すでに楽しんでいる方、みなさんに楽しんで頂ける内容となっています。
 

詳細・お申込みはコチラより。
 

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【日時】

・5/27(土) 13時〜16時 多重露光
・5/28(日) 13時〜16時 光漏れorレッドスケールフィルム制作

【料金】

 5,500円 (税込み) 2日の方は10,000円。

【料金に含まれるもの】
フィルム+現像+写真のプリント(Lサイズ)+データ化(16BASE)。
合計3,500円ほど
* フィルムはWS終了後にネットフィルム現像所の『トイラボ』さんに郵送になります。その後、現像済みフィルム・プリント・データCDをお届け致します。データサイズの16BASEは大きいのでA4などにもプリント可能です。

*35mm使用のフィルムカメラ必須となります。
*レンタルカメラ(LOMO LC-Aなど)希望の方は+500円
(撮影中に落下などで故障した際の保障込み) 
* 基本的には雨天決行です(台風などの際は中止。ご返金になります)。
* お支払い完了で、予約完了となります。

【キャンセル料金】
当日:全額
1日前〜7日前まで:半額
それ以前は無料となります。

【講座・撮影場所 】
JR関内駅南口より徒歩1分の貸し教室で講座。
その後、赤レンガ〜コスモワールド方面に撮影に行きます。
たくさん歩くことになりますので、歩きやすい靴でお越し下さい。
*募集人数は6〜10名になります。

 

それぞれの詳細・お申込みはコチラより。

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どこにピントを合わせるか?


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桜之宮公園にて、桜と電車。

この構図ってピント合わせ迷いますよね。手前の桜? 奥の桜? 電車?
デジタルならとりあえず全部に合わせて撮ってますが、フィルムなら僕は奥の桜が多いです。

ブローニなので12枚しか撮れないから、ここでの撮影は一枚だけ。貧乏性ですかね。
でもそれだけ慎重になるからか、ほんの12枚なのにデジタルで100枚撮るよりもいい写真が多かったりします。

フィルムをやめられないのは、こういう部分もありますね。
フィルムは打率がいい。

 

 

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ハイキーとローキーの違い


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『ハイキー』とは露光過度のこと。『ローキー』とは露光不足のこと。
単純に言うと、『明るい』・『暗い』てことです。

ハイキー写真は、ドリーミーとか、ゆるふわとか、ゆるかわとか、エアリーとか、そういう表現で活動されている方がいますね。
そのククリをしてしまうのは本当はちょっと違うけど、明るめには撮影されています。

でも、ローキーで有名な写真家さんってあまりいない気がします。僕が知らないだけかな。
ローキーは暗いってことですから、どっちかっていうとネガティブな表現ですよね。
切ない、悲しい感じです。

僕もハイキー寄りな写真家ではありますが、寂しくて暗い写真も好きです。

ハイキーで撮る時ははじめからそのイメージが頭にあります。そういう視点で被写体を選んでいます。

ローキーも同じです。

でも、どちらかというとローキーの方が難しいですね。
暗い中にもポッと明るさを入れるので、その視点って普通の感覚ではないんですね。

単純に明るく撮ればいい、暗く撮ればいいって訳ではなくて、どちらも明暗差が大切です。

 

別に2つに写真を分ける訳ではないですが、単純に説明するとそういう感じです。

試しに僕の写真事務所名を入れてみました。

 

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イメージも変わりますよね。

…なぜだろう、下の方が合ってる気がします。

 

『表現』の基礎ってこういう部分だと思います。
何を伝えたいかで、撮り方や視点を変える必要があります。

 

なんてことを教えたりもしています。

http://amaki15.photo/lesson.html

 


 

 

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一番始めに撮った花


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デジカメを手に入れて一番始めに撮った花が木蓮。

それがなかなかいい感じに撮れていて(今見るとたいしたことない)、そこから僕の『根拠の無い自信での写真家活動』がはじまりました。そしてLC-Aを手に入れて、そこからどっぷりと写真の世界に。

いま思えばそれは大切なことだったけど、振り返るとよくもまーあんな自信があったものだと、恥ずかしくもなります。

最近、LC-Aでは上手く撮ろうって気持ちはなくなって、いろいろと研究・冒険中。
「ここで撮っても手ぶれするしやめとこう」じゃなくて、とりあえず撮ってみる。

だから出来上がりは失敗だらけ。

ちゃんと狙えばある程度いい写真が撮れているんだけど、それに飽きてしまったのも少しあります。

2歳の娘を見ていると、大人の頭はカッチカチなことに気付かされます。
子供の斬新さに驚かされます。それに少し感化されて、自分の中での写真の常識をあえて崩してみることで、世界が広がるかもしれないと思いました。

 

てなこともあって、撮り方の常識にとらわれず、不真面目な真面目さでもって、今年中に一つステップアップしたい。

 


 

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毛馬桜之宮公園で桜撮影


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桜之宮公園は大阪の桜の名所。人は多いけど僕は好きです。桜だと大阪城に行く人も多いけど、桜ノ宮の方がオススメですね。桜の木の数は10倍くらいあるんじゃないでしょうか。

ちなみに造幣局の通り抜けもここですね。でも人がさらに多くてゆっくり撮れないので、撮影がメインの方にはオススメしません。いろんな品種の桜が咲いていますが、僕はソメイヨシノが一番好きなので、あえて行くことはありません。
今回はせっかく近くまで来たので行きましたが、半分以上開花してませんでしたねー。

桜之宮公園には二年に一度くらいは行っています。
今年は二回。一度目はフィルムカメラで撮影会。二度目はデジタル一眼で個人レッスン。
フィルムはずっと雨。デジタルはほとんど曇りで最後に晴れ。なかなかお天気に恵まれないけど、こんな年もありますよね。だからこその水たまりの反射を利用した撮影出来ます。

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結局ね、撮った写真って桜ノ宮じゃなくても撮れそうな写真がほとんどです。でも目に焼き付く風景は圧巻。撮影って「撮る」だけでなく、目で見る楽しさもありますからね。

目で見る良さと、写真で見る良さって必ずしも同じではありません。
生には適いません。でも、だからこそ生では見ていない視点で撮影するんですね。

 

 

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桜の撮り方コラム


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トイラボHPで連載中のコラム、第61回がアップされました。
毎月連載で5年。第1回から読んで行くと大ボリュームです。
まとめて本にしたいですが、序盤の頃に紹介していたフィルムがもう廃盤だったりしますね。

さて、今回は桜の撮り方です。撮影も楽しみです。

桜の木があるとどんどん寄って行きたくなりますが、少し視点を変えて『桜のある風景』として捉えてみましょう。って感じのコラムです。ぜひ!

トイカメラの教科書第61回「桜の撮り方」

 


 

 

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個展のテーマ「ヒカリのキセキ(光の奇跡)」について


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ぱっと見、前回と同じタイトルになっていますが、今回は光の「軌跡」ではなくて「奇跡」について。

安価なカメラを使うことが多いこともあり、カメラの裏蓋が空いてしまって、光漏れしてしまったことがあります。 真っ白になる部分もありますが、像が残る部分もあります。それはそれで面白い写真になるなーと思ってい ました。
そこで、自らフィルムを光漏れさせようと思いつき、撮影済みのフィルムを暗い場所で全部引っ張り出し、光 を当てながら少しずつ巻き取ってみました。光を当て過ぎると真っ白になります。目に見えない光を調整する ことは難しいですが、一部が黄色や赤色に染まったり、フィルムの穴(パーフォレーション)が写り込んだりと、 偶然が描く光の奇跡に出会えることもあります。

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