写真家といっても、いろんな活動があります。向き不向きや性別もあるかもしれません。何を望まれているかで考えると、家族撮影なら女性に撮ってもらいたい、ポートレートなら男性に撮られたい。ふんわりなのか格好良くビシっと決めたいのか、漠然とですがどんな写真を撮っているかよりも、時には性別で優先されることもあります。
万人に選ばれる写真家であることは難しいです。
その必要はないのですが欲張ってしまいます。そして全部全部となると方向性も分からなくなってしまいます。自営業、自由業、フリーランス、中身はほぼ同じなんですが、何でも屋の方は多いです(笑)。僕も写真だけではなく、そこそこいろんなことが出来ます。
ちなみに、大阪なら色々出来る人が望まれて、東京では突飛した技術がある人が望まれる、と聞いたことがあります。
当たって砕けたら組み立てる
僕は自分でゼロから何かを発信していくことも多いので、それだけ失敗は多いです。たとえば、教室やろうとしても人が集まらないとか。
単発のワークショップならいいんですが、長期の教室だと開催は見送ることになります。もちろん、こちら側の都合ですから申込者にはただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、それを恐れて『集まるかどうか分からないから出来ない、やらない』だと、結局いつまでたっても何も出来ません。
基本的に人にご迷惑をかけずに生きたい人間なので、情けないやら申し訳ないやら、いろんなダメージはあります。それでも心を決めてとりあえずやってみます。とりあえずって言い方はどうなんだ?って思われるかもしれませんが、やらなくちゃ結果なんて分かりません。
過程に意味がある
結果がダメでも次に活かせます。過程だって大切な経験です。
生意気書いていますが、全て挑戦出来ている訳ではありません。悪い結果を考えて、架空の第三者に迷惑がかかるかもしれないからって、いい子ぶってしまうことがあります(笑)。でもそれで『出来ない』というのは、半分は言い訳です。
受け身ではなく、発信する側になりたいです。別に僕や写真家を目指す方に限らず当てはまることですね。個展をやりたいけど誰も来ないかもしれない、とか心配したとことろで、やらないと分からないし、その過程にも意味はありますからね。反省点も分かれば次にいかせます。
僕個人の前に『家庭』があるので、砕ける訳にはいかないのもありますが、『やりたいこと、叶えたいことがあればやってみる』ですね。