トイカメラの教科書『ゆるふわ(ハイキー)写真の撮り方』


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トイラボさんで連載中のコラムがアップされました。
今回は、女性に人気の『ゆるふわ写真の撮り方』です。

こういう写真、作家さんによっていろいろ言い回しは違いますけど、柔らかくってふんわりした写真ってことですね〜。

一時期の僕はクロスプロセスでビビッドなガリゴリなド派手写真や、昭和レトロなノスタルジー写真が好きでしたが、最近の僕の写真はこっち寄りです。
いまもビビット&レトロは撮りますけどね。

これまでいろいろ撮りながら、自分の世界を広げてきました。
ここからはそれをもっと尖らしていきたいです。

いまは撮り方を教えているので、「どんどん真似してねー」という感じですが、誰にも真似が出来ない唯一無二なカメラマンも目指しています。

 

「ゆるふわ(ハイキー)写真の撮り方」

 


 

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神懸かった一枚はどこにあるのか?


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昨日の記事の続き。

『平均していい写真を撮れる』と書いたのですが、その中でも多少のムラはあります。
60点ばかりの日もあれば、80点オーバーの写真ばかり撮れる時もあります。

これが困ったことに原因がよく分かりません。

はじめて行った場所で天気も良くってテンション高らかに撮っていても、全体的にパッとしない時もあります。

雨降りや曇りだけど、いい写真がズラリなんて時もあります。

 

それでも昔と比べると、平均点は随分高くなりました。
でもそれは失敗しない撮り方が増えたとも言えます。

だから、たまには平均を求めない撮り方をしてみてもいいのかもしれないなって思います。その中に神懸かった一枚が潜んでいるのかもしれない。

ま、ほんとにダメ写真ばかりだとちょっと凹みますけどね。

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失敗から学んだ先にある写真の楽しさ


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フィルムの楽しいところは、失敗することでもあります。
…なんて、どんだけポジティブな言い方してんだって話ですが、それも必要なことだと思っています。
今日はそんなお話。

 

デジタルとフィルムの失敗の違い

デジタルって、その場で確認して対応出来るのはめっちゃ利点ですが、あまり失敗した意識ってないんですよね。あるとすれば、電池やSDカードを忘れる失敗くらい。
でもフィルムって、時にはほぼ全滅することがあります。当然、確認出来ないので撮ってる最中は気付きません。
仕事となると超怖いです。

単純なミスもあります。フィルムが空回りして一枚も撮れていかなかったり、電池が切れているのに気付かず撮り続けていたり。
フィルムを入れずに撮っていたこともあります。撮り終わって、裏蓋パカっ、空!? って、もうアホです(笑)。でもカメラによってはこれがあり得ます。
昔は現像所で自分で現像していたんですが、現像中に電気を点けられたこともありました。もちろんそのフィルムは全滅です。

 

失敗とは学ぶということ

クロスプロセスや多重露光など、博打的な要素のある撮り方をすれば、失敗することもあります。感度設定や露出を間違っていたり、距離設定や構図の失敗もあります。その日の天候や明るさに適したフィルムというのもあります。ふんわり撮りたいなら、それに合わせたフィルムをチョイスする必要があります。カメラの個性だってあります。
そこを学んでいかないとイメージ通りに撮ることが出来ません。

でも、僕はそうやっていろいろ失敗してきたお陰で、随分と学べることもありました。いまはトイカメラなどの天の邪鬼なカメラでも、イメージ通りに撮ることが出来るようになりました。
言ってしまえば、全ての失敗は成功への道しるべなんですよね。
新しいことに挑戦して、そこを乗り越えるたびに、写真の楽しさが増えていきます。

たいして知識もなく、だけどただ撮ることが楽しい時期もありましたが、それとはまた違った楽しさです。

だからそれを恐れないで、失敗しても悔やみ過ぎずに、次に生かしていけばいいと思います。

今はデジタル全盛期ですが、フィルムのある時代に生まれてほんと良かったなーって思っています。

 


 

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春は『多重露光』の季節


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春限定、というわけではないのですが、多重露光は花と重ねるとあまり失敗しません
適当に撮ってもそれなりの仕上がりになります。

もちろんコツはあるし、絶対失敗しないってわけではないですが、ある種博打的な要素のある多重露光。
その中でも『+花』というのは、本命に賭けるようなものだと思います。

 

本当は、先週くらいに東京で多重露光WSの予定をしていたのですが、致し方ない事情があって流れてしまいました。
なーかなか予定通りにいろいろ進んでいませんが、今年中には出来れば二回ほど行いたいと思っています。

本当は教室なんかもやってみたいんですが、大阪から通うのが大変だし、交通費と宿泊費も厳しい。
となると、土曜と日曜でクラスを分けて、連日にするか。ていうかそもそも人が集まるか?

仕事面も考えてしばらく東京を本拠地にするか?

ブログのアクセスも東京は圧倒的に多いんですよね。
次に愛知、大阪。関西と関東抜いたら次はなぜかカリフォルニアとかロンドン。

とりあえず、まだ大阪で教室もやっているので動けていませんが、今の内にいろいろ潜在意識にいい方法ないか探させています。


 

 

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LC-Aで撮る料理写真(天保山の「ハaハaハa」カフェ)


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LC-Aで撮る料理もわるくない。デジタルみたいに自分の好きな距離でピントを合わせるのは難しいけど、決められた距離で撮るにはどうすればいいか考える。

おまけに、室内だからって感度設定やホワイトバランスを変えることは出来ない。

わずらわしいと言っちゃえばそれで終わりだけど、そこには必ず学べるものがある。
今の便利さを知ることが出来るだけでも勉強になる。

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そうやって、不便さを前向きに捉えていくと、発想や視点も広がる。
…なんて語ってみたものの、僕は単純にLC-Aの描写が好きなだけですけどね。

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ちなみに写真は、個人レッスンで訪れたお洒落カフェ、天保山にある「ハaハaハa」。

いいカフェあるんですよってお連れしたら、「あれ? 今日は純喫茶じゃないんですか?」って言われた。

純喫茶のイメージって(笑)。

 

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『熊本地震チャリティーポストカード展』


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ボダイジュカフェにて開催中の『熊本地震チャリティーポストカード展』に参加しています。
一枚200円にて販売。全額を寄付いたします。

何か出来ればという想いで、120名のアーティストさんが参加されています。
何か出来ればと思っている方は、ぜひ訪れた際にはお買い上げよろしくお願いします!!

『ボダイジュカフェ』
大阪府大阪市北区神山町1-5扇町公園ビル1F  (Googleマップで見る
営業時間:11時~18時

 


 

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許せる人・許せない人


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最近好きな花、ポピー。
ポピーって遠目で見るとカラフルで可愛いけど、近付くとちょっと毛深いし、咲く前の垂れ下がったつぼみも気持ち悪いって思っていました(笑)。

それがねー。ついに許せるようになってきました。

ちょっと話は違うかもしれないけど、歳をとると共にいろんなことが許せるようになる人と、どんどん自分勝手になっていく人と両極端ですよね。

どうせなら、いちいち「許せん!」なんてピリピリしてるよりも、とっつきやすい朗らかな人間になっていきたいですね。

 

 

カメラの個人レッスン

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1dayt

 

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写真の上達に必要なもの


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猫を撮る時は猫目線。花を撮る時は虫目線。

自分の目線なんて、他の人の目線と同じだから、そのまま写真を撮っても目新しさがない。だから、毎回というわけではないけれど、写真を撮る時は自分のいつもの目線を除外する。

たとえばこの写真なら、小人になった気分で見てもらえたら嬉しい。

ちなみにこれはノーファインダー。覗かないなんてダメだ!という方はいるかもしれないけど、僕は推進派。
慣れたカメラならファインダーを覗かなくても、どういう風に写るかはある程度分かる。LC-A歴ももうすぐで10年。ここまで使いこなせるカメラは他にない。

ノーファインダーはさておき。写真の上達にはカメラ慣れも必要だなって思う。

 

 

カメラの個人レッスン

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1dayt

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流行り


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長く咲いていた菜の花もほぼ終わりましたね。
僕の中の春のイメージは桜ではなく、菜の花。
花と空、黄色と青のコントラストっていいですよね。

昔はこの季節はよくクロスプロセス現像していたけど、最近はド派手よりも柔らかく撮るのが好き。

撮影にも流行りってあるんですよね。世間ではなく、自分の中で。
そうやって色んなイメージで撮っていくことで、撮影の幅もかなり広がりました。

ここからは独自の世界をもっと追求していきたいです。

 

 

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桜がキレイな理由


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毎年、必ず思うのは「桜はやっぱりキレイだな」ってこと。

きっと、この美しさの秘密は儚さだと思う。
もしも一年中ずーーっと咲いていたら、何も感じなくなる。

咲いているのは一年の中の、ほんの一週間ほど。
いつもの気にもとめない場所に突然咲き誇る。

昔からそれをずーーと体感してきた。
入学式などの、新しいことがはじまる時に。

そして、過去がフラッシュバックする。

 

桜ってそんな記憶ごと咲かせてくれる。

そしてほんの一瞬で去って行く。

 

そりゃ、美しいって思いますよね。

 


 

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