カメラのピントが突然合わなくなった時の対処法


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最近、出番がなかったパノラマカメラのHORIZON PERFECT。
というのも、なぜかピントが合わないという故障が直らなかったから。

以前はなぜか光漏れする時があって、それはカメラ全面のビスを締めただけで直りましたが、ピントはどこがおかしいのか全く分からずでした。

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でも、ピントが合う時もあるというよく分からない故障。撮影の技術的な部分でないことは分かっていました。
それで撮った写真を見直していると、合っているのは絞った時。逆に開放するとボケる。ボケるといっても一眼のようなものじゃなくって、ピントの合う部分がなくなります。

そこまで分かっていても原因は分からない。
 で、いじくり回していたら、めっちゃ単純な見落としをしていました。

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カメラのレンズ部分(MC2.8と書いてる部分)が緩んでいました。少し浮いてる状態です。
ていうか『緩むんかい!』って感じですよね。たまたまレンズを拭いていたらくるって回転したので気付きました。故障じゃなかった。

二眼レフのLubitel166+でも同様の症状があったので、ピントが合わない時はチェックしてみて下さいね。時計回りで閉まります。

買い替えるしかないかーって思っていたので、出費を抑えることが出来て助かりました。新品だと4万円越えだもん。まー、それだけの価値のあるカメラですけどね。

ちなみにホライゾンの横長写真はどうしても小さい画像で見せることになるのであまり公開もしてませんでしたが、ポップアップ表示で拡大表示されるようにしました。画像クリックしてみて下さいね。


 

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お洒落カフェより純喫茶、料理よりも水。


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昔はカフェで料理を撮ることが好きだった。昔といってもコンデジで撮っていた頃。
と同時に、オシャレなカフェ巡りも趣味だった。

それが今はオシャレよりも純喫茶に心惹かれる。レトロな昭和の喫茶店。ディープというのかな。あの空気の悪さがたまらない。大阪特有なのか分からないけど、近くの席に座ってる常連のご老人がタバコを吸いながら話しかけて来る、あの感じ。

いまは逆にオシャレな場所にいると場違いを感じる。料理もあまり撮らない。でもなぜか水は撮ってしまう。

 


 

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撮影スポットは自分の足で見つけるもの


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桜の開花予報、大阪では3月23日のようですね。今年は早い!

昨年は晴れた日に一度も撮れなかったので、今年は撮りまくりたいです。
どこに撮りにいくかはまだ何も決めてませんが、もうとりあえず咲いていればどこでもいいです。

これまでに撮った桜のお気に入り写真も、「名所に行ってきましたー」ってものではなくって、地元の小さい公園だったりするので、今年は娘も連れて行きたいし、人が少ない所がいいな。

桜に限らず、知る人ぞ知る場所ってありますよね。
でもそんな場所も、いまや簡単に拡散されて広まって、結局その場所にご迷惑をかけることがあります。食に関してならいいかもしれませんが、撮影スポットとなるとあまり広まらない方がいいかもしれません。売店出したり、祭りを開催してるところならいいんですけどね。

あまり有名でない場所も突然火がつく時代。そしてたいてい荒らされる。

もちろん花の咲いている場所を検索してそこに行くことも多々ありますが、写真家ならば自分の足でも見つけたいですね。

 


 

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写真を見せる上で大切にしていること


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写真はシンプルである方がいい。多重露光をするとどうしてもごちゃっとしてしまうので、そればかり見ていると疲れてしまう。インパクトのある写真の宿命かもしれない。僕はそれも好きだけど。

基本はスッキリがいい。その中に主役と脇役もあって、視線の流れも出るような写真。
それでいて、見ていて疲れない、ずっと眺めていたいもの。

なんて、難しいことかいているけどそれが理想ですよね。
そんな写真が撮れるようになってこそ、多重露光もより活きてくる気がします。

昔、阪神タイガースにいたピッチャーの星野伸之(ここを見てる人はほぼ知らないだろうけど)。
ストレートが130km/hも出ないけど、三振をとりまくる。
それは90キロくらいのスローカーブを投げるから、その球速差で130キロの球が150キロ以上に感じる。
たとえが微妙だったかもしれませんが、ようは緩急ってやつですね。

このブログの写真もそういう感じで『緩急』を入れています。

派手な写真もあれば、地味な写真や柔らかい写真もある。
それを、どの写真を見ても僕が撮ったものと分かって貰えるレベルまで持っていきたい。

 

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写真がもっと好きになる時


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写真の善し悪しは置いといて、デジタルカメラとフィルムカメラの描写は別物です。
でも、それは撮っているからこそ気付くもので、実は見るだけの人は意外と分からないもの。特に写真をやっていない方にはその違いは分かりません。
自分の中では全然違うんですけどね。あくまで自分の中では、なんですね。
でもその感覚って大切です。

カメラやレンズって撮ってこそ分かる個性があります。いまの僕はLOMO LC−Aがメイン機種ですが、いつかもっと好きな子に巡り会うかもしれません。

その時にきっと、さらに写真が好きになるんだろうなーって感じます。

カメラだって出会いです。そこには何かしらの縁があるはずです。カメラをやっているから出会えた人もいます。誰かのお陰で出会えるカメラもあると思います。
ここのブログだって、そういう場になることもきっとあるはず。そんな時に、写真をもっと好きになって貰えるような存在でいれたらいいなと思っています。

そして見てくれている方に、いつか出会うことが出来たら嬉しいな、なんて思っています。


さて、そんなこんなで尾道のワークショップですが、定員に達しましたので一旦キャンセル待ちの状態となりました。
お申込み者にはメールにてご連絡済みですが、もしも届いてない方がいましたらコメント欄などにご連絡下さいませ。


 

 

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手を繋ごうとしているように見えて、実はお菓子を貰っているの図


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僕にはもうお菓子の図にしか見えないけど。手を繋ごうとしているように見えたらいいなーっと思って撮影。

我が家は猫を飼っているからか、お菓子というアイテムでついつい動きを操作してしまう悪い癖が。。
でもお陰で、いろいろ動き回ってなかなか帰ろうとしない娘もこの通り。

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広いグランドの端から端までこの方法でズンズン進みます。

 

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レッドスケールフィルムの制作と空掘商店街


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フィルムトイカメラの教室でレッドスケールを制作して、空掘り商店街で撮影会。

レッドスケールとはロモグラフィーが販売していたフィルムですが、赤〜オレンジの特殊な発色をします。これはフィルムの裏表が逆になっています。
つまり、表に光を当てて像を出すのを、裏に光が当たるように詰め替えられたフィルムです。
自作も出来ちゃいます。

5月くらいに東京でこれのワークショップも考え中です。
多重露光もやりたいし、連日にしようかな。

このレッドスケールも、使うフィルムによって若干の違いが出てきます。ほぼほぼ、この赤やオレンジ系になるのですが、ロモグラフィーの「LomoChrome Turquoise XR 100-400」だけは以下のように青系に転びます。
普通に使えばゴールデンカラーになる特殊なフィルムですが、裏返しても特殊でした。

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ちなみに一枚目の写真は、「Revolog」のkolorというフィルムで制作しました。これも特殊なフィルムで、はじめから着色されており、普通に撮っても赤や青やオレンジに変色します。

フィルムスワップと同じく、こういう部分がフィルムならではの楽しさですね。

 

カメラの個人レッスン

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フィルムスワップとは?やり方は?


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トイカメラ教室の授業で、フィルムスワップをやりました。
フィルムスワップとは、簡単に言うと、二人の撮影者で多重露光するものです。

いつも僕がやっている多重露光は、36枚撮り切ったらフィルムを巻き戻して、またはじめから撮っていく方法です。ここでもコラムでも何度か書いたことありますね。

* 多重露光のやり方はコチラ

生徒さんが撮りきったフィルムを一度集めて袋に入れて、くじ引きみたいに引いてもらって、そのフィルムに撮り重ねていきました。

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誰のフィルムが当たるか分からない。そして何を撮っているかも分からないので、どんな写真が出来上がるかそりゃ分からない。
全くダメダメ写真ばかりになることもあれば、面白い結果になることもあります。フィルムならではの楽しさですよね。

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◎ 募集中のワークショップ

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■ 2016/4/17  13時〜
一日ワークショップ開催。坂道や路地、小寺、昭和レトロを感じさせる尾道は、フィルムカメラとの相性は抜群!! たくさんの猫たちとも出会えると思います。
応募・詳細はコチラより。

 

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写真が楽しく上達していくコラム


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トイラボさんのHPで連載中のコラムも今回で50回。

サンプルで使う写真はどうしても重複してしまう部分があるとはいえ、これだけ書いてもまだ迷わずに書けるというのは、自分にとっても誇らしいことだったりします。

さて、今回は「超簡単上達法」ですよ。

『ローアングル&地べた撮影で撮る』

いわゆるノーファインダーになるのですが、ほんとに使える撮影方法です。もちろんこればっかじゃダメですが、意識的に視点を変える癖も付いてきますよ。

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ネット検索と猫ブーム


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毎日ではないですが、「お問い合わせ」を頂きます。
そのメールをスマホやらPCで確認するのですが、瞬間的に一番嬉しいと感じるのは「個人レッスン」です。いつから教えるのが好きになったのやら。

そして、一番ビビるのがテレビ関係。ご依頼はめっちゃ嬉しいんですが、編集次第でめっちゃ切られることもあるし、かといって生は怖い(笑)。
しかも僕の専門のトイカメラで真っすぐ来るのはあまりなくて、変化球が飛んできます。次のはどうなることやら。

随分前からネットには力は入れていました。
それがようやく検索でもいろいろとヒットするようになってきました。
トイカメラ関係でも、たくさん出てきます。
『猫の撮り方』では、以前書いていたコラムが一番上に。
ポストにチラシを蒔くよりも、ずっと効果的ですよね。必要な人が調べるわけですから。

猫ブームについて

いまは空前の猫ブーム。猫特集も増えましたよね。
僕自身はずっと前から猫好きなので、ブームという表現が正しいのか分からないし、『猫=お金になる』という図式が出来てしまうから、いつか何かしらの問題も出てきそうだと思っちゃいます。
ブームはいつか去ってしまう。その時に単純に猫好きが増えていただけならいいんですけどね。そうはならないのが世の常。
そういう自分も、猫特集はやっぱり見ちゃうし、ブームに乗って写真集は出したいと思ってはいます。写真でどこかの誰かを癒せることが出来れば何より嬉しいですからね。

ここ数年、これ以上悲しい子が増えないようにと、地域猫としてボランティアの方々に守られている猫ちゃんも増えましたね。飼い主を名乗り出て来る方もいるようです。
ちなみに、「避妊・去勢」済みの猫ちゃんは耳をカットされています。虐待やケンカと勘違いされている方も多いみたいですね。右耳カットがオスで、左耳がメスのようです。

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