「趣味や好きなことを仕事にしない方がいい!」なんてことはない


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趣味や好きなことを仕事にしない方がいい。という、定番のお言葉。
『写真を仕事にしたいと言っている人』が、『写真を仕事にしている人』から言われるみたいです。

すでに仕事にしているからかもしれないけど、実際に僕が言われたことはないです。
仕事にしたいと思ってた頃に言われた気もするけど、それは好きを仕事にしていない人からの言葉だったので、説得力もないし覚えてません。

いろんなアーティストさんと会ってきたけど、誰もそんなことを言わない。

あれ?いったい誰が言ってるのやら。

 

肝心なのは何の為に、誰の為に撮っているか

その言葉って、仕事になるまでの道のりじゃなくて、仕事になった後の話ですよね。で、おそらく仕事となると好き勝手に撮れない。クライアントが望むように撮る。だから、好きじゃなくなる….
みたいなことを言いたいんでしょう。

仕事なんだからそれは当たり前なことだけど、だからって嫌いになるのかな?
そんな仕事ばかりじゃないはずだし、自分の写真の雰囲気を知った上で依頼されて撮ることもあるはず。それで喜んでもらえるとか最高ですけどね。

それを言った人が、どんな状況だったか分かりません。本当は仕事にして良かったと思っているけど、甘く見てるからつい戒めの為に言ったのかもしれない。
もしくは、本当に仕事にして後悔してるのかもしれない。

でも、そんな人はきっと、自分のために写真を撮っていたんでしょう。

 

やってみないと分からない

わざわざ言わなくていい言葉かもしれないけど、言われて諦めるくらいなら、まーそれでいいのかもしれない。
本気で好きで人生を賭ける価値があるなら、反対意見って聞こえないです。

でも、写真家といっても仕事のスタイルなんてそれぞれ。同じ仕事でも、その中での考え方や受け取り方も人それぞれ。だから、その言葉にあまり意味なんてないです。惑わされる必要もないです。

 

僕は写真を仕事にする前から、どこかの誰かの心に届けたくて撮ってきました。
それは作品的なものでしたが、自分のためじゃなくて、仕事として人のために撮れることが嬉しいです。

自分で経験しないと分からない。だから僕の言葉も当てにはならないかもしれない。でも僕は、仕事にすることで、さらに写真が好きになりました。

 


 

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フレンチブルドッグのかわいい撮り方


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僕は猫派ですが、犬も好きです。ちなみにアヒルやうさぎも好きです。
中でもフレンチブルドッグとはいつか暮らしを共にしたいと思っています。

フレブルは撮影する機会も多く、雑誌のBUHIにも何度か掲載されたことがあります。どちらかと言うと撮影はしやすい犬種です。家族撮影などでは初対面になるのですが、懐っこい性格の子が多いというのもあります。
他に理由もいくつかあるのですが、ここでは簡単にかわいく撮るコツを。

 

同じ目線で撮る

これは、もう何度か書いたことがありますが、全ての動物共通ですね。
フレブルは小型犬なので、少し屈んだ程度では同じになりません。もっと、地べたスレスレで撮影します。高いところに乗ってもらうのもいいですが、危険もあるので出来れば自分が屈みましょう。

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後はカメラやレンズの種類や性能にもよりますが、背景がなるべく開けたところで撮るとスッキリした写真になります。
この時、絞りを解放すると背景がボケてキレイに撮れますが、目にピントが合うようにしましょう。

逆に広角に、空を広く入れて撮ってもいい感じです。

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とことで、目線を合わせず上目遣いで撮っても可愛いのですが(笑)、ただカメラ任せ(プログラムオートなど)で撮るだけではなく、カメラの基本もしっかりと覚えていけば室内でも外でも上手く撮れるようになりますね。

ふんわりと撮ったり、鮮やかに撮ることも可能です。

 


ペットと一緒に家族写真を撮ったことない方、かわいくステキに撮りますよ。フレブルならBUHIに掲載されることがあるかも。

『ペット・家族撮影』 http://amaki15.photo/pet_photo.html

 

逆に自分でも撮っているけど、なかなかかわいく撮れないって方。カメラの基礎やコツをレッスンすることも可能ですよ。

『デジタル一眼個人レッスン』 http://amaki15.photo/camera_lesson.html

 


 

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「RETRO CHROME160・320」の試し撮り


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トイラボさんで連載中のコラム。今回は日本ではまだ未発売(たぶん)のフィルム、『Retro Chrome』について書かせて頂きました。
感度が160と 320とありますが、これがどちらも特徴があってなかなか良い感じなのです。

上記のブルー&グルーンの発色が『Retro Chrome 160』。
今は無き、富士フィルムのT-64のタングステンフィルムをザラっとした感じです。

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こちらの低彩度&ザラザラでレトロ感満載なのが『Retro Chrome 320』です。僕の好きな雰囲気です。LC-Aとの相性は抜群ですね。

コラム内でそれぞれのリバーサル現像とクロスプロセス現像の詳細、サンプル写真も多数掲載しています。

『コラム第54回』
http://cafe.toylab.jp/column/amaki15/14476/

 

 


■ メンテナンス、実写済みのLC-A販売中です。
http://amaki15.photo/shop.html

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撮影アンテナピコンピコン


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写真を撮りたいけど、撮るものがない時期がある。春や秋は花もたくさん咲いているし、外出することが気持ちいい。
でも真夏や真冬は、まず外に出ることが億劫。

撮るものや撮りたいものだって、春に比べると確かに減ってしまう。

「ないない」と思っていると何も見つからない。アンテナだって張らない。

でもそんな中から何かを見出すのも写真の醍醐味だと思う。
誰も見向きもしない場所や、見慣れた通勤路にもステキは転がっているはずだから。

だから常にアンテナ張ってましょう。

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ほら、見つけた。

 

 

カメラの個人レッスン

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誰も見向きもしない花


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倒れた花、横は工事現場。ここで撮影したのは世界中で自分だけかもしれない。

昔は自転車でブラブラ移動しながら撮影するのが中心だった。それが原付になり、いまは車がメイン。
移動範囲が広がるのはいいけど、逆に見えなくなるものがある。

何も撮るものがないような場所でも歩いてみることで、目を凝らしてみることで、発見出来るものがある。

儚気に頑張って咲いている花。それは僕にとってはとっても魅力的。

 


 

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フィルムの一枚目


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フィルム一枚目のこの光漏れが好きです。フィルムのはじめの2枚って、僕は試し撮り感覚なんですが、構図を意識していないからか、そこに妙な味があったりします。

ま、それはさておき、これは日本では販売されていないフィルム。
リバーサルフィルムなので、ノーマル現像とクロスプロセス現像と実験中ですが、なかなかいい。
ていうか、かなりお気に入りになりそう。

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先日ご紹介した、ADOX Color Implosionに少し似てるかな。
色は少し薄く、ザラっとしてノスタルジー。でも、こちらこそが、70年代の夏ですね。

いろんなフィルムが生産終了していく中、教室やワークショップで紹介出来るフィルムが出来て嬉しいです。というのも、「このフィルムは生産終了しています」って、マイナスな情報は言いたくないですからねー。

もうちょっと撮ってみないと分からないですが、そのうちトイラボさんのコラムでもがっつりご紹介出来ればと思っています。

フィルムがいつまで楽しめるかは分かりません。でも、楽しめるうちに少しでも多く触れていたいし、何より写真の原点ですからね。そこを知ることで、後からデジタルの機能や便利さを知ることも出来ます。
そして写真がより好きになると思う。だから、自分の活動の中でそれを広めていきたいと思っています。

それが教室やワークショップ、個人レッスンなどをやることになったきっかけでもあります。
昔は好き勝手に撮るだけで満足していたんですけどね。

 


■ 名古屋にてフィルムトイカメラ教室の一期生を募集中
9/4(日)より隔週で開催。半年のクラスです。
詳細はコチラ

■ 大阪にて三期生、平日クラスの募集中
8/25(木)より開催。四ケ月のクラスです。
詳細はコチラ

 


 

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SPROCKET ROCKETで多重露光やってみよう!


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スプロケットロケットの多重露光です。クリックで拡大表示されます!
すでに生産終了したのですが、トイカメラとしてはなかなか優秀です。
使用頻度こそ少ないですが、名作もたくさん生まれています。

でも上手く撮るのは難しいという言葉をよく聞きますね。
絞りもシャッタースピードも固定だし、デジタルやLC-Aなどのオート露出に慣れている方には難しいのかもしれませんね。パノラマで広角、しかもレンズに癖もあります。

多重露光の方法はLC-Aと同じく、一度撮影して、巻き戻して、再度重ねていきました。
一回目は左下斜め半分で撮影。二回目は右上斜め半分で撮影。

大成功だったので先月の教室のグループ展での候補だったんですが、上手く重なり過ぎて多重したように見えなくてボツに。

そんな癖のあるトイカメラやフィルム別の発色、多重露光などを学べる教室のご紹介です。

 

■ 名古屋にてフィルムトイカメラ教室の一期生を募集中
9/4(日)より隔週で開催。半年のクラスです。
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■ 大阪にて三期生、平日クラスの募集中
8/25(木)より開催。四ケ月のクラスです。
詳細はコチラ

■  東京にてワークショップ(8/4まで受け付け中)
8/5(土) 15時〜
詳細はコチラ

 


 

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名古屋にてフィルムトイカメラ教室を開講します


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僕はプロ・トイカメラマン、観覧車写真家、という肩書きで活動しています。
それはあくまで作家的な肩書きで、そこに縛られ過ぎることなく、普通にデジタル一眼を使って、家族やペット撮影などもしています。
フィルムは個人的にこだわりたい部分なんですよね。

 

愛知県は全国で一番観覧車が多い県です。
2年前は、中日文化センターでトイカメラ教室をやっていたので、その際に撮りまくりました。
撮影会で行くこともあったし、終わってから一人でも撮りにいってました。

観覧車に限らず、愛知県の撮影スポットはかなり行きました。当時は大阪でより、撮影していたかもしれない。

東京にはたまに行くことはあったのですが、名古屋はその時がはじめて。
いろいろな縁がありました。

教室は終了したのですが、それは言ってしまえば雇われていたもの。
今度は自らそのを広げたいと思っています。
もちろん名古屋に限らず、全国に縁を繋げたいと思っています。と同時に、フィルム文化をもっと広めたい。

てことで、これから開催までちょくちょく告知していきますが、名古屋にてトイカメラ教室を開講します。

*募集を締め切りました。


□ 内容
トイカメラやフィルムに興味のある方、基礎からちゃんと学びたい方。持っているけど使いこなせていない方、フィルムカメラをはじめたいけど、どのカメラを購入すればいいか分からない方。
講座、撮影会、講評会を通し、カメラ別の写り、フィルム別の発色、クロスプロセス、多重露光を学びます。講座の際はたくさんのサンプル写真をお見せ致します。デジタルでの撮影がメインの方もフィルムを知ることで、さらに写真の奥深さや、光の大切さ、一枚一枚の大切さを知ることが出来ます。生徒さん同士での交流も生まれますよ。 

□ 講座の会場
名古屋・栄駅の貸し教室(予定)
第一回は名駅から徒歩6分の貸し教室。

□ 時間
14時〜16時

□ 料金
全12回 45,600円(3,800円×12回)
お支払いは2ヶ月ごと。15,200円×3回 

* 交通費、カメラとフィルムの購入費、現像代は実費
* レンタルカメラ無料
* 初回の撮影会の際、トイラボさんの無料現像券プレゼント。現像費・プリント代・16BASEデータ化(2,500円〜相当)。
* 少人数の教室のため、欠席の際のご返金はございませんが、別日の講座終了後や撮影会の際に授業の内容の簡単なご説明、資料をお渡しいたします。
* 講座終了後(授業外)にも撮影に行くことがあります。もちろん同行は無料です。

 

日程と内容の詳細はコチラ

 

*募集を締め切りました。

 

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撮影する時に心掛けていること


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大切なものは目に見えません。いつも隠れてしまうもの。

写真は見た目が全てかもしれないけど、目に飛び込んできた後に、心に広がる感覚ってあると思います。
それは受け取る側によって変わるだろうし、それを言葉にするには難しいかもしれません。

 

『なんかいい!』はめっちゃいい!

キレイな写真は世の中にいくらでもあるけど、『+の何か』を感じる写真はそんなに多くありません。

+の何かとは撮影者が写真に乗せた感情です。
写真を撮る時って、心が動いたからですよね。

では、なぜそれを撮ったのか?

その理由を言えるようになりなさい、という写真の先生がいるかもしれません。でもその理由の前に、きっと感覚が先に来ると思います。「あ、なんかいい」ってやつが。

そこで、先に理由付けをしてしまうと、その『なんかいい』という間隔を遠ざけてしまうのではと思っています。
ていうより、理由から入ると撮らなくなるかもしれない。
極端なたとえですが、感覚100%で生きている人なら、その理由を言葉にして説明するのが苦手なはず。だから理由→撮影という流れは相応しくないです。

いいなと思った瞬間にシャッターを切れる瞬発力の方が大切です。

 

右脳と左脳をバランス良く使う

とはいえ僕は感覚重視の天才肌ではなくて、論理的な人間。何かをデータ化することも好きです。
そのデータを元に、この被写体、この天気ならこのフィルムがいいな!いう感じで撮影しています。

感覚と論理、つまり右脳と左脳です。
論理だけだと、ただのキレイな写真で終わってしまう。

感情が先に動いて、その後に知識や経験やセンスが求められるものだと。

 

…という。あくまでただの僕の考えですが、そのバランスを保つことを心掛けています。

 

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カメラの個人レッスン

deziko

toylesson

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LOMO LC-Aの裏ワザ!その場で多重露光する方法など


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トイラボさんで連載中のコラム。月に一回更新で53回目。4年以上続けているんですよね。まだまだ書くことはあるし、僕の知らないこともあります。ずっと続けてきたことだし、これからも続けて行きたいです。

基本的にはフィルムに関するコラムですが、番外編としてトイカメラの上達方法もたまに書いております。
今回はその上達方法その9。「LOMO LC-Aの裏ワザ」です。

多重露光の方法と、バルブ撮影の方法を書いています。

 


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そんなLC-Aの革を張り替える少人数の1dayミニワークショップを開催します。
簡単なメンテナンス方法などもレクチャーいたします。
上記の裏ワザの方法なども、どしどしご質問下さい。

LC-Aをこれからはじめたい、二台目が欲しい!
…という方には、中古のLC-Aを15,000円(+税)で販売も致します。

革はこちらで数種類準備。当日に選んで頂き、実際に張り替えて頂きます。
その他、カッターやボンドなどもこちらで準備致します。

 

場所雨樹一期写真事務所(光明池駅より送迎)
日程:7/30(土)   14時〜17時予定
料金:4,500円(革、ミニドライバー、LC-A用のビスなどの料金含む)
募集人数:2〜4名

 

革を張り替えて、メンテナンスをしっかりとして、もっとLC−Aを愛してあげましょう!

参加はコチラのお問い合わせより。
* コメント欄に『LC-Aの革張り替え教室の申込み』、と記載お願いします。

 


 

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