廃墟とロマン


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廃墟が好き。朽ちていく、自然に侵されている建物はゾクゾクする。
入ってはダメと言われるほど、本当は入りたくなる。プロとして、人として、モラルがあるからさすがに入ることはしないけど。

 

思い返せば中学生の頃、廃墟巡りがマイブームだった(どんな中学生だ)。
廃墟があれば入ろうと試みる悪ガキだった。まぁ、もう時効だ。

近所に5階建ての大きな『廃寮』があった。なんとか敷地内には侵入したものの、建物はどこも鍵がかかっていて中には入れなかった。

このもどかしさ。ロマンだと思った。

窓ガラスを割るわけにもいかない。でも、中は見えてる。どうにかしたい。
グルグル回ってふと見つけたマンホール。とりあえずなんとなく開けてみると、地下に続く梯子を発見。
ハシゴ? 
降りたところでどうせ何もない?
怒られる?
ていうか怖い? 
危ない?

違う違う、そうじゃない。これこそロマンだ。

 

自宅から懐中電灯を持ってきて、梯子を降りていった。薄暗いジメジメした地下だった。

よく分らない機械の中を進んでいくと、上へ登れる階段があった。
全力で駆け上がると、そこは建物の中。急いで正面玄関へ向かい、鍵をあけた。

建物を出て、マンホール付近で待っていた友人に、 握りこぶしをあげる。

「おーー!!」

『おーー!!』

そこは少年たちの秘密基地となった。
まぁ、すぐに飽きたんだけど。

 

今はなき、ロマンだ。久しぶりに感じたいものだ。

 


 

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東京ロード


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この土日は東京にて、二日連続でワークショップを開催しました。今回は東京タワー周辺。

教室が二日連続というのはありますが、ワークショップでは初。15時開催にしたとはいえ真夏だからか、慣れない地だからか、身体はなかなかのダメージ。

ロケも含めたら3日連続だったし、打ち合わせや撮影もしていたからかなぁ。鞄が重いのが一番の原因かもなぁ。

そんな真夏のワークショップにも関わらず。ご参加下さったみなさんお疲れ様でした!そして、ありがとうございました。東京ロードはいつも疲労激しいけど、やっぱり楽しいし、自分の経験にもなるし、いつもと違う日常で、充実感はあります。

これも参加してくれる方がいるからこそですね。
感謝を忘れず、また何か企画して、関東のどこかで開催しまーす。

 


 

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やりたいMAX!


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「確実に成功すること」を前提で考えていると、動きは鈍ってしまう。
慎重さや成功するイメージは大切だけど、ありえない100%を求めると何も出来なくなってしまう。

思うのは、何かやりたいと思ったらその瞬間が一番楽に出来るということ。
後回しにしたり、時間を置くと、ダメな原因を探してしまって、どんどん腰が重たくなる。

『やりたいMAX』から気持ちが遠ざかると、その気持ちを再びMAXに戻すのは大変。

やってみたいけど、成功するか分からない、、、じゃなくて、
成功するか分からないけど、やってみる!

そんな楽観さも必要で。慎重になるのは、やってみてからで充分なんですよね。
決めて動いてしまえば、厳しいことだろうと、大変だろうがどうにかしようとするんですよね。

 

で、「やりたいMAX」って言い方どないやねん!

 


 

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春は『多重露光』の季節


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春限定、というわけではないのですが、多重露光は花と重ねるとあまり失敗しません
適当に撮ってもそれなりの仕上がりになります。

もちろんコツはあるし、絶対失敗しないってわけではないですが、ある種博打的な要素のある多重露光。
その中でも『+花』というのは、本命に賭けるようなものだと思います。

 

本当は、先週くらいに東京で多重露光WSの予定をしていたのですが、致し方ない事情があって流れてしまいました。
なーかなか予定通りにいろいろ進んでいませんが、今年中には出来れば二回ほど行いたいと思っています。

本当は教室なんかもやってみたいんですが、大阪から通うのが大変だし、交通費と宿泊費も厳しい。
となると、土曜と日曜でクラスを分けて、連日にするか。ていうかそもそも人が集まるか?

仕事面も考えてしばらく東京を本拠地にするか?

ブログのアクセスも東京は圧倒的に多いんですよね。
次に愛知、大阪。関西と関東抜いたら次はなぜかカリフォルニアとかロンドン。

とりあえず、まだ大阪で教室もやっているので動けていませんが、今の内にいろいろ潜在意識にいい方法ないか探させています。


 

 

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レッドスケールフィルムの制作と空掘商店街


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フィルムトイカメラの教室でレッドスケールを制作して、空掘り商店街で撮影会。

レッドスケールとはロモグラフィーが販売していたフィルムですが、赤〜オレンジの特殊な発色をします。これはフィルムの裏表が逆になっています。
つまり、表に光を当てて像を出すのを、裏に光が当たるように詰め替えられたフィルムです。
自作も出来ちゃいます。

5月くらいに東京でこれのワークショップも考え中です。
多重露光もやりたいし、連日にしようかな。

このレッドスケールも、使うフィルムによって若干の違いが出てきます。ほぼほぼ、この赤やオレンジ系になるのですが、ロモグラフィーの「LomoChrome Turquoise XR 100-400」だけは以下のように青系に転びます。
普通に使えばゴールデンカラーになる特殊なフィルムですが、裏返しても特殊でした。

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ちなみに一枚目の写真は、「Revolog」のkolorというフィルムで制作しました。これも特殊なフィルムで、はじめから着色されており、普通に撮っても赤や青やオレンジに変色します。

フィルムスワップと同じく、こういう部分がフィルムならではの楽しさですね。

 

カメラの個人レッスン

deziko

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タイミングという言い訳


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どれだけ考えて準備しても失敗する時はある。
上手くいかないことだってある。
考えることは大切だけど、それじゃ前に進めない。

だからもう動き出そう。

タイミングなんて恐怖心を隠す為の、ただの言い訳なんだから。


 

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「ウォーキング・デッド」シーズン6後半の放送開始は!?


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昔からゾンビ映画がなぜか好きです。『バイオハザード』などいろんなゾンビ映画を見てきました。好きな割に、記憶に残っているほど面白かったゾンビ映画ってないんですが、そこはもうゾンビなだけでオッケーなとこもあります(笑)。

そして、いまは「ウォーキング・デッド」にどっぷりハマってます。海外ドラマは「24」や「プリズン・ブレイク」にもハマりましたが、圧倒的に「ウォーキング・デッド」が面白いです。「ブレーキングパッド」も気になってます。一話でやめてしまったけど、面白いみたいですね。

てことで、今日の記事は「ウォーキング・デッド」に興味ない方はスルーだと思いますが、一応写真ブログなのでそれっぽい写真を掲載していきます。

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「写真とは何か?」


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僕は工場写真のイメージってあまりないみたい。でも好きな被写体。ドキドキする被写体。
でも、確かにあまり撮ってはいないです。

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人からの評価は、褒められたら単純に喜ぶし、けなされてもそれはそれで受け取りつつ、聞き流すことも出来るので凹むことはあまりありません。

でも、自分の写真がどんなイメージを持たれているかは気になります。
トイカメラなのか、観覧車なのか、猫なのか、やわらかいのか、鮮やかなのか、ノスタルジーなのか、多重なのか、デジタルなのか、親バカ娘写真なのか(笑)。

自分のスタンスは基本的には変えてはいないけど、時期によってそれなりには変化している。
ドギツイクロスプロセス写真が好きな時もあれば、ゆるふわ系の写真が好きな時もある。

多重露光は基本的にはあまりやっていないけど、一時期は多重を極めようとしていた時もある。
どの時期で僕を知ってくれたかでそれは変わるのかもしれない。
だから、多重のイメージを持たれていることもある。

最近思うのは、誰のイメージにもないような、らしくない写真も撮りたいということ。

といっても、結構いろいろ撮って来ました。

残っているのはモノクロ。被写体ならコスプレとかちょいエロ系?

モノクロはいずれガッツリやるとは思う。

でもコスプレにはあまり興味はない。
ちょいエロを芸術的に撮れるセンスもなさそうだから、ただのエロ写真になるかもしれない。

「どもども、エロカメラマンの雨樹です。好きな色はピンクです」

ある意味、つかみはオッケーかもしれないけど(オッケーでもない)、仕事の内容が別物になっている。
観覧車で襲われるという、ありもしない噂が流れるかもしれない。
んーー、無理かもしれない。

でも変な言い方だけど、普通の女性を魅惑的に撮ってみたいとは思う。
もしくは、ちょっとダークな感じに。

人は誰しも〜

写真とは被写体の魅力を引き出すもの。

内に潜んでいるものを、そこだけに焦点を当てて引っ張り出す。
幸せな人を幸せに撮るのではなくて、逆に不安や哀愁を出すような。

マイナス部分も含めて、そんなことが出来るようになればいいなぁと思っている。
好まれるかどうかはひとまず置いといて、どんな部分もその人の魅力だと思う。それは人に限らずそうだと。

もう少し言うと、人の写真を見る時って、その人の撮る写真のイメージで見ていると思う。
でもそれが裏切られると、ハッとする。

たとえば好きなミュージシャンがいて、いつもポップで爽やかなのに、突然ロックテイストな曲でシャウトされたら、その曲が一番好きになることがある(逆もあるけど)。

そんな『ハッと写真』が撮りたい。


カメラの個人レッスンの詳細、ご依頼は以下より
デジタル一眼初心者コース
トイカメラコース
デジタル一眼1day個人レッスン
トイカメラ1day個人レッスン

家族・ペット撮影の詳細、ご依頼は以下より
・デジタル一眼コース 25,000円〜
・フィルムカメラコース 30,000円〜
http://amaki15.photo/pet_photo.html


 

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海外での展示のお誘い


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毎年この時期は「ボダイジュエキスポ」の準備で忙しいんだけど、今年は残念ながら開催されません。
たった二日間だけの展示にめっちゃ時間をかけて、開催一ヶ月の間にどっぷり披露する大変なイベントだから、少しホッとしているんだけど、ないとやっぱり寂しい。

それはさておき、たまにHPの方に、『海外で展示しませんか?』という内容のお問い合わせがきます。

メールの文面でなんとなく分かるけど、これ片っ端からコピペで送ってるなと。

僕はHPを2つ持っているのですが、そこのお問い合わせに全く同じ文面で、そのようなメールが届くこともあります。
作品を見てるのかどうか分かりませんが、とりあえず人数を集めるのが目的のよう。当然、海外への出展料もかかります。
メールを送っている会社はそれをビジネスとしているわけです。
ま、それはいいんです。
実際に作品を見せるのは来場者へですから。

でもあまりいい気持ちはしませんよね。全く違うHPなのに、同じ文面ですから。造形や絵描きなど、全部に通ずる文面です。

極論ですが、コピペの文章だと「アーティストを支援したい」のか、「お金を取りたい」のか、その判断には充分ですよね。

自分がその会社の一員なら、もっと考えて送るのにな。アーティストなんて意外と繊細です。そして単純です。
褒められたら嬉しいんだから、そんな文章をチラっといれたらいいのに。
少し作品と向き合うだけでいいのにね。

海外での展示、どこかでタイミング作ってやりたいなとは思っています。

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僕は愛されている


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「フィルムトイカメラ教室大阪」はじめての撮影会。見事に雨。
ずっと雨ではなかったけど、そんな中でも二時間半ほど撮影。
そして『終了!』と言った瞬間に、雲間から出て来た太陽が僕を照らした。
もはや呪われてる。

いや、ここはプラスに解釈して『僕は雨に愛されている』と言っておこう。

 
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久しぶりにスプロケットロケットを使用。
ていうか、生徒さんにレンタルしていたので、撮影会終了後に少しだけ撮った。
撮るとやっぱり面白い。

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これはフィルムの一枚目。
太陽の塔が半分光漏れ。偶然だけど、奇跡的にど真ん中。

やっぱり、『僕はフィルムカメラに愛されてる』。

 



soulberry〜ソウルベリー〜

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