愛機『HORIZON PERFECT』の魅力


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このファインダーで空を眺めて撮影すると、絶対にハマります。これまでの狭い視野がぶっ壊れる感じですね。
パノラマなので余計なものが写り込んでしまうかもしれませんが、それを補うだけの破壊力はあります。

たまに縦でも撮影するのですが、これもまた好きです。普通に撮ると自分の足も写ってしまうくらいワイド。花も空も思いっ切り堪能出来る写真が撮れます。

中古で手に入れて5,6年くらいかな。少しずつボロボロになってきています。
自分で出来る程度の小さい修理やメンテナンスはしていますが、横浜では丸い部品が外れて円を描くように転がって溝にダイブしました。
撮影には必要ない部分ではありますが、そろそろ二台目をゲットしてこちらを予備にしたい。でもそこを踏み切れないのは、単に予算的な都合ではなくって、愛着があるからなんですよね。

キレイな話じゃないけど、たとえば手垢の汚れや汗を吸い込んだストラップ、ボディーの傷や塗装の剥がれ、そういうものがあるからこそ持った時の感触がしっくりくるんですよね。全てが染み込んでいます。

もちろん、ちゃんと拭いてあげたりもしていますけどね。この感覚分かる方いるかな? 
これは僕にとってフィルムカメラ特有な気もします。

 


 

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『CineStill 800 Tungsten』&『HORIZON PERFECT』&『横浜夜景』


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横浜写真が現像から帰ってきました。なかなかいい感じ。
良かったのはほぼ夜景でしたけど。

ワークショップ前日、撮影会でどのルートを行くか決める為のロケ。
2時間くらい山下公園や赤レンガを回った後は、この場所で一時間くらい日が暮れるのを待ちましたね。

最近は撮影するのって、教室やWSでの撮影会が多くて、あとは家族のお出かけとかですね。だから、アンテナも集中力も少し押さえ気味。こういう独り善がりな撮影から遠ざかっていました。

昔ここを仕事中に通ったことがあったんですよね。その時にもホライゾンで少しだけは撮ったけど、じっくりは撮れませんでした。だから今回はここでじっくり撮ろうって、夕暮れや夜景に合うフィルムを準備していました。

一人だと本気度100%アンテナビンビンで撮れるから無心になりますね。
で、結局ロケ時間が足りなくなって、次の日の朝〜WSがはじまるまでの時間もロケに行くはめになりました。

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自分が変わることで訪れること


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2年前と今の自分を比べると随分変わったなと思う。根元の性格はそんな変わってはいないけど、物事の捉え方や仕事のスタイルは違っているなって。子供が生まれたというのも大きな要因ですね。

 

変わりたくないっていうのは、その場所を守りたいから。

変わることを嫌う人がいます。自分に対してではなくって、周りに対してもそう。
それは現状が気に入っているからです。
類は友を呼ぶと言いますが、いま身近にいる人とはどこか似ています。一緒にいて落ち着くんですね。
いろんな性格はありますが、たとえば幸福度にも大きな違いはありません。ポジティブ過ぎる人がネガティブ過ぎる人とお酒飲みませんよね。その差があり過ぎると、ちょっとしんどいです。
収入面でも大きな違いはありません。よく会っている5人の年収の平均がほぼ自分の年収になる、らしいです。気軽に年収なんて聞けないし試せたことはないけど(笑)、まぁ仮に自分の年収は500万だけどいつも会う4人は1億オーバーなんだって方はそういません。
ご飯行くにしても、遊びに行くにしても、やっぱり同じではありませんよね。

分かりやすく金銭面を出しましたが。同じ趣味だった友人が、別のことに興味を持つことも変化ですよね。

 

自分が変わることで訪れること

「2年前と変わった」と書きましたが、別にいろんな関係を切断して来たとかはありません。視野を広げたというか、柔軟になった感じですね。撮ってる写真も少し違います。教室やワークショップや個人レッスンのお陰で出会いはかなり増えました。

何が言いたいかっていうと。

人の出会いは不思議で、自分が変わることで離れていく人がいたとしても、新しく出来たスペースに入ってくる人がいます。
「在り方」が変わることで、ずっと繋がりたかった方と繋がることもあります。

だから変化って悪くない。そしてきっと、その場所は居心地の良い場所になります。

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NATURA CLASSICAでの多重露光


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NATURA CLASSICAでの多重露光。36枚撮りきって、巻き戻してまたはじめから撮ります。
自動で巻き上げなので実はコマ間のズレは出来ません。

それも含めて、しっかりと撮れるカメラなので、しっかりと重なってしまいますね。多重露光と相性がいいのはやっぱりLC-Aなんだな(僕の中では)。

多重露光は暗い部分や黒い部分に次の画像が強く重なります。でも黒い服にも同じようにしっかりと重なってしまっていますね。
一応、髪の毛に重なった赤い花は強さも変わっていますが。

逆に、明るい部分や白はハッキリと残ります。なのである程度コントロールは可能です。

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おちょけ顔。
ポージングもいろいろやってくれます。いい専属モデルになってきました。

 


 

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ハイキックと見せかけてローキック


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流れるようなローキックの組写真。

一枚目は並走しながら撮ったのでスピード感がありますね。連写出来ないカメラなのでそれぞれワンカットずつだし、キックしてるわけではないですが。

子供が出来て被写体に困らなくなったので、練習や実験としても撮らせてもらいまくっています。
その内、嫌がられる日が来るんだろーなー。

 


 

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アヒルと太陽の塔


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多重しようと思ってたわけではなく、多重用の下地を撮ったフィルムに普通に撮っていってしまった。
下地というのは、たとえば「36枚花だけを撮って、巻き戻しておいたフィルムのこと」で、それをまた別の場所で使おうと思ってました。この写真は上半分に太陽の塔を撮っていたもの。

最近、ワークショップや教室などで、撮影に使わないフィルムを出すことも多く、整理が出来なくなってます。
『下地はこうやって作りますよー』、って説明する時にフィルムに印を入れるのですが、その説明に使ったフィルムと実際に下地を撮ったフィルムとがごちゃごちゃに。

 

整理整頓、大切ですよね。部屋もフィルムもデスクトップも。しっかり分けて管理しないと後で大変。

その時は覚えていても、すぐに忘れちゃうお年頃です。

 


 

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「うんちく」や「こだわり」を語る人


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フィルムとデジタルの描写の違い
僕はどっちも好きだから分かるけど、写真の初心者の方は意外と分からないです。
僕がどれだけこだわって撮っていてもそういうものです。
ちなみに、今日の写真はフィルムです。

デジタル一眼のメーカー別の違い。レンズの違い
そんなものはきっと、もっと分からない。分かるのなんて重さくらいです。
でもある程度の年齢になって来ると、その違いを語りたがる方は多いです(特に男)。うんちくですね。「こうでないと絶対ダメ!」だと言い切る方もいます。
だいたいが専門用語バンバンで難し過ぎたり、どうでもいいことだったり。
否定されるような内容だと、きっと超うざいですよね(笑)。
もちろん、中にはためになるお話もありますけどね。

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僕はうんちくを語ることはないです。「〜がダメ!」というのもありません。教える立場としていい方向を進めはするけど、強制はしない。『好きに撮ればええやないか』派です。自分の中のこだわりなんて、自分だけが持っていればいいやと。

 

さて。てことで、11月に横浜でうんちくこだわりを語ります(笑)。

◎ 横浜WS「フィルムで操る色彩」
■ 2016/11/5(土)・11/6(日) 13:30〜16:30

発色に特徴のあるフィルムをこちらで準備、まずはサンプル写真をお見せします。それをくじ引きで選んで頂き撮影に行きます。

派手になる、柔らかくなる、レトロになる、変な色になる。どれが当たるかは分かりませんが、フィルムの醍醐味を楽しんで頂ける内容です。

二日間の開催ですが、紹介するフィルムは別のものになります。連日の方は少し割引もありますよ。

お申込み、詳細はコチラです。

 

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どこで撮影したのか?


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よく聞かれます。よく聞きます。

教室やワークショップの撮影会ともなれば、たとえば花の咲いているところを検索して探します。
でも、一人ならとりあえずこの駅で降りて歩いてみよっか、という行き当たりばったりなタイプです。たいして撮るものがないこともあります。でも、素晴らしい景色と出会うこともあります。

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有名ではない撮影スポットってありますが、それが拡散されて火がついて町おこしになる。というのならいいんですが、ここ数年は『その場所が荒らされる』というパターンが多くなりました。

『マナーを守らない人』はこれまでもいました。
それが単純にカメラを持つ人が増えて、その数だけ『マナーを守らない人』も増えたんだと思います。SNSの効果で、マナー違反を知る機会が増えたのもありますが、実際によく見かけるようになりました。

たとえば花見に行ってゴミを散らかして帰る人がいます。キレイな桜を見に行ってその場を汚すとかありえないと思いますが、『キレイな花を見たい<騒ぎたい』からなんだと思います。百歩譲ってまだ分かります。いや、千歩かな。

でも、『花を踏みながら花を撮る』とか、ちょっと意味不明ですよね。
その写真を見せる時に、「これは花を踏みながら撮ったんだ」という人はいないと思います。
だからそれなりに罪悪感もあるはず。

撮影者たるもの、心はキレイでありたいですよね。

 

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【横浜】フィルムカメラワークショップ『フィルムで操る色彩』2days


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両日とも満席となりました。

 

告知です。横浜では初のフィルムカメラワークショップを開催します。11/5と6の2days。内容は大阪で開催するワークショップをちょっぴり変更しての巡業WSになります。

デジタル世代の今、フィルムは生産終了や値上げが多いのですが、それでもまだまだたくさん売られています。新たに販売されることもあります。

フィルムにはいろんな種類があって、どれを使うかで、また現像方法を変えることで、色味や雰囲気もガラッと変わります。これがフィルムの醍醐味でもあります。

そこで今回のワークショップでは、こちらで二日合わせて20種類ほどの特徴のあるフィルムを準備します。それぞれの色味や雰囲気をサンプル写真を見せながら説明。
くじ引き形式で選んで貰って、それをカメラに装填して撮影に行きます。

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今は販売されていない超レアなフィルムも準備します。特徴のハッキリしたフィルムをチョイスするので、中には変な色になるフィルムもあります(といっても値段は高い)。どれが当たるか分かりませんが、それも含めて楽しんで頂けるかと思います!

5日と6日でフィルムは全て入れ替えますので、どれだけクジ運が悪くても同じフィルムになることはありません(笑)。

 

【日時】

11/5(土) 13時30分〜16時30分 
11/6(日) 13時30分〜16時30分

【料金】

 5,500円 (税込み) 2日の方は10,000円。

*35mm使用のフィルムカメラ必須となります。
*レンタルカメラ(LOMO LC-Aなど)希望の方は+500円
(撮影中に落下などで故障した際の保障込み) 
* カメラを持参する方は申込みの際に「カメラ名」の記載お願いいたします。
* 基本的には雨天決行です(台風などの際は中止。ご返金になります)。
* お支払い完了で、予約完了となります。

【キャンセル料金】
当日:全額
当日〜7日前まで:半額
それ以前は無料となります。

【料金に含まれるもの】
フィルム+現像+写真のプリント(Lサイズ)+データ化(16BASE)。
合計3,500円ほど

* フィルムはWS終了後にネットフィルム現像所の『トイラボ』さんに郵送になります。その後、現像済みフィルム・プリント・データCDをお届け致します。データサイズの16BASEは大きいのでA4などにもプリント可能です。

 

【講座・撮影場所 】

みなとみらい線の日本大通駅から徒歩5分以内の貸し教室で講座。

11/5(土) 13時30分〜16時30分 講座後に大桟橋埠頭〜山下公園方面
11/6(日) 13時30分〜16時30分 講座後に赤レンガ〜コスモワールド方面に

*撮影場所は予定です。時間によって変更もあります
*募集人数は7〜10名になります。

 

 

*申込み完了後すぐに、自動返信メールが届きます。届かない際は迷惑メールに振り分けられている可能性があります。その後1〜2日以内に、講座場所などの詳細をメール致します。

 

 

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『フルサイズ手に入れた自慢あるある』


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車内で撮影。こうやって気軽に撮れるのがLC-Aのいいところ。デジタルとフィルムの違いは、色味や雰囲気だけではなく被写体や撮り方も変わることです。お手軽さって重要。

デジタルをこれからはじめるという時。
「APS-C機を買うよりも、どうせいつか欲しくなるフルサイズを買う方がいい」という意見があります。僕もそう思います。
これね。フルサイズを手に入れると気付くんですよ。そして言っちゃうんですよ。
「はじめからフルサイズ買っていれば良かった」って。

でも、これって半分くらいは『フルサイズ手に入れた自慢あるある』です。

実際は、いきなり重たいフルサイズだと使用頻度が減ってしまいます。
初心者の方には複雑です。いらない機能も満載です。
「はじめからフルサイズ〜」ってのは、たくさん撮って、いろいろ知ったからこそ思うだけのこと。

だからはじめは機能や高画質を求めるよりも、単純に楽しく気軽に撮れるカメラが一番いいかもしれません。

で、いつか手に入れてから言えば良いんです。
「はじめからフルサイズ買っとけば良かった。もう、全然違うわ(どやっ)」って。

その頃にはカメラの腕もかなり上達していますし、それを実感出来る瞬間も楽しいです。

 


 

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