アナログカメラと熱中症


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娘も外で遊ぶことが増えてきて、フィルムで撮ることも多くなりました。
それはいいのですが、マニュアルフォーカスなので「動きを止めない&予測が出来ない」子供にピントをしっかりと合わせるのは至難の業です。動物でも同じですよね。
合わせきれなくって、LC-Aと同じように目測で「えいや!」で撮ることもあります。

動体は難しいけど、左手でピントリングを回して合わせていく行為はとても楽しいです。ピタっときた時は気持ちいいです。
LC-Aの目測はお手軽でいいし、オートフォーカスは楽チンです。だから「どれがダメ」ということはありません。ただ、この真夏の炎天下、Lubitelやブロニカでじっくりピントを合わせるのはなかなか辛いです。

アナログカメラをお持ちの方は熱中症に気を付けましょう。

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好きなフィルムと昭和の夏


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しっかり撮れるカメラではあまりクロスプロセスをしないんだけど、真面目なカメラで真面目に撮るだけも何だかなーって思って、遊び心でやってみる。
我が家の残り少ない在庫『FUJI PROVIA400X』のクロスプロセスは昭和の夏の雰囲気に。やっぱし好きだ。

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好きなフィルムが生産終了と共に、新しいフィルムを試す機会も増えて、それがお気に入りになることが良くある。

『PROVIA400X』生産終了後〜昨年まで一番使用していた『Rollei Chrome CR200 Pro』も知らない間に生産終了(でもローライは新たにリバーサルフィルム『VARIOUS CHROME』を発売)。
いま一番のお気に入りは『Retro Chrome320』。このフィルムはFilm Photography Projectからしか購入出来ないけど、好き過ぎて100フィートの長巻きを購入。詰め替えて販売しようかな。
ちなみにそこでお試しに購入したネガフィルムもお気に入り。やっぱりフィルムが好きなんだろうな。

 


◆クロスプロセスワークショップ
7/20(木)【夏空とクロスプロセス現像(淀川河川敷)】
8/20(日) 【夏空とクロスプロセス現像(天保山)】

 

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桜の撮り方コラム


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トイラボHPで連載中のコラム、第61回がアップされました。
毎月連載で5年。第1回から読んで行くと大ボリュームです。
まとめて本にしたいですが、序盤の頃に紹介していたフィルムがもう廃盤だったりしますね。

さて、今回は桜の撮り方です。撮影も楽しみです。

桜の木があるとどんどん寄って行きたくなりますが、少し視点を変えて『桜のある風景』として捉えてみましょう。って感じのコラムです。ぜひ!

トイカメラの教科書第61回「桜の撮り方」

 


 

 

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僕の持っている一番のカメラ


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僕の持っているカメラの中で一番重たいのはブロニカ。2キロくらいあるから、首に下げてるとかなり辛い。
こやつを連れ出すと他のカメラで撮影が出来なくなる。

ちなにみシャッター音が一番うるさいのもブロニカ。「壊れたっ!?」ってくらい激しい(笑)。

でも、ファインダーを覗くのが楽しくってつい連れ出してしまう。被写体が浮き出てくるというのかな、他のカメラでは感じることが出来ない立体感がたまらない。

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そしてどれだけ鞄が重たくてもLC-Aだけは必ず持って行く。やっぱり一番好き。

 

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僕くらいカモメ使いになると、の話


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僕くらいカモメ使いになると、好みの距離にカモメを呼ぶことが出来ます。
僕くらいLC-Aを使えるようになると、カモメがどの距離にいても目測である程度ピントを合わせることが出来ます。

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天才とは?


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『真珠の耳飾りの少女』風なポートレート。
天才画家のフェルメールの作品ですね。天才と言えばピカソですかね。

写真家で天才って言われているのは誰だろう。ブレッソンとか?

そういう人って右脳と左脳でいうと、右脳だけで撮る側になるんですかね。
右脳左脳の診断をやると、僕は少しだけ右脳が強い程度。ほぼ半々。ちょっと憧れますね。

教室の三期生に、天才と呼ばれる男がいるので(笑)、ふと考えてみました。

ミュージシャンだと中村一義は天才だと思いましたね〜。

 


 

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東福寺の臥雲橋から通天橋の景色


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今年からここでの撮影が禁止されるようになりましたね。これを撮影したのは数年前。カメラはLC-Aです。時間が空いたから少し寄って撮影しました。紅葉では有名な撮影スポットだったんですね。確かに人が多かったので、歩きながら撮りました。

そんなせっかくの撮影スポットなのに、それが禁止ってのもなぁーと思いますが、これもまたマナー悪い人が増えた結果なんでしょうね。

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ニュースで見たけど、『みんな撮ってるから撮っちゃえーっって人もたくさんいました。
写真好きが増えたから必然的にマナー違反が増えたというのもあるけど、スマホなどでカメラが身近になっただけで、きっと年代は関係ないんですよね。

この先も、撮影禁止エリアがどんどん増えそうです。
僕は人が集まる所はあまり行きませんが、カメラを持っているだけでそういう目で見られちゃいますからね〜。

 

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さよなら『上野こども遊園地』


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思い出深いものが無くなるのって、寂しいですよね。上野動物園のすぐ前にある「こども遊園地」が閉館されるそうです。
僕は子供の頃に遊んだというわけではないんですが、何度か撮影に行きました。
谷中のアートリンクというイベントで、展示とワークショップを開催。ワークショップは一日に三回、全て別のルートにしましたが、その二部目がここでした。

人生はじめてのワークショップ。そういう意味では僕も思い出深いです。

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昭和に迷い込んだような、レトロな遊具。
小さいエリアにぎゅっと詰め込んだような遊園地です。

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珍しくモノクロでも撮りたくなるくらいの空気がそこにはありました。

『オリンピックやるし、キレイにしたいから、立ち退いてもらおう』
…ってことでしょうかね。

 

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桜木亭もだって。名物のパンダ焼きも無くなるのかな?

 

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いつも動物園を見守っていたうさぎ。

 

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ほら、泣いてるよ。

 


 

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廃墟とロマン


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廃墟が好き。朽ちていく、自然に侵されている建物はゾクゾクする。
入ってはダメと言われるほど、本当は入りたくなる。プロとして、人として、モラルがあるからさすがに入ることはしないけど。

 

思い返せば中学生の頃、廃墟巡りがマイブームだった(どんな中学生だ)。
廃墟があれば入ろうと試みる悪ガキだった。まぁ、もう時効だ。

近所に5階建ての大きな『廃寮』があった。なんとか敷地内には侵入したものの、建物はどこも鍵がかかっていて中には入れなかった。

このもどかしさ。ロマンだと思った。

窓ガラスを割るわけにもいかない。でも、中は見えてる。どうにかしたい。
グルグル回ってふと見つけたマンホール。とりあえずなんとなく開けてみると、地下に続く梯子を発見。
ハシゴ? 
降りたところでどうせ何もない?
怒られる?
ていうか怖い? 
危ない?

違う違う、そうじゃない。これこそロマンだ。

 

自宅から懐中電灯を持ってきて、梯子を降りていった。薄暗いジメジメした地下だった。

よく分らない機械の中を進んでいくと、上へ登れる階段があった。
全力で駆け上がると、そこは建物の中。急いで正面玄関へ向かい、鍵をあけた。

建物を出て、マンホール付近で待っていた友人に、 握りこぶしをあげる。

「おーー!!」

『おーー!!』

そこは少年たちの秘密基地となった。
まぁ、すぐに飽きたんだけど。

 

今はなき、ロマンだ。久しぶりに感じたいものだ。

 


 

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撮影する時に心掛けていること


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大切なものは目に見えません。いつも隠れてしまうもの。

写真は見た目が全てかもしれないけど、目に飛び込んできた後に、心に広がる感覚ってあると思います。
それは受け取る側によって変わるだろうし、それを言葉にするには難しいかもしれません。

 

『なんかいい!』はめっちゃいい!

キレイな写真は世の中にいくらでもあるけど、『+の何か』を感じる写真はそんなに多くありません。

+の何かとは撮影者が写真に乗せた感情です。
写真を撮る時って、心が動いたからですよね。

では、なぜそれを撮ったのか?

その理由を言えるようになりなさい、という写真の先生がいるかもしれません。でもその理由の前に、きっと感覚が先に来ると思います。「あ、なんかいい」ってやつが。

そこで、先に理由付けをしてしまうと、その『なんかいい』という間隔を遠ざけてしまうのではと思っています。
ていうより、理由から入ると撮らなくなるかもしれない。
極端なたとえですが、感覚100%で生きている人なら、その理由を言葉にして説明するのが苦手なはず。だから理由→撮影という流れは相応しくないです。

いいなと思った瞬間にシャッターを切れる瞬発力の方が大切です。

 

右脳と左脳をバランス良く使う

とはいえ僕は感覚重視の天才肌ではなくて、論理的な人間。何かをデータ化することも好きです。
そのデータを元に、この被写体、この天気ならこのフィルムがいいな!いう感じで撮影しています。

感覚と論理、つまり右脳と左脳です。
論理だけだと、ただのキレイな写真で終わってしまう。

感情が先に動いて、その後に知識や経験やセンスが求められるものだと。

 

…という。あくまでただの僕の考えですが、そのバランスを保つことを心掛けています。

 

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カメラの個人レッスン

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