写真で悩んだこと


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写真で悩んだことはあまりありません。僕は『超ポジティブです!」って人間ではないけど、写真世界の中だけではかなりポジティブだからかもしれない。だから落ち込むこともありません。

ただ一つ。いつか書いたかもしれないけど、フィルムをまとめて現像して、全部良い感じの時もあれば、逆に全部いまいちな時があります。

この原因はいつまでたっても分からない。

撮影場所もいろいろなのに、好不調の波があります。これはデジタルでは感じないもの。
それは人に見せると同じレベルの写真かもしれないけど、自分の中ではちょっと違う。

撮影後の期待値もあるのかな。

でもこれがあるからフィルムの虜なのかなと思っています。上下の振り幅があるからこそ、良い写真が撮れるとテンションがギュンと上がるんですね。

ずっと幸せだと、幸せなことに気付けなくなる、みたいな。

 

「良い時も悪い時もある。フィルムカメラって人生みたいだろ」って。

人生は悩むより行動。
写真も失敗したり上達しないって思っても、撮りに出かけましょう、と。

 


□ 2017年1月スタート『フィルムトイカメラ教室四期生』募集中。

 

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写真とアートの関係


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日本では写真は『記録』するもの。『アート』の位置付けにしている方はほんの一部です。カメラが身近になって趣味で写真をやる方も増えて、『アート』寄りになっていくかなと思いきや、みんなでワイワイと楽しむ『趣味』枠な気もします。

『記録』としてはブライダルなどで需要がありますが、高いお金を出して写真を購入する、なんてあまりありません。
日本には名だたるカメラメーカーがズラリ、なのにね。

 

アートな写真とは?

それがそもそもなんぞや?ってことですよね。考え方や捉え方は人それぞれだと思います。
加工でシャドウを出して明暗差を無くしたり、ハイライトを無くしたり、彩度バリバリにあげたものが一見アートっぽく見えるかもしれないけど、それは撮った後の加工ですからね。ある意味ではアートから一番遠いかもしれない。

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自然を撮るなら運や粘りや行動力があればキレイな写真は撮れるかもしれない。でもその行動力は評価されても、映し出されたものは自然の美しさであって、アートではないかもしれない。

コスプレとかだと、コスプレそのものがアートに近いですからね。アートを撮っているようなものです。

否定したいわけでないですが、結局どう撮っても目の前にある真実ですからね。そこは絵とは違う。
アーティストが50名ほど集まる年末のイベント、「ボダイジュエキスポ」に毎年参加していましたが(残念ながら今年も開催はされません)、写真家なんてほんの数名。5名もいなかったかな。アートとして作家活動している方が少ないんですね。

考えても「アートな写真とは?」の答えは分からないです(笑)。
なんとなく思うのは、写真を見た瞬間キレイとか可愛いとか思うより先に、ハンマーで脳天をゴチーンとやられたような衝撃を受けるものなのかなぁと。

僕ごときがそれを述べるのもおこがましく、ハッキリとした答えも分かりませんが、そこを目指してはいます。

 

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自分が変わることで訪れること


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2年前と今の自分を比べると随分変わったなと思う。根元の性格はそんな変わってはいないけど、物事の捉え方や仕事のスタイルは違っているなって。子供が生まれたというのも大きな要因ですね。

 

変わりたくないっていうのは、その場所を守りたいから。

変わることを嫌う人がいます。自分に対してではなくって、周りに対してもそう。
それは現状が気に入っているからです。
類は友を呼ぶと言いますが、いま身近にいる人とはどこか似ています。一緒にいて落ち着くんですね。
いろんな性格はありますが、たとえば幸福度にも大きな違いはありません。ポジティブ過ぎる人がネガティブ過ぎる人とお酒飲みませんよね。その差があり過ぎると、ちょっとしんどいです。
収入面でも大きな違いはありません。よく会っている5人の年収の平均がほぼ自分の年収になる、らしいです。気軽に年収なんて聞けないし試せたことはないけど(笑)、まぁ仮に自分の年収は500万だけどいつも会う4人は1億オーバーなんだって方はそういません。
ご飯行くにしても、遊びに行くにしても、やっぱり同じではありませんよね。

分かりやすく金銭面を出しましたが。同じ趣味だった友人が、別のことに興味を持つことも変化ですよね。

 

自分が変わることで訪れること

「2年前と変わった」と書きましたが、別にいろんな関係を切断して来たとかはありません。視野を広げたというか、柔軟になった感じですね。撮ってる写真も少し違います。教室やワークショップや個人レッスンのお陰で出会いはかなり増えました。

何が言いたいかっていうと。

人の出会いは不思議で、自分が変わることで離れていく人がいたとしても、新しく出来たスペースに入ってくる人がいます。
「在り方」が変わることで、ずっと繋がりたかった方と繋がることもあります。

だから変化って悪くない。そしてきっと、その場所は居心地の良い場所になります。

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アヒルと太陽の塔


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多重しようと思ってたわけではなく、多重用の下地を撮ったフィルムに普通に撮っていってしまった。
下地というのは、たとえば「36枚花だけを撮って、巻き戻しておいたフィルムのこと」で、それをまた別の場所で使おうと思ってました。この写真は上半分に太陽の塔を撮っていたもの。

最近、ワークショップや教室などで、撮影に使わないフィルムを出すことも多く、整理が出来なくなってます。
『下地はこうやって作りますよー』、って説明する時にフィルムに印を入れるのですが、その説明に使ったフィルムと実際に下地を撮ったフィルムとがごちゃごちゃに。

 

整理整頓、大切ですよね。部屋もフィルムもデスクトップも。しっかり分けて管理しないと後で大変。

その時は覚えていても、すぐに忘れちゃうお年頃です。

 


 

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写真が上達するコラム


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トイラボさんHPで連載中のコラム。今回は、「ある視点」について書きました。
写真が上達するとか、ちょっと偉そうな感じですいません(笑)。

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今日の二枚の写真の共通点分かりますか?
実はこれ、初心者が初心者じゃなくなった頃に 無くしてしまいがちな視点です。

http://cafe.toylab.jp/column/amaki15/14692/

 


◎ 横浜WS「フィルムで操る色彩」
■ 2016/11/5(土)・11/6(日) 13:30〜16:30

発色に特徴のあるフィルムをくじ引きで選んで頂き撮影に行きます。派手になる、柔らかくなる、レトロになる、変な色になる。どれが当たるかは分かりませんが、フィルムの醍醐味を楽しんで頂ける内容です。

お申込み、詳細はコチラです。

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『フルサイズ手に入れた自慢あるある』


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車内で撮影。こうやって気軽に撮れるのがLC-Aのいいところ。デジタルとフィルムの違いは、色味や雰囲気だけではなく被写体や撮り方も変わることです。お手軽さって重要。

デジタルをこれからはじめるという時。
「APS-C機を買うよりも、どうせいつか欲しくなるフルサイズを買う方がいい」という意見があります。僕もそう思います。
これね。フルサイズを手に入れると気付くんですよ。そして言っちゃうんですよ。
「はじめからフルサイズ買っていれば良かった」って。

でも、これって半分くらいは『フルサイズ手に入れた自慢あるある』です。

実際は、いきなり重たいフルサイズだと使用頻度が減ってしまいます。
初心者の方には複雑です。いらない機能も満載です。
「はじめからフルサイズ〜」ってのは、たくさん撮って、いろいろ知ったからこそ思うだけのこと。

だからはじめは機能や高画質を求めるよりも、単純に楽しく気軽に撮れるカメラが一番いいかもしれません。

で、いつか手に入れてから言えば良いんです。
「はじめからフルサイズ買っとけば良かった。もう、全然違うわ(どやっ)」って。

その頃にはカメラの腕もかなり上達していますし、それを実感出来る瞬間も楽しいです。

 


 

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光と影と撮影テンション


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撮影に行く時は真っ昼間が多いのですが、日が落ちて影が伸びる時間に一番テンションがあがります。みんなはお腹も減って、明日の仕事も考えて、そろそろ帰りたくなる時間かもしれませんね。

暑さも少しマシになって、もう9月の中旬。日が落ちるのも早くなって、すっかり秋の空になってきました。

今年もなんやかんやで後少し。ここから早いんですよね。まだ来年の目標は決まってないですが、大阪でフィルムトイカメラ教室(四期生)を開講したいとは思っています。
それに先駆けて、10/16に大阪では久しぶりのワークショップも開催します。もちろん現在の教室や個人レッスンの生徒さんのご参加も歓迎です。
明日には告知出来るかなー。

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一枚目の写真の横からの位置です。
バス停の一部分だけ、ちょうど人の影が見えるんですよね〜。それを見つけて、「これは!」と思い、正面からも撮りました。
こういう何気ない風景(時間)って、LC-Aだからこそ撮りたくなるんですよね。

 


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SPROCKET ROCKETで多重露光やってみよう!


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スプロケットロケットの多重露光です。クリックで拡大表示されます!
すでに生産終了したのですが、トイカメラとしてはなかなか優秀です。
使用頻度こそ少ないですが、名作もたくさん生まれています。

でも上手く撮るのは難しいという言葉をよく聞きますね。
絞りもシャッタースピードも固定だし、デジタルやLC-Aなどのオート露出に慣れている方には難しいのかもしれませんね。パノラマで広角、しかもレンズに癖もあります。

多重露光の方法はLC-Aと同じく、一度撮影して、巻き戻して、再度重ねていきました。
一回目は左下斜め半分で撮影。二回目は右上斜め半分で撮影。

大成功だったので先月の教室のグループ展での候補だったんですが、上手く重なり過ぎて多重したように見えなくてボツに。

そんな癖のあるトイカメラやフィルム別の発色、多重露光などを学べる教室のご紹介です。

 

■ 名古屋にてフィルムトイカメラ教室の一期生を募集中
9/4(日)より隔週で開催。半年のクラスです。
詳細はコチラ

■ 大阪にて三期生、平日クラスの募集中
8/25(木)より開催。四ケ月のクラスです。
詳細はコチラ

■  東京にてワークショップ(8/4まで受け付け中)
8/5(土) 15時〜
詳細はコチラ

 


 

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