「ルイーダの酒場」のような楽しさ


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昨日に続き、『Retina』試し撮りの連続投稿。いいなー、このカメラ。カモメも鮮明。空のグラデーションもめっちゃなめらか。すごいクリアーな写真。でもデジタルっぽくはない。

せっかくのカモメフィーバーだったのに、ついついお手軽に撮れるLC-Aばかりで撮ってしまっていた。

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バルブ撮影も出来るのでやってみました。といっても長時間露光ではなくて、1秒〜2秒くらいかな。
パソコンラックにカメラを載せてピントを合わせて。「クミン、動くなよー」と言いながら撮影。キレイに撮れてる。

*バルブ撮影とは、シャッター押している間、ずっとシャッター窓が開きっぱなしになる撮影方法です。

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いつも撮影に行く時は、LC-Aは必ず持って行きますが、あと二、三台くらいは鞄に入れてます。
LC-AとHORIZONとLubitelとか、LC-AとLC-AとLubitelとか、たまにNATURA CLASSICAやHOLGAもあります。

撮影前日は、ドラクエ3のルイーダの酒場のように、ズラッと並んだカメラを見ながらどいつを連れて行こうかと悩みます。楽しい瞬間ですよね。マニアックですよね。

ちなみに僕はドラクエだと『勇者・戦士・武道家・魔法使い』です。攻撃特化です。回復してくれる人いないからすぐ死にます。
カメラだと目測ピントのLC-Aやフルマニュアルカメラって攻撃っぽいですよね。
逆に守りがデジタルとかオートフォーカスのあるカメラになりますかね。

ま、たとえが無理矢理だけど、そこにレチナちゃんも飛び込みました!

フィルムトイカメラ教室の初回は10種類くらいのカメラを持参して、それぞれのサンプル写真を見せながら特徴を説明するのですが、この子も連れて行こうかな。
カメラ10台、初回は鞄がめちゃくちゃ重いです。

*申込者にはご連絡済みです。メールが届いてない方はコメント欄かFacebookよりご連絡下さいませ。


 

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「Retina Ⅲc (レチナ 3c)」の試し撮り


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1958年のカメラです。
露出計はおそらく壊れているので、マニュアルで撮りました。HORIZONやLubitelで慣れているので問題はないです。

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でもレンジファインダーには慣れていないから、子供などの動く被写体は追えない。LC-Aの感覚で目測でも撮ったけどボケていましたね。これはこれで好きなんだけど。
そもそも距離が、〜mとかじゃなくって、フィート表示だから目測といっても少し戸惑う。
1フィートが約30cmなので、このカメラの最短距離は70cmくらいかな。

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絞り開放(F2)は辛いので、F8でパンフォーカスで撮ってみると、キレイに撮れました。
それでも終始動いているので難しい(笑)。ピント合わせても次の瞬間はそこにいませんからね。

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予測して先にピント合わせておくのがいいかな。

使ってみた感想は「ええやん!」。
50年以上前なのにこんなにキレイに撮れるなんてすごいな。ちょっと重たいけど、しばらく連れ出してみようかなと思いました。

 


 

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【オススメ】ゾンビで年越し


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撮られた人間がゾンビになるフィルム「LomoChrome Turquoise」。使うほどに好きになるフィルムです。
僕はゾンビ好きなわけですが、それ系の映画はだいたいハズレです。ほぼ展開も同じで、そこそこ面白くても内容は三日で忘れます。タイトルでも「○○・オブ・ザ・デッド」がいっぱいあり過ぎるので、どれを見たかも覚えてないし、少し視聴してみても見たのかどうかも思い出せないレベルです(笑)。
バイオハザードも面白かったのは一作目だけ。後は惰性で見ています。ファイナルも見たいけど。あまり全体のストーリーも把握はしていません。

唯一、本当に面白いのはドラマだけど「ウォーキング・デッド」。シーズン7も前半が終わりました。今回のシーズンはドラマとはいえ一話目で数日間は凹みましたね。まだモヤモヤしてます。
貧血になるシーズン前半でした。デッドファンは「もう見るのやめようかな…」とか言いつつ、なんやかんやで見るんですね。
後半は2月に13日スタート。なんやかんやで早く続きが見たい。

レンタルは勿体ないし最速で見たいから、「dTV」 「hulu」で見ていますが、昼間は子供が占領してアンパンマンを見ています。
dTVは月々500円だから、Wi-Fi環境さえあれば レンタルよりもかなりお得ですね。
てことで、まだ見てない方はぜひゾンビで年越して下さい(笑)。どっちも無料期間あります。



PC作業してる時は画面の片隅でいろいろ視聴してるんですが、ほぼ垂れ流し状態で内容も入ってきません。何かしら音が欲しい感じなんですね。昔見たドラマとか映画とか内容を知っているアニメくらいが調度いい感じです。

でもhuluオリジナルの『代償』というドラマ。小栗旬と高橋努が出てるんだけど、面白くてつい見入ってしまいました。
これがまーー、ドス黒い。暗い陰鬱なドラマ。こんなのが好きな僕はやっぱり根暗な人間なのかな(笑)。

小栗旬も演技上手いと思うんだけど、高橋努のサイコパスな演技がヤバイのです。ゾッとした。そっち系も好きな方にはオススメです。

ダメな方はクリスマスに向けて「ラブ・アクチュアリー」でも見てましょう。10年以上前の映画だけど、出だしからいい映画だなーって思えるはず。



 

  

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人を癒せる言葉


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ポジティブな人だけが誰かを癒せるわけじゃなく、

前向きな言葉だけが人を救うわけではない。

ネガティブな人だから共感し合えたり、

後ろ向きな言葉にホッとすることもある。

いつまでも立ち止まってはいられないけど、

長い人生そんな時くらいあっていいと思う。

 


 

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最後の撮影会


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フィルムトイカメラ教室の一期生と二期生、最後の撮影会はどちらもカモメフィーバーになりました。こちらは二期生での撮影会。
これを最後に持って来るあたりは「さすが先生やなー」と、誰も言ってくれないので僕が変わりに言っておきます。撮り運ならぬ、鳥運。昔からこれだけは持ち合わせています。
本物のウンは生徒さんが餞別代わりに浴びていました。

僕はコスモスを撮ってたら頭に落とされたことあります。どこにも鳥なんていなかったのに。きっとかなり上空から狙い射ちしたんでしょう。サイズも大きくて、ハリセンで思いっ切り叩かれるくらいの衝撃でした。『バチーーン』っていいましたもん。

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ウンは置いといて、カモメとの友好の印はかっぱえびせん。
ちなみに、人に慣れているカモメは距離がめっちゃ近いです。この子たちは慣れるのに少し時間がかかったけど、しっかりと手からも食べてくれました。ちょっと塩味がキツいかもしれないので、出来れば赤ちゃん用のかっぱえびせんの方がいいのかもしれないです。
遊覧船で売られているカモメも餌は、もっと味の濃いスナック菓子でしたけどね。

やめられないとまらないのは、カモメも撮影者も同じ。トイカメラで撮るのは難しいんだけど、理屈抜きでとにかく面白いです。

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お、さっきまでここに居たな。キラーン。

 


 

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あっちこっち境界線


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こっち側は撮影に集中していて、あっち側はボールに集中している。近い距離でも捉えようとしているものは全然違います。
何気に、そういった境界線を写真に入れるのが好きだったりします。
光と影、プラスとマイナス、幸せと不幸、喜びと悲しみ。共存しつつも、きっとどこかに境界線があるんだなって。それを探すのが好きです。

てことで、色味も雰囲気もお気に入りの一枚です。ヘンテコ色になるフィルムにカラーフィルターを使って撮影しました。赤い落ち葉は実は銀杏です。

大阪ではフィルムの教室をやっているのもあって、個人レッスンはデジタルが多かったですが、最近はフィルムも増えて来ているので嬉しいです。

 

カメラの個人レッスン

toylesson

 

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LOMO LC-Aで連続写真


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多重露光はある種、永遠に実験になりそうですが、この写真もそうです。
すべり台の階段を登って、降りて来る二重露光ですね。
ま、遊びですがなかなか不思議でしょ。

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ちょっとした連続写真にも見えますが、まだまだ実験段階。
重なり方が少しズレてます。

上下分けて撮影しているんですが、LC-A+を三脚に付けちゃうと多重露光のスイッチ(MXレバー)が使えなくなります。雲台が邪魔なんですよね。
てことで、ちゃんと撮る為の部品が必要だなぁ。

って、LC-A+持ってない方は意味不明ですよね。

 


 

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『写真が上達したなー』と思える写真


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あくまで自分の中では、ですが。
特に構図に奇をてらったりもせず、被写体にこだわらず、そこの光と空気感だけをおさめる。昔の写真にはこういうのがなかったんですよね。人とは違う目線、視点、色にもこだわっていましたから。

いつかトイラボさんのコラムでも『正面から撮ると良い』と書きましたが、こういう写真が自然と増えてきたなぁって。

で、「あ、上達したかも」って。

撮り続けている限り誰だって上達はしていきますよね。ただ、それはやり始めた頃よりも緩やかになっていく。
だから、いろんな撮り方をして、カメラやフィルムを使って、勉強したり、失敗したり、実験したり、比べたり、工夫する。
それが全部肥やしになって、いろんな写真が撮れるようになって、自分だけの世界観がより構築されていくものだと思っています。

やっぱりどんなことでも上手くなるのは時間がかかりますよね。
もっともっと、一途にやっていかなくちゃなぁ。


 

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写真で悩んだこと


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写真で悩んだことはあまりありません。僕は『超ポジティブです!」って人間ではないけど、写真世界の中だけではかなりポジティブだからかもしれない。だから落ち込むこともありません。

ただ一つ。いつか書いたかもしれないけど、フィルムをまとめて現像して、全部良い感じの時もあれば、逆に全部いまいちな時があります。

この原因はいつまでたっても分からない。

撮影場所もいろいろなのに、好不調の波があります。これはデジタルでは感じないもの。
それは人に見せると同じレベルの写真かもしれないけど、自分の中ではちょっと違う。

撮影後の期待値もあるのかな。

でもこれがあるからフィルムの虜なのかなと思っています。上下の振り幅があるからこそ、良い写真が撮れるとテンションがギュンと上がるんですね。

ずっと幸せだと、幸せなことに気付けなくなる、みたいな。

 

「良い時も悪い時もある。フィルムカメラって人生みたいだろ」って。

人生は悩むより行動。
写真も失敗したり上達しないって思っても、撮りに出かけましょう、と。

 


□ 2017年1月スタート『フィルムトイカメラ教室四期生』募集中。

 

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写真とアートの関係


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日本では写真は『記録』するもの。『アート』の位置付けにしている方はほんの一部です。カメラが身近になって趣味で写真をやる方も増えて、『アート』寄りになっていくかなと思いきや、みんなでワイワイと楽しむ『趣味』枠な気もします。

『記録』としてはブライダルなどで需要がありますが、高いお金を出して写真を購入する、なんてあまりありません。
日本には名だたるカメラメーカーがズラリ、なのにね。

 

アートな写真とは?

それがそもそもなんぞや?ってことですよね。考え方や捉え方は人それぞれだと思います。
加工でシャドウを出して明暗差を無くしたり、ハイライトを無くしたり、彩度バリバリにあげたものが一見アートっぽく見えるかもしれないけど、それは撮った後の加工ですからね。ある意味ではアートから一番遠いかもしれない。

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自然を撮るなら運や粘りや行動力があればキレイな写真は撮れるかもしれない。でもその行動力は評価されても、映し出されたものは自然の美しさであって、アートではないかもしれない。

コスプレとかだと、コスプレそのものがアートに近いですからね。アートを撮っているようなものです。

否定したいわけでないですが、結局どう撮っても目の前にある真実ですからね。そこは絵とは違う。
アーティストが50名ほど集まる年末のイベント、「ボダイジュエキスポ」に毎年参加していましたが(残念ながら今年も開催はされません)、写真家なんてほんの数名。5名もいなかったかな。アートとして作家活動している方が少ないんですね。

考えても「アートな写真とは?」の答えは分からないです(笑)。
なんとなく思うのは、写真を見た瞬間キレイとか可愛いとか思うより先に、ハンマーで脳天をゴチーンとやられたような衝撃を受けるものなのかなぁと。

僕ごときがそれを述べるのもおこがましく、ハッキリとした答えも分かりませんが、そこを目指してはいます。

 

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