写真はあえて足し算


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この写真を見たとき、昔の自分っぽい切り取り方だなって思った。
今ならこの花壇の石の部分を見せないように撮っている気がする。

写真は引き算と言われている。でも引き過ぎてもつまらない。引く前の構図って一番個性が出ている。
…ような気がする。

引いた写真は洗礼されてるけど、日常的ではなくなっていく。

最近は被写体を引きながら見ているので、たまには足してみようかな。

 


 

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かつて『AGFA ULTRA』という伝説のフィルムがあった


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先日書いた、「何かをはじめるのに遅すぎることなんてない」ということ。
逆に言うと『はじめるなら早い方がいい』ですよね。
ずっとやりたいって思っていることがあったら、それを思った時に始めていれば、きっと今頃それを楽しんでいますからね。

早い方がいい理由として、今しか出来ないこともあります。
フィルムはあとどれくらい生産されるか分かりませんが、もっと早くはじめていれば、もっと色んなフィルムでも撮れていたんだなーって思うことがあります。

いまもまだ、カラーだけでも20種類以上のフィルムがあって、それぞれ発色や柔らかさは違います。
だけど、10年後は5種類になっているかもしれない。
フィルム大ブームが来て歴代のフィルムが軒並み復活とかを希望しますが、もうモノクロしか残っていないかもしれません。

パノラマA01たとえば、もう生産終了したコダックのリバーサルフィルム。これでクロスプロセスするとド派手になります。
強烈な青空です。雲の存在感のある夏との相性は抜群でした。

パノラマA02こちらは今は無き伝説のネガフィルム、AGFA ULTRA100。ネガなのに鮮やか。そして柔らかい。気持ちいい青空ですよね。蜷川実花さんも使われていて、僕が一番好きなフィルムでした。

このフィルムが普通に売られていた時代もあるんですよね。もっと早くフィルムをはじめて、ちゃんと勉強していたら良かったなーって思っちゃいます。

でも、このフィルムたちを知っているし、使ったことがあるし、いい写真もたくさん撮れました。なんて考えると、やっぱり早いにこしたことはないですね。

とにかく。僕はこれからも、目一杯フィルムを楽しんでやろうと思っています。

興味のある方は絶対に今やるべきですよー。

 

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やっぱり持っておくべきカメラ


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撮影の時は被写体の周りをグルグルしたり、空の青さや雲の位置を見たり、しゃがんだりして、視点を変えながらピキーンをきたらシャッターを押します。

でも「とりあえず撮る」。というやっつけ撮影もあります(笑)。上の写真がそれですね。やっつけてるのにこの描写。これこそLC-Aだなーって感じ。絵画ちっくでいいですよね。デジタルで加工した時の鮮やかさとは違って、嫌みがない気がします。

最近はデジタルで撮ることが多いけど、だから余計にフィルムの良さを実感出来ます。

LC-Aはワークショップ用も兼ねて、我が家には7台。
最近1台ダメになったので、新たに2台購入。

その中から一台を、カメラショップにて販売します。モルト交換して、革を張り替えて、露出を調整して、レンズ部分も一度外してキレイにしています。

とりあえず、ワークショップ用に使用する為に、新たに手に入れないと販売は出来ないかもしれないので、いつか欲しいと願っている方は今こそですよー。

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雨樹一期 CAMERA SHOP

LC-Aは日本や海外のオークションで購入したりするのですが、50%の割合で壊れてますね。動作確認済みと実写は違いますし、やっぱり作りが荒いのかな。故障まではいかなくても、巻き送りや露出の不具合が多いです。でもお陰でかなり分解して整備、修理出来るようになりました。直せなかったLC-Aは部品取りに。

ちなみにLC-A+の方は直せません。というかかなり直しにくいです。分解しても触らせないような構造になっているんですよね。LC-Aで触れた部分が頑丈に隠されているんですよね。

・修理 ¥5,000

 


 

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夜な夜な意味不明で猫をどけながら完成


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僕は作家用のサイトと、事務所(仕事用)のサイトと2つ持っています。更新が面倒くさいので一つにしたいけど、情報量がありすぎてどうにもならない。

いまやスマホの時代。Googleさんも『スマホ対応のサイトなら検索で優位にしまっせ!ウケケケケェー』、と言っている。しかしながら、僕はどちらも対応出来ていない。
せめて仕事用のサイトをスマホにも対応させたい。表示だけが自動で変わるレスポンシブサイトにしようにも、もともとスマホを意識しては作ってなかったので、デザインも崩れるし、ちょっと無理。

ということでスマホのサイトを別に作って、スマホからのアクセスがあればそちらに。PCからは今まで通りに、という形にすることに決定。元々あるサイトなので、スマホサイトもほぼ一日で完成。
PCは『http://amaki15.photo』なので、『スマホサイトを『http://amaki15.photo/sp/』でアップ。
スマホからのアクセスがあると、spの方にリダイレクトするように設定。

設定、なんて簡単に書いているけど、やり方が分からない。
どうやってやるのか調べまくると、サーバーに「.htaccess」というファイルを作って、そこにリダイレクトするよう記述すればいいとのこと。

さらに、検索でどちらのサイトも引っかかってしまうとGoogleさんにイメージ悪いみたいなので、この2つは同一サイトだと認識されるように、それぞれのindexにも記述。

なんて調べまくっていると、猫が邪魔をしにきて、キーボードに「っつあうたたたたtっytyっった」とか打ってマウスの上で寝転ぶ。どけてもエンドレスで続く。
どけて打たれて寝転んでを繰り返し、意味不明な言葉たちに翻弄されて、発狂しながらどうにか完成。後は微調整。

てことで、誰にも役立たない、自分の歴史の為に書いた記事です。

次からはWordPressでサイト作ろうかなぁ。

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LC-Aの絞り調整方法


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LC−Aのボケ味が好き。この写真のようなうっすらボケにも独特の味がある。
絞りはオートなのでF値は分からないけど、単純に暗い場所だと開放の2.8で撮って、明るい場所だと16で撮影しているのは分かる。

これを撮ったのは日中。感度設定は100。となるとF8か11くらいかな。
絞りは決めれないけど、ボケが欲しいなら低感度フィルムを使う方がいい。
逆にピントが合わない方は高感度フィルムを使えばいい。F16で撮影されるので、全体にピントが合う。多少の誤差も大丈夫。

ちなみにLC-Aには絞りのレバーがあるんだけど、これを自分で決めてしまうとシャッタースピードが1/60になる。結局A(オート)に合わせるしかなくってあまり使えないので、LC-A+ではレバーがなくなった。

ピント合わせのみで気軽に撮れるのが利点のカメラ。
とはいえ、絞りくらいは自分でその都度決めたい気持ちもある。

全部マニュアルで決めることが出来る『LC-A+’』みたいなの発売されないかな〜。

 

 

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レッドスケールフィルムの制作と空掘商店街


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フィルムトイカメラの教室でレッドスケールを制作して、空掘り商店街で撮影会。

レッドスケールとはロモグラフィーが販売していたフィルムですが、赤〜オレンジの特殊な発色をします。これはフィルムの裏表が逆になっています。
つまり、表に光を当てて像を出すのを、裏に光が当たるように詰め替えられたフィルムです。
自作も出来ちゃいます。

5月くらいに東京でこれのワークショップも考え中です。
多重露光もやりたいし、連日にしようかな。

このレッドスケールも、使うフィルムによって若干の違いが出てきます。ほぼほぼ、この赤やオレンジ系になるのですが、ロモグラフィーの「LomoChrome Turquoise XR 100-400」だけは以下のように青系に転びます。
普通に使えばゴールデンカラーになる特殊なフィルムですが、裏返しても特殊でした。

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ちなみに一枚目の写真は、「Revolog」のkolorというフィルムで制作しました。これも特殊なフィルムで、はじめから着色されており、普通に撮っても赤や青やオレンジに変色します。

フィルムスワップと同じく、こういう部分がフィルムならではの楽しさですね。

 

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タイミングという言い訳


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どれだけ考えて準備しても失敗する時はある。
上手くいかないことだってある。
考えることは大切だけど、それじゃ前に進めない。

だからもう動き出そう。

タイミングなんて恐怖心を隠す為の、ただの言い訳なんだから。


 

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LC-Wideな世界とKodak Pro Foto XL100


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近所をお散歩。最近はトイカメラでも撮る機会が増えました。春になったらもっと遠出したい。桜と一緒に撮るのも楽しみ♪ 

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ボール発見!?

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久しぶりにLC-Wideを使うと、やっぱりこの広角の世界にはまってしまう。

フィルムはコダックの『Pro Foto XL100』。
もう販売はされていないんですが、色味も柔らかくて好きなフィルム。

好きなフィルムからなくなっていくこの感じ、やめてくんないかなー。


 

 

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写真を長くやっていると、はじめた頃の気持ちからも遠ざかってしまう


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LC-Aをはじめた当時は、あまり写真の知識がなかったです。
それでもどうにか撮れていたりします。当然、知識がないゆえの失敗もたくさんあります。
露出も詳しくは知らなかったし、ブレ写真もたくさん。ピントも甘い。背景に余計なものが写り込んでいる、などなど。
フィルム空回りしていて一枚も撮れていなかったこともあります。

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写真を長くやっていると、始めた頃の気持ちからも遠ざかってしまいがちです。昔の写真は下手くそだけど単純に楽しそう。夢中になっているなーってのが分かります。知識がない分、空気感を大切にしています。きっと。

その写真をみて、『いまならこういう風に撮るなー』とか、『なんで手ぶれしてるんだ』とか、いろんなことを思うかもしれない。つい、悪い部分に目がいってしまう。
でも、そんな『見た目』ではなくって、撮っているときの気持ちを考えてみるのも必要だと思う。

それは自分の写真に限らず。誰かの写真を見るときも同じ。上手い下手だけではないですよね。
そういう視点が感性を磨いていくんだと思います。

ていうか、楽しんで撮った写真にケチ付けるとか野暮ってなもんですね。


 

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写真家のアドレナリン


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結局、家の近辺はほとんど雪が降らず。当然積もらず。
被害がなにもなかったのはいいことなんだけど、娘に初雪を体験させてあげたいなーって思っていたので、ちょっと残念。

てことで、雪の写真は撮れなかったので、数年前に積もった時に撮った写真を。

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雪の中の撮影はさすがに辛いけど、テンションは高いので耐えられる。
大袈裟だけど、写真家のアドレナリン?

娘に雪を見せれるのはまた来年かなー。


 

 

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