芸術とは、最も美しい嘘のことである


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ドビュッシーの言葉です。いいですね。僕にとっては写真も芸術ですから。
本人は『音楽は』、ってことで言ったのかもしれませんけどね。音楽や絵画は架空のものを創り出せるけど、写真は存在するものに限られてしまう。
でもそこに縛られなくてもいいや、と。

ちゃんとした写真だけが写真じゃないですよね。クロスプロセス現像で現実離れした色味にしたり、多重露光という嘘の写真もいいじゃないかと。

『そんなの写真じゃない』、と言う方もいるかもしれません。
でも、写真の定義って『穴やレンズを通して光を感光剤に焼き付け、現像処理をして可視化したもの』です。この写真は空と観覧車の多重露光をクロスプロセス現像したもの。定義からはズレていませんし、Photoshopで合成したわけでもありませんからね。

ま、ちゃんとした写真って何なんだって聞かれても正直良く分かりませんし、人によって変わるもの。
そもそも、見たままを撮るのって難しいんですけどね。

何が言いたいかって、写真世界って『こうでないとダメ!』って言う方が多いけど、どう表現するかは自由です。真実を伝えるための写真だけでなく、美しい嘘の写真があってもいいですよね。

 


 

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