個展のテーマ「ヒカリのキセキ(光の奇跡)」について


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ぱっと見、前回と同じタイトルになっていますが、今回は光の「軌跡」ではなくて「奇跡」について。

安価なカメラを使うことが多いこともあり、カメラの裏蓋が空いてしまって、光漏れしてしまったことがあります。 真っ白になる部分もありますが、像が残る部分もあります。それはそれで面白い写真になるなーと思ってい ました。
そこで、自らフィルムを光漏れさせようと思いつき、撮影済みのフィルムを暗い場所で全部引っ張り出し、光 を当てながら少しずつ巻き取ってみました。光を当て過ぎると真っ白になります。目に見えない光を調整する ことは難しいですが、一部が黄色や赤色に染まったり、フィルムの穴(パーフォレーション)が写り込んだりと、 偶然が描く光の奇跡に出会えることもあります。

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個展のテーマ「ヒカリのキセキ(光の軌跡)」について


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今回のテーマは光のキセキ(軌跡と奇跡)。
確かなものと不確かなもの。計算したものや、テクニックを使ったもの。偶然の産物。写真はしっかりハッキリ撮るものかもしれないけど、曖昧さもそんな悪くないです。
フィルムならではの遊び心も詰め込んだ写真展になっています。 

光の軌跡について。

写真を撮るということは、格好付けて言うと『光を使ってフィルムに絵を描くこと』です。光がないと写真は撮れません。光量を調整することで、ふんわりした写真にすることも出来れば、ダークな写真にすることも出来ます。

単純に順光で撮る方が空は青いです。逆光で花を撮ると花びらが透けて見えます。日が傾いて来た時間は影がすーーっと伸びて、被写体は眩い光に照らされて輝きます。夜になれば太陽から月へ、電灯や車の光に変わります。

光がどの方向にあるか、影がどこに落ちているか。
光を追いかけて、その軌跡を描きました。

 

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期限切れのフィルムについて


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光漏れに引き続き、期限切れのフィルムを使用。

フィルムには期限というものがあります。食べ物と同じです。期限を過ぎると味が落ちるように、フィルムは色味が落ちます。ザラ付きも酷くなります。この写真はかなり期限が切れちゃった状態ですね。もう少し色が残ってくれたらなーという感じ。
どれだけ劣化しているかなんて分からないので、博打要素もあります。

ネガフィルムなら2年くらい期限が切れていてもほぼ大丈夫です。リバーサルフィルムなら1年くらいですね。リバーサルの方が劣化が早いです。
また、保存状態によっても随分変わります。真夏の炎天下の車の中に置いていたら一気に劣化してしまいます。期限内でもダメになっちゃいます。
なので、購入後は冷蔵庫などで保存しておくのがいいですね。

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僕は冷凍保存しているフィルムもたくさんあります。
どれだけの効果があるのかは分かりませんが、単純にその方が劣化しないだろうという考えですね。撮影前日に冷蔵庫で解凍して使用しています(笑)。

今は一人暮らし用の小さめの冷蔵庫をフィルム専用として使っています。100本以上はあるかなー。今や貴重なフィルムもたくさん。僕にとってはカメラよりもお宝かもしれません。

 

 

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あなたは昨年フィルムを何本使いましたか?


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「毎日写真を撮っているんですか?」と、聞かれることがあります。でも正直、毎日は撮っていません。
フィルムとなると週に1〜2回、なんてこともあります。外出する時は鞄には絶対入れていますが、撮らないまま帰宅なんてこともあります。
デジタルは家で子供撮ることがあるので、ひっくるめるとほぼほぼ毎日撮ってはいるかもしれませんけどね。

 

一年のはじまりに、「昨年はフィルムを何本撮ったのか?」などを計算しています。ついでに撮った写真全てを見直して、月ごとのベストも選んでいます。

前置きが長くなりましたが、その結果をトイラボさんHPで連載中の新年一発目コラムとしてまとめました。
どのカメラで何本か、現像種など、2013年からのデータと照らし合わせながら紹介しています。フィルムをはじめた頃は年間で300本くらいは撮っていましたが、ちゃんと仕事になってからは減っちゃいましたね。

コラムの最後には横浜WSでの参加者の写真も掲載させて頂きました。

 

トイカメラの教科書第59回「2016年月別セレクション

 

 

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無料と有料の違い


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無料でいろんなものが手に入る時代、という訳ではないのですが、そう思ってしまう時代ですよね。ネットで調べたらたいていのことは分かります。
ここ数年は「教える」という仕事がかなり多いのですが、かといってブログやコラムでも出し惜しみはしていません。写真の知識や撮り方などもバーンと全部書いています。この続きは教室で…みたいなことはやってません。

個人レッスンでは無料の体験レッスンもやっていますが、内容は有料と大差はありません。9割くらいはそのまま有料のレッスンを受けて頂いています。コレより先を知りたければ有料になります…なんてことも言いません(笑)。
ただ、無料のレッスンの1時間程度で写真を全部教えるのは不可能なので、結局は『先を知りたければ…』みたいなものかもしれませんが(笑)。いずれにせよ出し惜しみするなんてことはありません。

なぜかというと、文字だけで見るのと、実際に対面で伝えるのとは雲泥の差があるからです。無料に価値がないのではなくって、有料にさらに大きな価値があると思っています。
これは学ぶ方の心構えも全く違います。お金を払っているんだから頑張る、となります。
習い事すべてに共通していることですが、その場で分からない部分も聞けます。教える側としても、「あ、ここが分からないんだな」って思ったら、そこを重点的に話したり出来ます。


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物事を知るにはA→B→Cという順序があります。Cを知りたいのなら、ABは必要です。
ABCを知らずにDやFが出来ないという方も多いのですが、ABCと順番に教えていくとDがすんなり頭に入ります。
そういうピンポイントな悩みはネットには載っていませんからね。
Dを調べようとしても、専門用語まみれで混乱してしまいます。何より、書いていることもみんなバラバラです。

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人の悩みを解決出来ることは、僕としてもとっても嬉しいです。全員に100%満足して貰うことは難しいけど、そう出来るように努力はしています。だから、どんな些細なことでも、どれだけ初歩的なことでも、何度でも聞いて貰える方が嬉しかったりします。レッスン後はメールで質問に答えたりと、アフターフォローもやっています。

写真は覚えていくほど、出来ることが増えて行くほど、どんどん面白くなります。外に出て行くことも増えるので、前向きになれることもあります。そんな楽しさも伝えたいです。

 

 

カメラの個人レッスン

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写真を楽しむ秘訣


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プロ・トイカメラマンとか名乗っているので、写真もお遊びっぽく、ゆるゆる写真?なんて思われがちですが、ピントを合わせることは構図よりも大切にしています。変な言い方ですが、フィルムだろうがデジタルだろうがちゃんとした写真も当然撮れます。
でもデジタルだけで撮影されている方に比べると、多重露光やクロスプロセスや光漏れフィルムなどなど、確かに遊んでる部分はたくさんあります。

* 過去記事「写真はピントが命?」

 

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ピントを大事にしているけど、偶然撮れたボケボケブレブレ写真がいい感じ、というのもあります。失敗だろうが狙ってなかろうが、自分が撮った写真に間違いありません。大小はあるけど、心惹かれた被写体だから好きな写真になることも多々あります。

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ここでも何度か書いているけど、写真をやめたいと思ったことも、悩んだことも、撮っていても楽しくないと感じたことも、撮れなくなったこともありません。
写真繋がりの人間関係に惑わされることもほぼありません。人それぞれスタイルがあると思いますが、僕も僕が思うように楽しく撮っています。だから人に何かを強要することもありません。
それなりに先生をやってきて色々教えているのに、先生っぽくないと言われますが(笑)、『写真は一生続けていける楽しいもの』って感じてもらうことを一番に考えています。

写真を楽しんで、ずっと好きでいれたら、ちょっぴり人生がゆたかだよ、って。それさえ伝えきれずに、教室が終わったら写真を撮るのもやめてしまう。なんてことになるのが一番アカンやんって。だから、楽しんでいる姿、そして上達していく写真を見るのがとにかく嬉しいです。

「こんな写真ダメだ!」「こんなの写真じゃない」なんて考えは排除して、今日の写真くらい緩〜い柔軟性でもって楽しむ。それが写真をとことん楽しむ秘訣だと思ってます。

 

 

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再販するコダックのリバーサルフィルムについて


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朗報ですね。吉報ですね。とにかく嬉しいニュースです。
2012年に販売終了したKodakのリバーサルフィルム「エクタクローム」が年内に販売再開とのことです。日本では未定ですが、おそらく入って来るでしょうね。海外から購入してもいいですね。その方が安いです。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1037896.html

エクタクロームについては僕は数本残っていて冷凍保存していますが、使うたびに在庫が無くなっていくので(当たり前や)、その度に心が寂しーくなっていました(笑)。

で、エクタクロームと書いてるけど、何種類からあります。パッケージの感じだとエクタクロームのE100Gかな? 一番人気のあったE100VSかな?

エクタクロームは個人的にはクロスプロセスで使いたいフィルムです。やっぱりクロスした時のド派手な発色は他にはありません。E100GやE200だと青味が強くなる感じで、E100VSだと青〜緑系。EPPだと全体的な色彩が派手になるので大好きでしたね〜。

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せっかく復活するのにクロスプロセスで使うって邪道ですって? うん、邪道ですね。普通にリバーサル現像するのも好きですが、クロスの現実離れした派手さも好きなんです。
再販されたら教室やワークショップでも堂々と紹介出来る。

何にしろ、フィルム人気が高まっていることは嬉しいし、有り難いですね!
アグファのULTRA100も復活して欲しいなー。

 

 

カメラの個人レッスン

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大阪の聖地は期限切れ!?


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ここは新世界。大阪の聖地ですね。通天閣に串カツ。そして大阪のキャラが勢揃いしています。ここに行けば、ザ・大阪に会えるはず。ワンカップを持ったおっちゃんに話しかけてもらえます!
仕事でフレンチブルドッグの撮影した時は何人の方に話しかけられたことか。宅配便の仕事中のおっちゃんも「うちも飼ってるねん」って感じで写メを見せてきましたからね。
レトロでごった煮なお店が並んでいます。面白い街です。

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この日は期限切れフィルムでの撮影会。
フィルムには期限があって、それを過ぎると色味が悪くなったり、ザラザラが強くなったりします。ノスタルジー感も増すので、新世界とマッチしますね。

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明るい部分や暗い部分も潰れがちですが、こんな楽しみ方が出来るのもフィルムの面白さですね。

 


□ 2017年スタートの「フィルムカメラ教室」

■「フィルムトイカメラ教室大阪(四期生)〜初級クラス」詳細・応募

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写真の一番の上達法とは。


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フィルムで撮りまくっていた頃の多重露光写真。いまも、もちろん人よりはたくさん撮っているんだけど当時ほどではないです。デジタルの割合が増えた、というのもあります。

フィルムの個人レッスンに熱心な生徒さんがいて、女性なんですがめっちゃたくさん撮っていて、「あ、僕もこんな時代があったなー」って思いました。
毎月レッスンの際にたくさんの写真を見せてくれます。前回は100枚以上持ってきてくれたかな。はじめは見せることにめっちゃ緊張されていたみたいで。僕もそれなりに先生をやってきていたからか、そういう気持ちを少し忘れていました。今なんて、人に写真を見せる時は緊張ではなくって「ドヤっ」ですからね(笑)。ただただ反省です。
人の写真を見る時も、もっと緊張感をもたなくちゃダメですね
教えている側なのに、いろいろと気付かされる部分があります。

超初心者からはじまってまだ半年くらいなんだけど、上達が早いなぁと感じます。見せて頂いた写真は荒削りなとこはもちろんあるけど、いいなと思える写真もあるし、自分でいろいろと実験もされているし、来年くらいには相当上手くなっていそう。

で、気付いた。というよりやっぱりそうだと思った上達法です。

 

上達するには?

数を撮る

やっぱり、何よりも数ですよね。たくさん撮ることです。活躍されている絵描きさんは誰よりも描いています。スポーツなど、どの分野でも同じことですよね。単純にどれだけ向き合っているかです。
「ちょっと気持ちが乗らないから撮らないでおこう」ってなると、上達から遠ざかったと思ってもいいかもしれません。
そこは人によってペースが全然違うので、もっと撮れー!なんて強制するとかはありませんけどね。
撮り続けていくと『なかなか上達しない』という悩みに辿り着きますが、それは上達した証です。上達したから見えるものが出て来た状態です。でも、たいして撮らないのに「なぜ上達しない?」というのは悩みでもないですね。撮っていないだけ。

たくさん撮る人と、たまにしか撮らない人ではアンテナが全然違います。最近撮ってないなーって感じたら、一日にどんな写真でもいいから一枚だけ撮る、これをやることでもそのアンテナがずっと張られている状態になるのでオススメです。感度があがります。

プリントをする

先ほども書いたようにプリントをすることも大切ですね。見せる場があるのなら、勇気を出してさらけ出しましょう。もちろん自分自身の中でも、データ上(PCやスマホ内)では気付かない部分も見えてきます。形に残して行くのも大切です。
先生の立場でもプリントされた写真がたくさんある方が教えやすいですね。相手の傾向というんですかね。何と向き合っているか、どんな写真を撮りたいと思っているのか、そして欠点などにも気付くことが出来ます。フィルムで36枚撮って、その中からいい写真だけを見ることが多いけど、全体を見ないと見えて来ない部分って絶対あるんですよね。

後はね、僕が言うのもなんですがちゃんと誰かに教えてもらうことです。良くも悪くも撮り方などの書籍はいろいろ載り過ぎなんです。超初心者はどこから読んでいいのか分からない。自分が何を分かっていないかも分かりません。質問しても本は答えてくれません(笑)。肝心な部分をすっとばしてしまうこともあります。
ただ、先生によって教え方もバラバラだし、相性もあります。まずは「ステキ」「こんな写真撮りたい」と思えるかどうかです。でも、大昔にお会いした写真家さんで、写真はステキなのにめっちゃ偉そうで小馬鹿にしまくってくる人もいました。
言えることは、先生の方が経験も知識もテクニックも上なんですね。出来れば、感性についても上だと感じる方がいればいいですね。

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と、偉そうに書いてしまいましたが、最も単純な上達法だと思います。
よっぽど才能があれば別かもしれないけど(笑)、結局は努力なんですね。

聞いたこと、学んだこと、失敗したことはしっかりとメモを取ることも大切だと思います。セミナーなどで聞いたことなんてすぐに忘れちゃいますからね。メモを取ると記憶に残りやすいし、それを見るだけでも思い出しますよね。


 

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僕くらいカモメ使いになると、の話


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僕くらいカモメ使いになると、好みの距離にカモメを呼ぶことが出来ます。
僕くらいLC-Aを使えるようになると、カモメがどの距離にいても目測である程度ピントを合わせることが出来ます。

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